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クマ取りの腫れのピークはいつまで!?ダウンタイムやおすすめの過ごし方について徹底解説

実年齢よりも高く見られる原因の1つである目の下のクマを改善したいと考えている方も多いのではないでしょうか。目の下のクマには種類があり、目の下の膨らみや凹みが原因の黒クマや血行不良の青クマ、色素沈着による茶クマなどに区別され、それぞれ原因や適切な治療が異なります。目の下のクマは自宅ケアでは難しく、劇的な変化を求めるのであれば外科的施術がおすすめです。しかし、人に気づかれたりダウンタイムが気になる方も多いでしょう。そこで今回この記事では、クマ取りのダウンタイムの経過や対処法、おすすめの過ごし方を紹介します。気になるダウンタイムを最小限にして過ごし、腫れや内出血と上手く付き合って目元の美しさを手に入れましょう。

クマ取りのダウンタイムや腫れは何日目がピーク?

クマ取りのダウンタイムは施術方法や体質、アフターケア方法によって異なりますが、一般的に施術後1〜5日がピークに腫れます。

・施術直後
・1日後
・3〜5日後
・1ヶ月後

上記の期間に合わせて経過が異なります。施術で刺激を加えるため、腫れや内出血などは自然な治癒経過ですが、期間が長引きすぎると合併症にも関わり、最終的に仕上がりにも直結するでしょう。それぞれの正しい経過を理解して、ダウンタイムへの理解を深めましょう。

施術直後|麻酔による腫れぼったさが特徴

施術直後は麻酔による腫れが特徴的です。術直後に起こりやすい症状が以下の通りです。

・麻酔による腫れ
・痛み
・血混じりの涙

麻酔の影響で施術直後の痛みはほとんどありませんが、2〜3時間以内に痛みが出てくることが多いです。また、施術数時間後に血混じりの涙が出ることがあります。施術部位の出血が止まっていたとしても少量混じることがありますが、以下の状態でなければ問題なく、自然な経過です。

・長時間目から血が出てくる
・大量に出てくる

上記の問題がない限り様子見で良いことが多いです。痛みがあれば処方された薬を飲んで対応しましょう。

1日後|内出血が出現し始める

目は毛細血管が豊富なため、クマ取り施術で傷つき、血液の逃げ場がなく溜まることで内出血や腫れが翌日出始めてきます。施術翌日に起こる症状は以下の6つです。

・内出血
・腫れ
・目の重さ
・血混じりの涙
・目やに
・痛み

内出血や腫れにより目が重くなり、動かしにくさを感じる方もいるでしょう。また、目が修復しようと働くため、分泌物も出やすく目やにも多く出現します。麻酔も切れており、痛みもあるためクリニックで処方された痛みどめや抗生物質が重宝されるでしょう。

3〜5日後|ダウンタイムの1番のピーク

施術後3〜5日が1番内出血や腫れがピークに起きます。

・内出血
・腫れ
・目の重さ
・目やに
・痛み

上記の症状が起きやすいでしょう。内出血は赤色から青黒い色など様々で、時間経過とともに徐々に組織に吸収されて黄色に変わっていきます。施術後3〜5日がダウンタイムがピークなため、アフターケアや過ごし方に1番注意する必要があります。

1ヶ月後|腫れや内出血はほとんどなくなる期間

施術方法にもよりますが、施術後1ヶ月が経過すると腫れや内出血はほとんど引いて綺麗な目元になります。傷も修復しているため、メイクでカモフラージュも可能です。施術後1〜3ヶ月で完成となる施術がほとんどです。

クマ取りの施術方法や経過を徹底比較

クマ取りのアプローチ方法でダウンタイムは大きく異なります。今回紹介する目の下のクマに関する施術方法は次の3つです。

・切らないクマ取り(経結膜的脱脂術)
・裏ハムラ
・表ハムラ(+余剰皮膚切除)

クマ取りの施術方法やダウンタイム、費用などの概要については以下の表の通りです。

切らないクマ取り(経結膜的脱脂術)裏ハムラ表ハムラ(+余剰皮膚切除)
施術方法表側に傷をつけず、まぶたの裏側からアプローチして目の下の脂肪を取り除く施術。まぶたの裏側から脂肪除去や必要に応じて脂肪の移動を行い、凹みにもアプローチする施術。皮膚表面からアプローチし、余分な脂肪と皮膚を除去する施術。
ダウンタイム1〜2週間程度2〜4週間程度2〜4週間程度
おすすめの人・表側に傷をつけたくない人・目の下のたるみがない人・40代までの人・表側に傷をつけたくない人・目の下の膨らみだけでなく凹みも気になる人・目の下の脂肪とたるんだ皮膚どちらも除去したい人・50代以降の人
施術時間約30分約1時間約1時間30分
費用10〜30万円30〜50万円30〜50万円

目元や悩みに合った適切な処置をすることで理想の目元を手に入れられるでしょう。それぞれの施術方法や経過について詳しく説明していきます。

切らないクマ取り(経結膜的脱脂術)|まぶたの裏から施術を行うため肌表面に傷ができない

切らないクマ取り(経結膜的脱脂術)は、まぶたの裏側(結膜)からアプローチして、目の下の膨らみの原因となっている余分な脂肪を除去します。結膜から切開して施術を行うため、肌表面に傷がつかない点が特徴的な施術です。施術直後や数日は目のゴロゴロ感、違和感がありますが、切開する範囲も狭く表面上には何も傷がつかないため、比較的ダウンタイムは少なく済み、約1〜2週間で終了することがほとんどです。

裏ハムラ|まぶたの裏から膨らみと凹み両方に働きかける

裏ハムラは、まぶたの裏から過剰にできた脂肪を除去するだけではなく、凹みがある部分に移動させることも可能な施術方法です。そのため、膨らみと凹みのどちらもある方におすすめです。裏側からアプローチして肌表面に傷がつきませんが、術式が複雑なため、切らないクマ取り(経結膜的脱脂術)よりもややダウンタイムが長い傾向にあります。

表ハムラ(+余剰皮膚切除)|目の下の脂肪と過剰な皮膚へWアプローチ

表ハムラは肌表面から過剰な脂肪と皮膚どちらも除去する施術方法です。気になる膨らみや凹みに直接的にアプローチできるため、仕上がりに満足しやすいですが、その分1番ダウンタイムがあります。また、施術後は縫合するため、目立ちやすい傾向があります。縫合の糸は皮膚同士をくっつけるために行いますが、一定期間後に抜糸が必要です。抜糸を行わなければ、異物が肌上に残るため傷跡が治りにくく、ダウンタイムが長引いてしまいます。そのため、クリニックで指定された抜糸期間を守り、その後も紫外線ケアを行う必要があるため注意しましょう。

ダウンタイムや腫れを最小限にする過ごし方5選

ダウンタイムや腫れをできるだけ少なくしたい方におすすめのアフターケアや過ごし方は次の5つです。

・クリニックの指示を守る
・よく冷やす
・摩擦を少なくする
・紫外線対策を行う
・枕を高くする

気になる目の下のクマに少なからず刺激を加えているため、ダウンタイムは避けられません。また、医師の技術や使用する器具、体質によっても期間や程度は左右します。必ずダウンタイムがなくなる方法はありませんが、悪化を助長する行動はあります。そのため、できるだけダウンタイムを最小限にするために以下の内容を守りましょう。

クリニックの指示を守る

カウンセリング時や、終了後にクリニックから術後の過ごし方や注意事項について説明があるためその内容を順守しましょう。よくある注意事項が以下の内容です。

・長時間目をよく使う作業は基本的に1週間後から
・アイメイクやコンタクトは基本的に1週間後から
・運動やアルコールは基本的に2週間後から
・まつ毛エクステやまつ毛パーマは基本的に1ヶ月後から

目周りは血管が豊富なため、クリニックの指示を守らなければ内出血や腫れの悪化につながります。以下の内容を守り、ダウンタイムを最小限にしましょう。

長時間目をよく使う作業は基本的に1週間後から

目をよく使う作業であるパソコンやスマートフォンの操作は、可能な限り短い時間のみにしましょう。目を酷使することで血液が目元に集中してしまい、内出血や腫れを助長してしまうことがあります。休憩をこまめに挟んだり、使わないようにしたりして目元を休ませることに集中しましょう。

アイメイクやコンタクトは基本的に1週間後から

アイメイクやコンタクトは基本的に目の下の施術1週間後から使用可能です。メイクやコンタクトをすることで目や施術部位に細菌が入り、感染症を起こすこともあります。そのため、クリニックの許可があるまでアイメイクを控えて、普段コンタクトを使用されている方は、メガネで過ごすようにしましょう。

運動やアルコールは基本的に2週間後から

運動やサウナ、アルコールの摂取は2週間後からにしましょう。これらは血行を良くしてしまったり、目に力が入ったりしてしまうためダウンタイムを長引かせる要因になります。目の下の施術後はできるだけ安静に過ごすようにすることがおすすめです。

まつ毛エクステやまつ毛パーマは基本的に1ヶ月後から

目元を華やかにするまつ毛エクステやまつ毛パーマも最低1ヶ月間は控えて起きましょう。使用するグルーやパーマ剤・ロッドが染みたり、炎症再発の原因になったりします。また、化粧も落としにくく、感染につながることもあります。目元のおしゃれはダウンタイム中ではなく、終了後から行うことでより安心感があるため、クリニックの指示を守るようにしましょう。

よく冷やす

止血のサポートをするために、ダウンタイム中は目元をよく冷やすことがおすすめです。目は血管が豊富なため、出血しやすい傾向にあります。目元を冷やすことで血管が収縮し、止血のサポートが行えることがあります。また、炎症により熱を帯びていることもあり、冷やすことで気持ち的に痛みの緩和になることもあるため、目の下の施術後は積極的に冷却しましょう。しかし、施術部位を直接冷やすと感染につながることもあるため、傷の直上ではなく、周囲を冷やすように注意してください。

摩擦を少なくする

ダウンタイム中はできるだけ触らずに摩擦を最小限にする努力も必要です。施術後の目元を触ったり擦ったりしてしまうことで再出血や内出血を助長してしまうこともあります。また、細菌やゴミなどの汚れが入り感染によるダウンタイムの延長も考えられるため、注意が必要です。さらに、目の下の施術後はダメージを受けて敏感になっています。摩擦を与えることで色素沈着となり、茶クマを作ってしまう原因にもなるため、できるだけ触らないように注意しましょう。

紫外線対策を行う

目の下のクマ取り後は紫外線対策を入念に行いましょう。施術によるダメージで肌が敏感になっているため、紫外線対策を行わなければ、シミや色素沈着の原因であるメラニン生成を促し、茶クマができてしまいます。施術後に日焼け止めを目元付近に直接塗ることはできないため、UVカット効果のあるサングラスや帽子などで工夫して紫外線対策を行いましょう。

枕を高くする

ダウンタイム中は枕を高くしたり、寝過ぎたりしないで目元を1番低い位置にしないように意識することが大切です。施術後の目元を下にすることで重力で血液が下に溜まり、内出血や腫れの期間が延長してしまうこともあります。寝る際は枕を高めにして、うつ伏せで寝ないように注意しましょう。また、日中も寝過ぎず起きて血液が目元に溜まらないような環境作りを行うことがおすすめです。

クマ取り後のダウンタイム中に役立つアイテム5選

目の下のクマ取りのダウンタイム中に重宝されるアイテムが以下の5つです。

・保冷剤や冷えピタ
・メイク用品
・綿棒
・ツバが大きい帽子
・縁の大きいメガネ

これらのアイテムを駆使して、ストレスを少しでも軽減し、ダウンタイムを乗り越えましょう。

保冷剤や冷えピタ|血管収縮作用に期待

保冷剤や冷えピタは、目元を冷やして血管を収縮させ止血のサポートに期待できるアイテムです。ひんやりと冷たいため、熱を帯びた傷付近の痛みや不快感の緩和につながることもあります。注意点は以下の2つです。

・感染面を考慮して傷上には使用せず周辺で活用する
・清潔なタオルやガーゼにくるんで使用する

内出血や腫れがあるうちは可能な限り使用することをおすすめします。

メイク用品|内出血の色変化を利用してカモフラージュ

内出血は時間経過とともに色が変化していくため、色変化に合わせてメイク用品でカモフラージュすることでダウンタイムを快適に過ごせるでしょう。施術直後の目元は、赤紫から青と痛々しい色ですが、次第に黄色から緑と吸収されながら広がっていく傾向があります。色味に合ったアイシャドウを活用することで、カバーすることも可能です。ですが、メイクをする上で注意点が4つあります。

・傷の上にはメイクをしない
・メイクを許可された時期から開始する
・古いものではなく、できるだけ清潔なメイク用品を使用する
・メイクを落としやすくするためにナチュラルメイクを心がける

ダウンタイムをカモフラージュするためにメイク技術を活用する際は、カバー程度のナチュラルメイクを心がけましょう。

綿棒|小回りが利く便利用品

目元の施術後は治癒のために、組織の代謝が活発になり目の分泌物が増えるため、小回りの利く綿棒が活躍します。手で擦ると痛みや感染、再出血の可能性があるため、小さなゴミや汚れがあれば清潔感が保てる綿棒を活用しましょう。

ツバが大きい帽子|インパクトを与えて注意を逸らす

ツバが大きい帽子を使用することで、目元を隠せられるためおすすめです。インパクトがあるため、周囲の目が帽子にいくことで目元への注意を逸せます。また、紫外線対策にもなるためおすすめのアイテムです。

縁の大きいメガネ|傷よりもメガネに気を取らせる

縁の大きなメガネは直接的に目元を隠せられるため、バレたくないという方はぜひ活用しましょう。メガネをしていることで傷よりもメガネに注意を逸らせるため、内出血の大きさに合ったサイズのメガネがおすすめです。また、元々目が悪い人は施術後一定期間コンタクトは使用できないため、施術当日にクリニックへ持参することを推奨します。

後悔しないクリニック選びのポイント

ダウンタイムを少なくするためにはクリニック選びも重要です。おすすめのクリニックの特徴は以下の5つです。

・メニューが豊富か
・実績のある医師を指名ができるか
・カウンセリングが丁寧か
・アフターケアが充実しているか
・口コミに定評はあるか

気になるクリニックを1つ1つ当てはめて比較してみましょう。

メニューが豊富か

目の下のクマ治療は複数方法があり、メニュー数が豊富にあるクリニックを選ぶことでクマの原因に適した施術が選べます。原因に合った治療をすることで仕上がりの満足感が高まるでしょう。また、施術を複合することでより理想としていた目元に近づけることもあるため、メニューの選択肢が多いクリニックを選びましょう。

実績のある医師を指名できるか

症例数が多く、経験や実績のある医師を指名できるかもあらかじめ確認しておきましょう。

・ホームページ
・SNS

上記から症例数や経歴の情報が得られるため、予約をする前に見ておくことがおすすめです。目元の施術は繊細な技術が必要になるため、技術がある医師を選び、指名することで満足度の高い仕上がりに直結するでしょう。

カウンセリングが丁寧か

カウンセリングや診察は、仕上がりイメージのすり合わせやダウンタイム・副作用についての説明など重要な役割を持つため丁寧さが大切です。

また、最初から医師がカウンセリングをしてくれるクリニックを選ぶことで、医療者目線から状態がわかり、安心感が得られるでしょう。さらに、希望を直接的に伝えられるため、理想となる目元に近づける可能性も上がります。

アフターケアが充実しているか

どのようなアフターケアがあるのかも契約前に確認しておくことで、もしもの際に安心感があります。再出血や痛みなどの副作用だけでなく、処方された薬の使い方や注意事項などですぐにクリニックに確認や連絡を取りたいケースもあるでしょう。

アフターケア対策として24時間体制を導入しているクリニックだと対応も早く安心感があるため、おすすめです。カウンセリングにてアフターケアの内容も確認しておきましょう。

口コミには定評があるか

口コミやレビューは施術を受けた人の生の声が聞けます。ホームページやSNS、口コミサイトで確認でき、確認すべき内容は以下の通りです。

・仕上がり
・施術内容
・スタッフ対応
・アフターケア内容
・クリニックの清潔感
・アクセス

これらの内容を確認しておくことで施術に対するイメージがしやすく、安心感があります。しかし、体質や目元の状態など個人差があり、感じ方や状況も異なるため、口コミは参考程度に情報の1つとしておきましょう。

【まとめ】適切な過ごし方をしてダウンタイムや腫れを最小限にしよう

目の下の膨らみや凹みを改善するための目の下のクマ取りですが、内出血や腫れなどのダウンタイムが付きものです。

綺麗になるために施術しても一時的な腫れで気分を落とす方がほとんどですが、悪化を防ぐためにできることはあります。クリニックからの指示を守り、適切なダウンタイムを過ごすことで、最小限にできることもあります。

また、クリニックや医師選びを慎重に行うことで、ダウンタイムの軽減や仕上がりの満足感が高まることもあるでしょう。クマの原因に適切な処置を行い、推奨される過ごし方をして目元の若々しさを取り戻しましょう。

記事監修医師

院長
土田 諒平

当クリニックでは、患者様一人ひとりに「正確な診断の下、適切な術式を、適正価格でご提案する」ことを信念としております。そのため、カウンセラーを置かず、最初から医師が診察・診断を行い、最適な治療プランをご提案いたします。

経歴
京都大学工学部物理工学科卒業
奈良県立医科大学医学部卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業