鼻整形手術の注意点まとめ〜術前から術後の過ごし方までのポイントを美容外科医が伝授〜
鼻は顔の中心にあり、その形や大きさに悩む方も多いパーツです。
しかし、美容整形手術の中でも鼻は繊細であり、難易度が高い傾向にあります。
また、手術だけでなく、その後のアフターケアを怠ると仕上がりに影響することもあるため、トータルケアが大切です。
今回この記事では、鼻整形手術の注意点や術後の過ごし方など、これから鼻整形をする方に向けた情報をまとめています。
鼻整形で失敗や後悔をしたくない方は、ぜひ今回紹介する内容を参考にしてみてください。
鼻の整形手術で注意すべきこと11選
鼻の整形をする前に事前に知っておかなければいけないことや、注意すべきことがあります。
鼻整形は手術内容にもよりますが、術後から完成まで約半年から1年ほど期間を要します。
特に、術後1ヶ月の過ごし方は鼻の仕上がりに大きく影響するため、注意が必要です。
術後1ヶ月経過すれば、制限が緩和されていくため、注意すべきポイントを押さえて、綺麗な鼻にするために適切に過ごしましょう。
鼻の固定が複数必要
鼻の整形直後は不安定な状態のため、定着するまでに一定期間固定を行う必要があります。
鼻のギプスの大きさはプロテーゼを挿入した場合と、鼻尖部への軟骨移植や鼻中隔延長術などの場合とで変わります。
また、耳から軟骨を採取して鼻へ移植する場合は耳にも傷ができるため、ガーゼとテープで固定をしなければいけません。
鼻と耳ともに固定期間は、1週間ほどであり、その期間はメイクを避け、できる限り濡らさないように注意が必要です。
この固定期間を守ることで仕上がりの定着や、傷の回復にも関わるため、クリニックや医師からの指示を守るようにしましょう。
鼻はなるべく触らないようにする
鼻の整形後はできるだけ触らないようにしましょう。
鼻の整形直後は可動してしまう可能性もあり、医師が綺麗に仕上げたとしても、最悪曲がってしまうこともあります。
それだけではなく、触ることで細菌が傷口から侵入して感染することもあり、再手術を強いられるケースもあります。
鼻に触れることに行動に関して、注意すべき点は以下の2つです。
・うつ伏せ寝
・マッサージ
上記は手術内容にもよりますが、最低1ヶ月は避ける必要があります。
鼻を触ったり、ぶつかったりしないよう鼻整形後は慎重に行動しなければいけません。
手術後鼻筋の曲がりや鼻の穴が強調されることもある
鼻筋の曲がりや鼻の穴の大きさや形が必ずしも改善されるわけではありません。
鼻筋に合わないプロテーゼの挿入や、アップノーズにすることでコンプレックスと思っていたパーツがより強調されることもあります。
医師の技術不足や、理想の仕上がりへの共有が不十分なことが挙げられるため、クリニック選びには注意が必要です。
アレルギー反応が起きることもある
鼻の手術中や術後にアレルギー反応が起きることもあります。
麻酔やプロテーゼ、ヒアルロン酸などが原因で稀にですが、アレルギーを発症する方もいます。
アレルギー反応としてよく挙げられる症状は次の3点です。
・呼吸のしづらさ
・引かない腫れ
・継続する赤み
鼻整形をして初めてアレルギーがあったと気づく方もいます。
異変を感じればクリニックへ連絡しましょう。手術前にあらかじめ相談先を聞いておくことで安心感もあります。
理想とのギャップが生じることもある
必ずしも鼻整形をすることで理想の鼻を手に入れられるとは限りません。
一人ひとりに合った鼻の高さや形があり、他のパーツと比較して目立ちすぎる鼻だと違和感を持つこともあります。
鼻整形には、手術は成功しているものの、理想の仕上がりとのギャップを感じて失敗や後悔をしたというケースもあります。
芸能人やインフルエンサーの鼻を再現しても、他のパーツとのバランスが悪く、悪目立ちすることもあるため、医師の意見にも耳を傾けましょう。
実績のある医師であれば理想を汲み取りつつ、似合う鼻を提案してもらえるため、希望を叶えてくれる医師を探すことが大切です。
傷跡が残ることもある
鼻整形をすることで傷跡が残ることもあります。
ダウンタイムの過ごし方や不適切なアフターケアを行うことで傷跡が残ったり、ケロイドになったりします。
ケロイドとは、傷が修復する過程で過剰に細胞組織が増えて、他の肌と比較して隆起して見える状態です。
摩擦を与えたり、紫外線ケアをしなかったりすることで傷跡やケロイドができることもあるので、術前だけでなく術後のケアにも力を入れることが大切です。
1ヶ月程度は激しい運動や飲酒・喫煙を避ける
術後1ヶ月間の激しい運動や飲酒、喫煙は、感染や傷の治りを妨げる要因です。
身体を温めすぎることで血行を促進したり、飲酒で血圧を上げることで、出血や腫れを助長したりすることもあります。
また、飲酒で酔っ払うことで転けたり、ぶつけたりすることも考えられます。
さらに、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があるため控えておくべきです。
血管が収縮することで血流が滞り、感染や傷の治りにも大きく影響します。
これらは術後1ヶ月は仕上がりのために避ける必要があります。
もしも感染が起きてしまうと、痛みが起きるだけでなく、再手術が必要になり、理想の仕上がりとはかけ離れた状態になるため、注意が必要です。
医師やクリニックの指示に従い、許可が降りるまでは控えておきましょう。
メガネ・サングラスの着用は1ヶ月程度避ける
メガネやサングラスなどの鼻筋に圧迫を与える装飾品は鼻整形後1ヶ月間避けておく必要があります。
鼻の仕上がりが不安定な状態にメガネやサングラスのフレームで圧力をかけることで起こり得ることは次の3つです。
・鼻の形状が変わる
・圧力が加わり腫れを悪化させる
・摩擦が加わり炎症のリスクが上がる
鼻整形後の鼻は特に繊細なため、可能な限り外的な刺激を与えないようにする必要があります。
医師が手術で整えたとしても術後の固定期間で圧力を与えることで、バランスが崩れ、歪んだ状態で固定されてしまうことも起こりえます。
傷の回復を促し、変形を避けるために鼻筋に圧力や摩擦を加えてしまうメガネやサングラスの使用は避けて、コンタクトレンズや裸眼で過ごすようにしましょう。
鼻をこすったり強く鼻をかんだりしない
鼻をこすったり、強くかんだりする行為も1ヶ月ほど避けた方が良いです。
鼻の内部は血管が細かく、圧力をかけることで再出血や傷を広げてしまうこともあります。
また、触ることで感染のリスクも上がります。
鼻整形後は傷の回復のために分泌物が増えてしまうため、清潔なティッシュや綿棒などを使用して不快感を和らげつつ、清潔な状態を保ちましょう。
一定期間鼻呼吸がしづらくなることもある
鼻整形をすることで一定期間鼻呼吸がしづらくなることもあります。
その原因として考えられるのが以下の2つです。
・鼻の穴を小さくするデザインにした場合
・術後の一時的な腫れ
鼻の穴を小さくすることで、整形前と違和感を感じて鼻呼吸をしづらいと感じる方もいますが、時間経過とともに徐々に慣れていきます。
極端に鼻の穴を小さくしなければ生活上問題になることはありません。
また、術後の一時的な腫れや麻酔の影響で鼻呼吸がしづらいと感じることもありますが、この問題も時間が解決してくれるため、悪化や期間が長過ぎなければ問題がないケースがほとんどです。
他の美容施術との間隔をあけなければいけない
鼻整形後に他の美容施術を検討している方は、一定期間空けることが一般的です。
鼻は顔の中でも中心にあり高さもあるため、美容施術中に当たってしまう可能性があります。
また、赤みがある状態で施術を受けることで色素沈着になることも考えられます。
クリニックにもよりますが、プロテーゼや鼻先に挿入物がある場合は、事前に申告することがおすすめです。
レーザー治療や脱毛、ハイフやボルニューマーなどの超音波・ラジオ波を使用した機器だとプロテーゼとの相性が悪いこともあります。
トラブルを避けるために、鼻整形1ヶ月間は他の美容整形は受けずに、クリニックからの許可を得て行うことがおすすめです。
鼻整形手術をすることでできなくなること3選
鼻整形をすることで生涯注意しなければいけないことは次の3つです。
・鼻の動きに制限が出る
・イヤホンが合わなくなる
・接触があるスポーツは避けたほうが良い
私生活に大きな影響を及ぼすことはありませんが、鼻整形をする上で知っておくべき内容になるため、ぜひ押さえておきましょう。
鼻の動きに制限が出る
鼻筋や鼻先にプロテーゼや軟骨を挿入し、高さや形を形成するため、鼻の可動域に制限が出てきます。
鼻整形後にブタ鼻は作れなくなるため、鼻の動きに制限が出ることを理解しておきましょう。
イヤホンが合わなくなる
耳の軟骨を鼻整形で使用する場合、採取する量や耳の形によっては使用していたイヤホンが使えなくなることもあります。
イヤーピースのサイズ変更や、ヘッドフォンや骨伝導イヤホンなどの対策をすることで問題ないため考えすぎなくても良いケースがほとんどです。
耳の軟骨を使用する場合、イヤホンの開始時期についても担当医へ事前に相談しておきましょう。
接触があるスポーツは避けた方が良い
接触を伴う激しいスポーツは、鼻整形後は避けておくことをおすすめします。
鼻が折れたり、挿入物が飛び出たりしてデザインや形が崩れる可能性が高いです。
避けておくことが良いですが、必要な場合は、保護を行い、鼻を守るように工夫しましょう。
鼻整形手術の種類一覧
鼻整形手術には部位によって3つの種類に分かれます。
1つ1つ適応や注意点すべき点が異なるため、ポイントを押さえましょう。
鼻プロテーゼ・隆鼻術(鼻を高くする施術)
鼻筋を高くする隆鼻術で人気を誇る施術は次の2点です。
鼻プロテーゼは希望のデザインに合わせてシリコンプロテーゼを挿入するため、術後はギプス固定が必要です。
また、鼻のヒアルロン酸は注入のみで手軽に鼻の高さを出せますが、注入して間もない頃はメガネや外的圧力で凹むこともあるため注意しなければいけません。
鼻尖形成術(団子鼻解消術)
鼻先を尖らせたり、鼻の穴を変えたりする団子鼻解消方法では、鼻尖形成術が人気です。
鼻尖形成術には、鼻の軟骨を寄せて糸でくくり高さを出す方法や耳の軟骨を移植する方法など複数あります。
耳の軟骨移植の場合は、鼻と耳の固定や保護が必要になるため、術式に合わせて適切なダウンタイムを過ごすだけでなく、アフターケアもしっかりと行いましょう。
小鼻縮小術(鼻翼縮小)
小鼻の形や厚さが気になる方は、小鼻縮小術がおすすめです。
理想のデザインに合わせて小鼻を切除するため、傷口のケアが重要です。
それだけでなく、鼻は会話や笑顔などコミュニケーションをとる際に無意識に動いています。
大きな口をあけたり、大笑いしたりなど切除した部分の回復を妨げる行為は避けるようにしましょう。
ダウンタイム症状とその経過
鼻整形の一般的なダウンタイム症状については以下の内容が挙げられます。
・熱感や肌の赤み
・腫れやむくみ
上記の内容であれば、時間経過とともに軽快していきますが、ごく稀に重い副作用が生じることもあります。
血腫であれば溜まった血を抜くために一時的にドレーン処置が必要になることもあります。
他にも感染、神経損傷など早期に対処すべき副作用もあるため、注意が必要です。
次に紹介するダウンタイムの経過で逸脱した内容があれば、いち早くクリニックへ連絡するようにしましょう。
ダウンタイム期間
鼻整形のダウンタイム期間は、手術内容で大きく変わります。
鼻のヒアルロン酸であれば数日で終了し、切開が必要であれば数週間から3ヶ月ほどかかり、半年かけて完成というものもあります。
また、日常の制限も大きく変わるため、あらかじめ確認しておきましょう。
施術当日~術後3日
外科的な鼻整形であれば、術後当日から3日目は、麻酔が徐々に切れてきて痛みや腫れがピークに達します。
そして、腫れは鼻にとどまらず、目や頬まで広がり顔全体がむくんで見えます。
また少量の出血が見られますが、出血量が多くなければ自然と止まることがほとんどです。
さらに、手術内容によってはギプスがついていることもあり、できるだけ濡らさないように洗顔や入浴を行う必要があります。
術後1週間
術後1週間経過するとギプス類の固定も外れ、抜糸も行えるため、鼻以外であればメイクができます。
出血はなく、腫れも徐々に引いていきます。
しかし、内出血は長引く傾向にあり、範囲も広がり、色も赤紫色から黄色に変化していく時期です。
鼻の固定は終了するため、洗顔や入浴などの制限も徐々に緩和されていきます。
術後1ヶ月
術後1ヶ月となると、腫れや内出血はまだ継続している可能性が高いですが、運動や入浴などの制限はほとんどありません。
ただし、傷跡のケアや紫外線対策などは続けていくようにしましょう。
仕事復帰はいつできる?
注入系もしくは切開を伴わない方法であれば、即日仕事復帰可能です。
切開を行うのであれば、ギプスが外れて抜糸も済む1週間前後お休みを取られることをおすすめします。
ギプスがマスクで隠れる範囲でメイクもできるのであれば気にしないという方もいらっしゃいます。
ダウンタイムはできるだけ人に会いたくない、回復を優先したいという方は1週間から10日ほどお休みがあれば良いでしょう。
ダウンタイム中の適切な過ごし方
ダウンタイムは、手術後の回復を表す言葉であり、この時期の過ごし方が重要です。
ダウンタイム中は腫れや内出血で一時的に理想とはかけ離れた状態になり、身体・精神的にも不安定になりますが、クリニックや医師から伝えられた適切な方法で過ごしましょう。
身体を温めすぎない
身体を温めて血行が良くなることで腫れを助長してしまいます。
ダウンタイム期間を長くしないためにも、術後のシャワーや入浴・運動の開始時期の確認が必要です。
シャワーや入浴
鼻整形後のシャワーや入浴は、制限があるケースが多いです。
身体を温めないようにすることもありますが、ギプスを濡らして治癒の妨げにならないようにする意味も含まれています。
患部の清潔を保ちつつ、クリニックから指定された期間はシャワーや入浴は注意する必要があります。
運動
鼻整形後、1週間は運動を避けておいた方が良いです。
運動は血行を促進してしまうだけでなく、ぶつけてしまうリスクもあります。
術後1週間後からは軽い運動から始め、様子を見ながら負荷を調整していくことが推奨されています。
処方された薬を飲む
鼻整形後はクリニックから痛み止めや抗生剤が処方されます。
痛み緩和や感染防止のため、用法用量を守り、自己判断で中断しないようにしましょう。
医師の指示を順守する
鼻整形後は日常生活で制限や注意すべきことが多くあります。
ダウンタイム期間の延長や副作用の出現を防ぎ、理想の仕上がりにするために医師の指示を守りましょう。
タバコやアイコス
タバコやアイコスに含まれるニコチンは血管収縮作用があり、治癒の妨げとなります。
傷を治すためには、新鮮な酸素や豊富な栄養が必要なため、タバコやアイコスは回復を遅らせたり、感染の原因になったりします。
最低でも数週間から3ヶ月ほど禁煙することが推奨されるため、喫煙中の方は注意しましょう。
塩分の少ないバランスの良い食事
治癒をサポートするために日々の食事も大切です。
塩分の多い食事は、体内の水分を留めてしまうため、腫れを助長することもあります。ダウンタイム中にぜひ取り入れたい栄養素は次の3つです。
・タンパク質
・ビタミン類
・亜鉛
上記の栄養素を多めに含んだ食事を心掛けることで、傷の治りや肌の再生を助けることにも期待できます。
辛いダウンタイムを乗り越えるためにも内側からのサポートが必要不可欠です。
鼻を触らない
ダウンタイム中の腫れや、治癒過程で多く出てくる分泌物が気になり、鼻を触ってしまう方もいますが、できるだけ触らないようにしてください。
触ることで細菌が傷口から入り、感染して、最悪の場合、再手術になることもあります。
経過が気になったり、不安になったりして鏡を見てしまう気持ちもわかりますが、修復を早めて1日でも早く理想の鼻に近づくために触れないようにしましょう。
違和感を感じればクリニックへ相談を
ダウンタイム中に以下の症状があればすぐにクリニックへ連絡しましょう。
・痛みが日々強くなっていく
・腫れが悪化していく
・傷口が赤く膿が出てきた
・鼻の色が黒くなってきた
上記の症状があった場合、医師の診察のもと適切な内服処方や点滴処置などを行うことで早期治癒につながることもあります。
症状の悪化があればすぐにクリニックへ連絡し、医師の診察を受けることが重要です。
不適切なダウンタイムを過ごすとどうなる?
ダウンタイムは、理想の仕上がりのためにクリニックや医師から指定される指示や制限を守ることが適切です。
不適切なダウンタイムを過ごすことで、仕上がりに直結し、失敗や後悔につながることもあります。
術式によっては3ヶ月ほど感染のリスクがあり、油断できないため、ダウンタイムも気を引き締めて過ごしましょう。
仕上がりに影響する
不適切なダウンタイムは、感染のリスクが高くなります。鼻が感染してしまうと、プロテーゼの抜去を強いられたり、挿入した軟骨が溶けてバランスが崩れたりします。
また、感染してしまうと感染への治療が優先となり、鼻の再手術までは時間を要してしまうのも特徴の1つです。
そのため、鼻の清潔を保ちつつ、医師の指示を守るように努めましょう。
ダウンタイムに役立つアイテム8つ
ダウンタイム中に役立つアイテムをピックアップしました。
術直後から使用できるものもあるため、快適なダウンタイムを過ごすために必要そうなものを見繕い、準備しておきましょう。
帽子
帽子は顔が見えづらくなるため、カモフラージュアイテムとしてダウンタイム中におすすめです。
プロテーゼのサイズや、顔の腫れ具合によってはマスクでカバーできないこともあるため、重宝します。
特にバケットハットのような顔周りが隠せるものや、ツバが大きめのものが役立ちます。
立体型マスク
マスクは鼻やギプスを隠せるため、おすすめアイテムの1つですが、その中でも特に立体型マスクがおすすめです。
立体型マスクだと高さがあるため、鼻に直接触れずに装着できます。
色は出血を考慮して白色ではなく、黒色や原色などがおすすめです。
マスクバンド
耳の軟骨を使用した手術を検討している方は、マスクバンドも準備しておくことを推奨します。
耳にマスクのゴムをかけずに済むため、耳への負担を考慮したアイテムです。
マスクと合わせて準備しておきましょう。
保冷剤
赤みや腫れ、出血などを抑えるために保冷剤は術直後から3日目のダウンタイム初期に使用することを推奨します。
冷やすことで血管が収縮するため、止血効果に期待できます。
しかし、治癒のためには血流を流すことも大切なので、術後1週間以上は使用しないようにしましょう。
綿棒
綿棒は細かなゴミを取る際に重宝します。鼻整形後の治癒過程で鼻周りに分泌物が溜まりやすくなります。
その際に、手で取ると細菌が傷口から入ることもあるため、綿棒がおすすめです。
清潔にゴミを取り除けて、傷口に直接触れないためぜひ準備しておきたいアイテムです。
前開きの服
ダウンタイム中の服装は、前開きの服や首周りにゆとりがある服が着脱しやすいためおすすめです。
鼻や耳への接触や摩擦のリスクを最小限にし、負担も少ないため数着準備しておくと安心感があります。
ネックピロー
寝返りや寝相など就眠時の不安がある方は、ネックピローを準備しておきましょう。
術後1ヶ月は鼻への負担を考慮してうつ伏せ寝は避けた方が良いため、うつ伏せ寝の癖がある方は必須アイテムといえます。
また、頭を高くすることで血液や体液が顔や鼻に溜まるリスクを減らすため、腫れやむくみ対策にもなります。
ぬれマスク
鼻整形後は鼻のむくみや違和感から、一時的に口呼吸になりやすいため、口の中が乾燥する傾向にあります。
口の中や喉が乾燥することで、風邪を引き、感染してしまうこともあるため、乾燥対策としてぬれマスクやのどの潤いを保つスプレーなどで対応しましょう。
鼻整形手術の流れとそれぞれの注意すべきポイントを紹介
鼻整形の一連の流れやそれぞれのポイントを紹介します。
失敗や後悔を避けるために情報収集から始めましょう。
手術前の準備
鼻整形は手術前から始まっており、事前準備から手は抜けません。
ホームページやSNSから情報を入手し、より理想に近づけてくれる手術やアフターケアを提供しているクリニックを選ぶことがポイントです。
実績や症例数のある医師とのカウンセリング
鼻整形は難易度の高い手術のため、実績や症例数の多い医師に依頼することを推奨します。
医師であれば鼻整形ができますが、経験がないと失敗するだけでなく、最悪取り返しのつかないことになることもあります。
医師の経歴や症例はホームページやSNSから確認できるため、ぜひ指名をしてカウンセリングを受けるようにしてください。
また、カウンセリングの丁寧さや、わかりやすさも契約の判断材料にしましょう。
口コミを確認する
手術やサービスを受けた人のリアルな声も聞ける口コミも参考になります。
医師やスタッフの接遇や、サービスへの満足度などカウンセリング前に知りたい情報が多くあります。
また、働くスタッフが手術予定のクリニックで鼻整形を受けているかも確認しておきたいポイントです。
内情を知っているスタッフが受けるということは、サービスへの安心感がより増すため、ぜひ確認しておきたい内容です。
手術当日の準備
手術当日までにしておく一般的な内容は以下の3つです。
・ネイルを落としておく
・ノーメイクで来院する
・帽子やマスクなどを持参する
また、未成年の方であれば追加で書類の準備や保護者の方と一緒に来院が必要になることもあるため、クリニックの規定に合わせてください。
ネイルを落としておく
ネイルをされている方は当日までにオフしておきましょう。
手術内容によっては全身麻酔で鎮静を図ることもあるため、呼吸状態も見ていく必要があります。
体内の血中酸素濃度を測定する機械とネイルの相性は良くないため、全身状態の観察のためにネイルは落としておくことが一般的です。
ノーメイクで来院する
クリニックでもメイク落としや洗顔はありますが、感染防止のためにノーメイクで来院しましょう。
鼻整形後の洗顔や入浴に制限が出ることもあるため、ノーメイクの方が清潔感もあり、手術までスムーズになります。
帽子やマスクなどを持参する
鼻整形直後から腫れや内出血が出ることも想定して、カモフラージュするための帽子やマスクがあると安心感があります。
帰宅時のことも考え、周りの目線が気になる方は持参しておきましょう。
手術後の確認事項
手術後の確認事項は次の3点です。
・クリニックへの相談方法
・アフターケア内容
・次回来院日
全身麻酔を使用予定の方は、術後だと忘れてしまうこともあるため、事前に確認しておくことがおすすめです。
クリニックへの相談方法を確認する
鼻整形後に起きる予期せぬトラブルやアフターケアの質問などクリニックへの相談方法を確認しておきましょう。
・メール
・Web
・LINE
・電話
連絡手段と対応時間を確認しておくことで、もしものときの安心感につながります。
アフターケア内容を確認する
診察料や処方、固定のためのドレッシング材などアフターケアはぜひとも確認しておきたい内容です。
感染時や症状の悪化など、もしものときの対応がしっかりしているクリニックだと手術を任せられます。
次回来院日を確認する
ギプス固定や抜糸がある手術内容の場合、次回の来院日も確認し、予約しておきましょう。
ギプス・抜糸ともに術後1週間前後の期間が必要です。
固定や縫合は長くつけすぎても、治癒を妨げてしまうこともあるため、クリニックの規定に合わせて来院できるようスケジュールに組み込みましょう。
鼻整形で失敗しないように鼻の整形手術の注意点を理解しよう
鼻整形は繊細な手術分類であり、その難易度の高さから失敗も多く、不安を感じる方もたくさんいます。
そのため、適切な準備やアフターケアなど注意点への理解が大切です。
鼻整形は手術だけではなく、術前の準備やダウンタイムの過ごし方などトータルケアが重要です。
適切かつ、快適にダウンタイムも過ごせるよう工夫し、素敵な鼻を手に入れられるようにしましょう。