糸リフトと顔の脂肪吸引はどっちが小顔に向いている?効果と適応を徹底比較
本記事は、糸リフトと顔の脂肪吸引の効果・適応・ダウンタイム・料金相場・併用の是非を詳しく解説します。
糸リフトとは何か?どんな悩みに向いている?
糸リフトとは、医療用の特殊な糸を皮膚の下に挿入し、「コグ」と呼ばれるトゲで組織を引っかけてたるみを持ち上げる施術です。切開を必要とせず、こめかみなどに1〜2mmの小さな穴を開けるだけで施術できます。
主な適応は、口横・フェイスライン・頬のたるみです。皮膚を物理的に引き上げるため、リフトアップ効果が即座に実感しやすいのが特徴です。また、糸を挿入する際の刺激でコラーゲン・エラスチンの産生が促され、肌のハリ・艶の改善も期待できます。
糸リフトの種類と持続期間の目安
糸の素材によって持続期間が異なります。代表的な種類は以下のとおりです。
- PDO(ポリジオキサノン)糸…約6〜12か月で体内に吸収。最も普及しており、安全性が高い。
- PLLA(ポリ乳酸)糸…約1〜2年かけて吸収。コラーゲン産生促進効果が高い。
- PCL(ポリカプロラクトン)糸…約2〜3年と持続期間が長い。
一般的に糸リフトの効果持続期間は数か月〜約2年とされており、永続的な効果ではありません。効果が薄れた後は再施術が必要になる点を理解しておきましょう。
顔の脂肪吸引とは何か?どんな悩みに向いている?
顔の脂肪吸引とは、カニューレと呼ばれる細い管を耳の裏などの目立たない箇所から挿入し、皮下脂肪を物理的に除去する施術です。脂肪細胞そのものを取り除くため、リバウンドしにくい半永久的な小顔効果が期待できます。
主な適応部位は頬・あご下・フェイスラインです。脂肪細胞の数は成人以降ほぼ増えないため、吸引で除去した部位は太りにくくなります。ただし、暴飲暴食など極端な生活習慣の乱れがある場合は、残存する脂肪細胞が肥大化してリバウンドするリスクがあります。
顔の脂肪吸引で期待できる効果と注意点
- 効果…脂肪を物理的に除去するため、ダウンタイム後から顔痩せ効果を実感しやすい。
- 持続性…脂肪細胞を除去するため、効果は半永久的。
- 注意点…たるみを引き上げる効果はなく、皮膚の収縮力が低下している30代以降では術後にたるみが生じる可能性がある。
- ダウンタイム…腫れ・内出血が1〜2週間程度続くことが多い。圧迫固定が必要な期間もある。
糸リフトと顔の脂肪吸引の効果の違いは何か?
2つの施術の最大の違いは、「たるみを引き上げる」か「脂肪を取り除く」かという根本的なアプローチの差にあります。
糸リフトは皮膚・組織を物理的に引き上げるため、たるみによるフェイスラインのぼやけや頬の下垂に効果的です。一方、顔の脂肪吸引は余分な脂肪を除去することで顔の輪郭をシャープにしますが、たるみそのものを改善する効果はありません。
- 糸リフト…たるみ改善・リフトアップ・コラーゲン産生促進・肌のハリ改善
- 顔の脂肪吸引…脂肪除去・半永久的な顔痩せ・フェイスラインのシャープ化
どちらの施術も「小顔」を目指すためのアプローチですが、顔が大きく見える原因が「たるみ」なのか「脂肪」なのかによって、適切な選択が変わります。
年齢・肌状態によって適応はどう変わるか?
年齢や肌の状態によって、どちらの施術が適しているかは大きく異なります。
20代に向いているのはどちらか?
20代の場合、顔が大きく見える主な原因は脂肪・筋肉の発達であることが多く、皮膚のたるみはほとんどありません。この年代では糸リフトを入れても引き上げる「たるみ」がないため、効果が乏しいケースが多いです。
水の森美容クリニックの解説によると、同院で小顔整形を希望する患者様の8割以上が20代であり、この年代には脂肪吸引を主軸とした施術提案が適切とされています。20代でエラの張りも気になる場合は、咬筋へのボトックス注射を組み合わせることでさらなる小顔効果が期待できます。
30代以降に向いているのはどちらか?
30代以降になると、脂肪の蓄積に加えて皮膚のたるみ・コラーゲン減少が重なります。この年代では脂肪吸引のみを行うと、脂肪が減った後に皮膚の収縮が追いつかず、たるみが目立つリスクがあります。
そのため、30代以降でたるみと脂肪の両方が気になる方には、脂肪吸引と糸リフトの併用施術が有効なケースがあります。脂肪を除去することで組織の重みが減り、糸によるリフトアップ効果が持続しやすくなるという相乗効果も期待できます。
糸リフトと顔の脂肪吸引を併用するメリットとデメリットは?
2つの施術を組み合わせることで、単独施術では得られない相乗効果が期待できます。ただし、すべての方に必要なわけではありません。
併用のメリット
- より引き締まったフェイスラインを実現…脂肪除去+リフトアップの相乗効果でシャープな輪郭に。
- 糸リフトの効果が長持ちしやすい…脂肪が減ることで組織の重みが減り、糸への負担が軽減される。
- ダウンタイムが一度で済む…別々に受けるよりも回復期間を1回にまとめられる。
- 自然な仕上がり…脂肪吸引後の皮膚のたるみを糸リフトで補完するため、不自然な凹みや余剰皮膚が出にくい。
併用が不要なケース・注意点
- 20代・皮膚の弾力が十分な方…たるみがなければ糸リフトの効果は限定的。脂肪吸引単独で十分なことが多い。
- コスト面…2つの施術を同時に受けるため費用が増加する。必要性を医師としっかり確認することが重要。
- リスク・ダウンタイムの増加…施術範囲が広がるため、腫れ・内出血・痛みが強くなる可能性がある。
なる美容クリニック千葉の解説によると、顔周りのたるみがひどい場合は同時施術が満足度の高い結果につながるケースがあるとされています。一方で、水の森美容クリニックでは、20代の患者様に対しては脂肪吸引単独で十分な変化が出せると解説しており、不必要な糸リフトの追加には注意が必要な場合があります。
糸リフトと顔の脂肪吸引のダウンタイムはどれくらいか?
ダウンタイムの長さは、施術を受けるタイミングや生活スケジュールを考える上で重要な判断材料です。
- 糸リフトのダウンタイム…腫れ・内出血が1週間前後。引きつり感や違和感が数週間続くことがある。メスを使わないため比較的短い。
- 顔の脂肪吸引のダウンタイム…腫れ・内出血が1〜2週間程度。圧迫固定が必要な期間(1〜2週間)がある。仕上がりが安定するまで1〜3か月かかることが多い。
- 併用施術のダウンタイム…腫れや内出血が単独施術より強く出る可能性があるが、2回に分けて受けるよりも回復期間を1回にまとめられる利点がある。
糸リフトと脂肪吸引の組み合わせ施術では、施術後に一定期間の痛み・浮腫み・内出血・こわばりが見られることがあるとされています。術後の経過は個人差が大きいため、医師との十分な事前確認が必要です。
糸リフトと顔の脂肪吸引の料金相場はどれくらいか?
料金はクリニックや施術範囲によって大きく異なりますが、一般的な相場の目安は以下のとおりです。
- 糸リフト…1本あたり約1〜3万円、施術全体では約10〜50万円が相場。使用する糸の種類・本数によって変動する。
- 顔の脂肪吸引(頬・あご下)…約20〜50万円が相場。使用する機器(ベイザー等)や吸引部位によって変動する。
- 併用施術…合計で約30〜80万円程度になるケースが多い。モニター価格を利用することで費用を抑えられる場合もある。
料金はあくまで目安であり、カウンセリング時に医師から正確な見積もりを受けることが重要です。不必要な本数・施術を追加提案されていないか、医師に施術の必要性をしっかり確認しましょう。
失敗・後遺症のリスクと回避方法は?
糸リフトと顔の脂肪吸引にはそれぞれリスクが存在します。事前に把握した上でクリニック・医師を慎重に選ぶことが重要です。
糸リフトの主なリスク
- 引きつった顔になる…糸の特性に合わない施術や過剰な引き上げが原因。
- 凸凹・段差ができる…糸の挿入位置や深さが不適切な場合に生じる。
- 効果が短期間で消える…糸の種類・本数・医師の技術力によって持続期間が大きく変わる。
- 感染・炎症…溶けない糸は体内に残るため、感染リスクが高まる。現在は溶ける糸が主流。
顔の脂肪吸引の主なリスク
- 皮膚のたるみ…特に30代以降で皮膚の収縮力が低い場合、吸引後にたるみが生じる可能性がある。
- 凹凸・左右差…吸引量のムラや技術力不足によって生じる。
- 感染・出血…外科的処置を伴うため、術後管理が重要。
リスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師による正確な診断と適切な術式の選択が不可欠です。カウンセリングの段階で医師が直接診察を行い、悩みの原因を特定した上で施術を提案するクリニックを選ぶことが大切です。
東京美専クリニックでの糸リフト・脂肪吸引の特徴は?
東京美専クリニックでは、「正確な診断の下、適切な術式を、適正価格で患者様にご提案する」を信念に診療を行っています。カウンセラーを配置せず、最初から医師が直接診察・診断・治療提案を行う体制が特徴です。
糸リフトと顔の脂肪吸引のどちらが適しているかは、顔の脂肪量・皮膚のたるみ具合・年齢・骨格など個人差が大きく、画一的な提案では最適な結果は得られません。当クリニックでは一人ひとりの状態を丁寧に評価し、本当に必要な施術のみをご提案します。また、術後の不安に対応する24時間無料相談窓口を設置しており、ダウンタイム中も安心してご相談いただけます。
糸リフト・顔の脂肪吸引のどちらが自分に向いているか迷っている方は、まず医師によるカウンセリングで悩みの原因を正確に把握することが最初のステップです。東京美専クリニックでは、美容外科・美容皮膚科・形成外科を包括的に提供し、医師が直接カウンセリングから施術まで一貫して担当します。お気軽にご相談ください。
よくある質問
糸リフトと顔の脂肪吸引はどちらが小顔効果が高いですか?
悩みの原因によって異なります。脂肪が多い方には脂肪吸引、たるみが主な原因の方には糸リフトが向いています。30代以降は併用が効果的なケースもあります。
20代でも糸リフトは効果がありますか?
20代は皮膚の弾力が十分なため、糸リフトの効果は限定的なことが多いです。この年代では顔の脂肪吸引が主軸となる施術提案が一般的です。
顔の脂肪吸引後にたるみは出ますか?
20代など皮膚の収縮力が高い方はたるみが出にくいですが、30代以降では術後にたるみが生じる可能性があります。その場合は糸リフトとの併用が有効です。
糸リフトの効果はどれくらい持続しますか?
糸の種類によって異なりますが、一般的に数か月〜約2年程度です。PDO糸は約6〜12か月、PCL糸は約2〜3年が目安とされています。
糸リフトと顔の脂肪吸引は同時に受けられますか?
同時施術は可能です。特にたるみと脂肪の両方が気になる30代以降の方に向いており、ダウンタイムを1回にまとめられるメリットもあります。
顔の脂肪吸引のダウンタイムはどれくらいですか?
腫れ・内出血が1〜2週間程度続くことが多く、圧迫固定が必要な期間もあります。仕上がりが安定するまでには1〜3か月かかるケースが一般的です。
糸リフトのリスクや失敗例にはどんなものがありますか?
引きつった顔・凸凹・効果の短期消失・感染・炎症などのリスクがあります。医師の技術力と適切な糸の選択が仕上がりに大きく影響します。
顔の脂肪吸引はリバウンドしますか?
脂肪細胞を物理的に除去するためリバウンドしにくいですが、極端な暴飲暴食など生活習慣が乱れると残存する脂肪細胞が肥大化する可能性があります。
糸リフトと顔の脂肪吸引の費用はどれくらいですか?
糸リフトは施術全体で約10〜50万円、顔の脂肪吸引は約20〜50万円が一般的な相場です。併用する場合は合計30〜80万円程度になるケースが多いです。
どのクリニックを選べばよいですか?
医師が直接カウンセリングを行い、悩みの原因を正確に診断した上で必要な施術のみを提案するクリニックを選ぶことが重要です。術後のアフターフォロー体制も確認しましょう。
結論
糸リフトは「たるみ・リフトアップ」、顔の脂肪吸引は「脂肪除去・半永久的な顔痩せ」にそれぞれ特化した施術です。20代で皮膚の弾力がある方は脂肪吸引が主軸、30代以降でたるみと脂肪の両方が気になる方は併用が有効なケースが多いです。最も重要なのは、顔が大きく見える原因を医師が正確に診断した上で適切な術式を選ぶことです。自己判断ではなく、経験豊富な医師によるカウンセリングを受けてから施術を検討しましょう。
監修者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平
経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業
東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。
本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
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