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クマ取り施術は痛い?施術別の違いや痛み・ダウンタイム緩和方法を紹介

目元が若々しくなるクマ取り施術をしたいけれど、痛みが不安で踏み出せないと考えている方も多いのではないでしょうか。目の下のクマ取り施術は施術内容によっては痛みを伴うこともありますが、軽減や緩和方法もあります。今回はクマ取り施術の痛みやその緩和方法について紹介します。痛みを少しでも減らして理想の目元を手に入れましょう。

目の下のクマ取り施術は痛いって本当?その原因は?

クマ取り施術は局所麻酔の注射だけでなく、目の下の眼窩脂肪を取り除いたり、脂肪を移動させたりする際に痛みがあります。また、目の下には神経も多くあるため、痛みを感じやすいという点も原因の1つです。脂肪にアプローチする工程は、麻酔の鎮痛作用で痛みを無くすには限界があるため痛いと感じる方も多いです。

目の下のクマ取りの痛みはどの程度?

目の下のクマ取りの痛みの感じ方は個人差がありますが、麻酔でカバーできることがほとんどです。しかし、麻酔の効き始めや、効果がある時間は人それぞれのため、医師やスタッフと相談して確認しながら施術を進めることをおすすめします。

目の下のクマ取りはどのような痛みを感じる?痛いタイミングや期間は?

多くの方がクマ取り施術で痛みを感じるタイミングは以下の2つです。

・施術開始時の麻酔に痛みがある
・数日から数週間のダウンタイム中に痛みがある

痛みのタイミングや期間がわからないままだと不安を感じやすくなるため、痛みがあるタイミングを把握してから施術に臨みましょう。

施術開始時の麻酔に痛みがある

施術開始の局所麻酔を行う際に痛みがあります。局所麻酔は施術をスムーズに進めるために必要不可欠ですが、針の挿入や薬液の圧力で痛みを感じやすくなっています。特に施術に対して緊張が強いと筋肉が強張り、神経の感受性が高まりやすくなることでより痛みを感じやすいです。施術前に笑気麻酔や静脈麻酔などのリラックス麻酔を活用して施術に臨むことをおすすめします。

ダウンタイム中に痛みがある

施術で使用する麻酔は術後2〜3時間に効果が切れてしまうことが多く、その後から目周りに鈍痛を感じやすくなります。痛みだけでなく、引きつりや異物が入っている感覚がある方も多いです。ダウンタイム中の痛みは鎮痛剤で緩和されることが多く、数日から1週間程度で痛みや違和感が落ち着くことがほとんどです。

腫れのピークについても気になる場合は以下の記事を参考にしてみてください。

クマ取り施術別の痛みについて解説

クマの種類によって施術方法が異なります。よくある目の下のクマ治療は以下の3つです。

・フィラー注入治療
・経結膜脱脂術(+脂肪注入)
・表ハムラ、裏ハムラ

それぞれの施術方法や痛みが出る原因についても紹介しますので、ご自身の状況に合わせて選択してみてください。

フィラー注入治療

フィラー注入治療とは、ヒアルロン酸やベビーコラーゲンなどを用いて目の下の凹みやたるみがある部分へ注入しハリを持たせる治療です。頬骨が出ている方や目の下に凹凸があり、影になってクマに見えてしまう方におすすめです。フィラー注入治療は、注入用の針やカニューレを刺す際に痛みが出ます。痛みに不安がある方はリラックス作用のある麻酔の使用や、細い針を使用することで痛みが軽減されることもあります。

経結膜脱脂術(+脂肪注入)

経結膜脱脂術とは、目の下にある脂肪を取り除くことでスッキリとした印象を与える施術です。目の下の脂肪によってクマが目立ってしまう方におすすめです。経結膜脱脂術で脂肪を取り除くことにより皮膚が余ってたるんでしまう方は、自身の脂肪を注入する方法と併用することを推奨します。経結膜脱脂術の痛みは、麻酔の痛みや脂肪を取り除く際に痛みを感じやすいです。また、脂肪注入を併用する場合、脂肪採取や注入時にも痛みを感じることもあります。鎮痛麻酔だけでなくリラックス麻酔の活用や、ダウンタイム中はクリニックから処方される鎮痛薬で痛みを緩和することがおすすめです。

表ハムラ・裏ハムラ

ハムラ法とは目の下の過剰な脂肪を除去するだけではなく、脂肪を移動させて凹凸を無くす方法です。アプローチ方法が下瞼の裏側か、表からかが変わるため、名称も異なっています。表ハムラでは、余った皮膚を除去することも可能なため、たるみがある方にもおすすめです。表ハムラと裏ハムラは、局所麻酔や脂肪移動時、皮膚切除の際の縫合の痛みがあります。痛みを緩和・軽減させるためには麻酔液や方法にこだわり、処方薬の用法用量を守ることが大切です。

クマ取りの痛み以外のリスクはある?

クマ取りは痛みだけでなく以下の3つのリスクも伴います。

・内出血
・脂肪の取りすぎによる凹み
・目の下のたるみ、シワ

重症化することは少ないですが、リスクも理解した上で施術を受けましょう。

内出血

内出血とは血管が傷つき、血液が血管の外に漏れ出る合併症の1つです。目周りは細かい血管が豊富であり、クマ取り施術では内出血が起きやすくなっています。ダウンタイムの過ごし方で内出血の期間が大幅に変わるため、クリニックから説明された注意点を守るようにしましょう。

脂肪の取りすぎによる凹み

目の下の脂肪を取りすぎることで、膨らみは無くなるかもしれませんが、凹みが強調されてクマが目立つこともあります。皮膚状態や頬骨の位置・高さのバランスを見ながら脂肪を除去する必要があるため、カウンセリング時に医師と相談しながら施術を進めましょう。

目の下のたるみ・シワ

クマ取り施術後に皮膚が余ってしまった場合、目の下のたるみやシワが目立つこともあります。加齢や紫外線により肌のハリを保つコラーゲンの減少により、40代以降の方に起きやすい症状です。皮膚のたるみや目元のシワが気になる方は、脂肪除去だけでなく、皮膚のたるみ除去も行う施術を併用することがおすすめです。

リスクについては以下の記事で詳細を記載しておりますので、気になる場合は参考にしてみてください。

当院での痛みに対する対処法

当院では、痛みに不安を抱えている方に対して痛みを最小限にするための方法を複数準備しています。

・複数の麻酔を完備
・麻酔液にこだわる
・細い針を使用する

安全にも十分配慮しているため、痛み軽減方法を活用しながら目元を綺麗にするお手伝いをさせてください。

麻酔を使用する

麻酔には痛みを感じにくくする鎮痛作用と不安を和らげる鎮静作用の2つがあります。もちろん2つの麻酔を併用して身体的・精神的苦痛を緩和することも可能です。

鎮痛(点眼麻酔・ブロック麻酔)

クマ取り施術で使用される麻酔には点眼麻酔とブロック麻酔があります。これらの麻酔には鎮痛作用があり、施術前に行われる局所麻酔の痛みを和らげる効果に期待できます。点眼麻酔は、点眼薬として直接目に投与され、目の表面にある角膜と結膜を麻痺させ、瞬時に作用する点がメリットです。またブロック麻酔は、神経の近くに麻酔薬を直接注入し、痛みの伝達をブロックして特定の領域の感覚を麻痺させる麻酔法です。これらの方法を活用することで、局所麻酔の痛みを軽減させて施術に臨めるでしょう。

鎮静(笑気麻酔・静脈麻酔)

笑気麻酔と静脈麻酔は不安を取り除き、筋肉の緊張を和らげて痛み緩和に期待できる麻酔方法です。笑気麻酔は、カニューレやマスクを通じて亜酸化窒素と酸素の混合ガスを吸入する方法であり、濃度を調整することが可能です。即効性があり、数分以内にリラックス感と幸福感をもたらしますが、意識は保たれる吸入麻酔になります。また静脈麻酔は、麻酔薬を静脈に直接注射して精神的・身体的に麻酔効果を得る方法です。効果の発現が早く、投与量に応じて、意識レベルの調整ができる点がメリットになります。痛みに不安があり、その不安を取り除いた上で施術を受けたい方におすすめの麻酔方法です。

麻酔液にこだわる

麻酔液にこだわることも痛み緩和につながります。東京美専クリニックで使用しているキシロカインは約pH2と強い酸性作用があります。酸性作用が強いことで注入時の痛みを緩和したり早い効果発症に期待できたりする点がメリットです。使用する麻酔液にもこだわりましょう。

細い針を使用する

施術時に細い針を使用することも痛みを軽減させる方法の1つです。東京美専クリニックでは局所麻酔には32Gの極細の針を使用しています。針が細いことで挿入時の痛みを最小限にするだけでなく、血管を傷つけにくく内出血を防ぎ、ダウンタイムの軽減にも期待できます。痛みに不安がある方はぜひ活用しましょう。

ダウンタイム中の痛み軽減方法

ダウンタイム中の痛みを軽減させる方法を4つ紹介します。

・保冷剤で目元を冷やす
・鎮痛剤を飲むタイミングを工夫する
・安静にする
・頭をなるべく下に下げない

ダウンタイムは施術の種類によりますが数日から数週間かかります。ダウンタイムを短く快適にするために過ごし方に注意しましょう。

保冷剤で目元を冷やす

保冷剤で目元を冷やすことで、神経の伝達速度が遅くなり、痛みの感覚が鈍くなります。それだけでなく、血管が収縮し、出血や液体の漏出が減少して腫れが抑えられる効果にも期待できます。施術直後から数日は目元を積極的に冷やすようにしましょう。

鎮痛剤を飲むタイミングを工夫する

鎮痛剤は痛みを感じ始めたタイミングで飲むことがおすすめです。なぜなら、痛みや炎症の調節因子であるプロスタグランジンが体内に多く生成されることで痛みを感じやすくなり、鎮痛剤の効果も薄れてしまう傾向があるためです。プロスタグランジンの生成が少ない、痛みが出始めたタイミングで鎮痛剤を飲み、鎮痛剤の効果を発揮できる環境作りを行いましょう。

安静にする

施術後は安静に過ごすことが推奨されます。身体を動かしたり、身体を温める行為をしたりすることで血行が良くなり、痛みやダウンタイムの延長になる可能性もあります。施術内容にもよりますが、施術後1ヶ月は安静に過ごすようにしましょう。

頭をなるべく下に下げない

施術後安静にするために横になってしまいがちですが、長時間頭を下に下げる行動はおすすめしません。施術部位である目元が心臓よりも低い位置にあると重力によって血液が下に溜まりやすくなるため、内出血を助長する可能性が高まります。安静にしつつ、寝過ぎないように過ごすことがおすすめです。

目の下が痛い!我慢できない場合にすべき行動

クマ取り施術時やダウンタイム中に痛みが我慢できない際にすべき行動は以下の2つです。

・施術中:医師やスタッフに麻酔の調整をしてもらう
・ダウンタイム中:アフターケアとして診察を受ける

痛みを我慢する行為は身体的・精神的ストレスが大きいため早期に対応を受けましょう。

施術中:医師やスタッフに麻酔の調整をしてもらう

施術中に痛みが我慢できない場合は、すぐに医師やスタッフへ伝え、麻酔の量を追加や調整をしてもらいましょう。麻酔の効き方や効果が続く時間は個人差があるため、我慢せずに伝えて痛みの緩和を優先させることがおすすめです。

ダウンタイム中:アフターケアとして診察を受ける

処方された薬を服用しても痛みが我慢できない場合はクリニックへ連絡し、アフターケアとして診察を受けましょう。異常の早期発見につながることもあるため、我慢せずにクリニックへ相談することがおすすめです。

【まとめ】痛みを最小限にして理想の目元を手に入れよう

目元をスッキリさせて綺麗になりたいけど、痛みに不安がある方は、痛み緩和方法を活用しましょう。痛みがあるタイミングを知り、それに対して麻酔や注入針で対策することで痛みを最小限に抑えることも可能です。我慢することでダウンタイムが長引く可能性もあるため、カウンセリング時にクリニックで導入している痛み緩和方法や工夫を聞いて活用することがおすすめです。

記事監修医師

院長
土田 諒平

当クリニックでは、患者様一人ひとりに「正確な診断の下、適切な術式を、適正価格でご提案する」ことを信念としております。そのため、カウンセラーを置かず、最初から医師が診察・診断を行い、最適な治療プランをご提案いたします。

経歴
京都大学工学部物理工学科卒業
奈良県立医科大学医学部卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業