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美容医療ブログ

鼻の整形手術をする前に読む完全ガイド〜手術の種類とリスクを理解する〜

鼻の整形手術には、様々な種類があります。それぞれの手術についての詳細とリスクについて詳しくお伝えします。

手術を受ける前に必ずお読みいただき、ご理解していただき、鼻整形手術をして理想の鼻を目指しましょう!

鼻整形手術の種類はどんなものがあるの?

1.隆鼻術:シリコンプロテーゼや自分の組織を挿入し、鼻背を高くする手術です。

2.鼻尖部手術:鼻先の形状を変えるために、軟骨を形成する手術です。耳の軟骨や寄贈軟骨を使用することもあります。

3.鼻翼部手術:小鼻の形状を変えるために、鼻翼を切除・形成する手術です。

予想されるリスクは?

鼻整形を受けた直後は、腫れたり内出血を起こすことがよくあります。鼻整形を受けた後の予想されるリスクをしっかり理解しておきましょう。

また、手術後合併症を起こさないためにも、手術前から患者様にも気をつけていただきたいことがあります。手術前からリスクを軽減するためにも、喫煙は血液の循環を悪くするため、傷の治りが遅く、悪化するリスクがあります。また細菌がつき感染を引き起こす大きな原因の一つにもなります。

※手術前2週間〜手術後最低1ヶ月は禁煙をお願いします。

手術後予想されるリスク

1.軽い副作用:だるさ、熱感、蕁麻疹、痒み、むくみ、発熱、せきなど

2.重い副作用(稀):冷や汗、胸痛、アナフィラキシーショック、呼吸困難など

3.血腫:術後に出血が溜まることがあり、圧迫やドレーンの使用が必要になることがあります。

4.感染:術後の感染症のリスクがあり、抗生剤の投与や創部の洗浄が必要です。

(感染兆候の例です)

5.神経損傷:術中に神経が損傷されることで、知覚障害が生じることがあります。多くは一時的ですが、稀に永久的な損傷が残ることもあります。

6.その他:通気や嗅覚の低下、手術後の左右差の解消が困難な場合があります。

隆鼻術のリスク

腫れ、皮下出血:術後に腫れや皮下出血が見られることがありますが、数週間で落ち着きます。皮下出血は目や頬などに、赤紫に見える事がありますが、次第に黄色くなり自然に吸収されて消失します。

挿入物:シリコンプロテーゼが硬化することがあります。また、高すぎるプロテーゼは赤みや痛みを引き起こすことがあります。

その他:もともと鼻に曲がりがある場合は、手術により目立つ事があります。

鼻尖部手術のリスク

腫れ:術後の腫れや痛みが数日続きます。ギブスを使用する場合、圧迫により一時的に凹んだように見えることがありますが、時間と共に改善されます。術後1~3ヶ月程度は鼻尖が硬く、厚く見えますが、6ヶ月ほどすると皮膚が薄く、柔らかくなり、輪郭がはっきりしてきます。

傷跡:体質や個人差により目立つ事がありますが、赤みは数ヶ月で落ち着きます。

その他:ギプス固定によって、鼻の先端の皮膚に血流障害が起こり、水疱、びらん、潰瘍、皮膚壊死などの褥瘡が生じることがあります。これにより瘢痕や拘縮が残ることもあります。鼻尖形成手術の効果には個人差があり、限界があります。また、鼻尖の皮膚は血流が弱いため再手術が非常に難しいです。手術前に担当医とよく相談し、希望をしっかり伝えてください。

鼻翼部手術のリスク

傷跡:皮膚の個人差により、傷の段差や幅が目立つことがあります。

その他:団子鼻を気にする場合に、鼻翼部の手術のみを行うと鼻先のみが目立つ事があります。

手術当日から術後の流れ

手術当日の持ち物、当日の流れと術後の日常生活についてご案内します。

手術当日の持ち物

・未成年の方は、親権者様の同意書
・費用(残金がありカード支払い希望の方は、上限額を予めご確認お願いします)
・処方箋(医師から指示があった場合)
・マスク・帽子・スカーフ等、お鼻が隠せるもの
・ポケットティッシュ

手術当日の流れ

1.来院:運転や貴金属・貴重品は避け、軽装でお越しください。予約時間に余裕を持ってお越しください。
2.写真撮影:カルテ用写真を撮影します。
3.最終確認:医師による手術部位の確認やデザインが行われます。
4.麻酔:麻酔オプションを選択した場合は点滴を行います。
5.手術の準備・消毒:顔全体と鼻の内部を消毒し、必要に応じて鼻の毛を切ります。
6.手術:手術が開始され、痛みがある場合は遠慮なく伝えてください。痛み止めで対応します
7.手術終了・帰宅:お顔を綺麗にして、お薬の飲み方や術後の過ごし方などの説明を受けます。お薬を受け取り、次回予約をして帰宅となります。何か不安なことがあれば質問してください。

術後の日常生活

当日:指示があるまで固定やレティナを触らないでください。
1〜2日目:固定やレティナを外さず、洗顔・洗髪は首下や鼻固定を濡らさない範囲で可。
3〜7日目:固定の抜去後は全身洗浄可。運動や入浴は制限があります。 メイクは固定抜去後は鼻周囲以外可能になり、抜糸後は全顔可能に。
1週間後:入浴・運動・飲酒が可能になります。
1ヶ月後:うつ伏せができるようになります。

術後の注意点

固定や、鼻の穴のレティナは指示があるまで取らない

手術後の注意事項として、固定や綿球を指示された期間は触らないようにし、鼻翼縮小手術を受けた方は特に清潔を保ってください。また、腫れや内出血は一時的なものであり、手術後の経過についての注意事項をしっかり守りましょう。

他院修正と申告について

他院修正した場合、手術中に鼻の内部の状態をみて、術前に説明した方法では危険だと医師が判断した場合は、手術の変更により追加料金が発生することがあります。申告の無い施術歴が発覚した場合、別途他院修正代金として一律税込25万円を請求させて頂きます。

キャンセルについて

8週前の18時まで:キャンセル料なし
4週前の18時まで:手術代の30%
1週前の18時まで:手術代の50%
1営業日の18時まで:手術代の70%
当日キャンセル・無断キャンセル:手術代の全額

保証制度について

1.保証内容:医学的に変化がない場合や違和感がある場合、医師の判断で再手術を行います。また、傷跡が目立つ場合や術後のトラブルが起きた場合は適切な治療を提供します。

2.保証期間:手術日から1年間(G W、年末年始、クリニックが指定する日を除く)

3.注意事項:再施術の際には、写真や体重の変化などが判定基準となります。医師の判断により再施術がお断りされる場合があります。また、基本的に再手術は半年以降になります。保証期間を過ぎると保証内容は無効となり、返金や譲渡は行われません。また、他院での施術や当院でのギブス固定や抜糸を受けなかった場合は保証対象外となります。

まとめ

鼻整形手術は、様々な理由で行われる一大決断です。手術を検討する際には、リスクや注意事項を十分に理解し、医師との十分な相談を重ねることが不可欠です。

手術の流れや術後の日常生活についても理解しておくことが重要です。
鼻整形手術を受ける際には、適切な準備とリスクをしっかり理解し、医師と相談しながら進めていきましょう!

記事監修医師

院長
土田 諒平

当クリニックでは、患者様一人ひとりに「正確な診断の下、適切な術式を、適正価格でご提案する」ことを信念としております。そのため、カウンセラーを置かず、最初から医師が診察・診断を行い、最適な治療プランをご提案いたします。

経歴
京都大学工学部物理工学科卒業
奈良県立医科大学医学部卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業