水光注射のダウンタイムは怖くない!知っておくべき真実と対策
水光注射とは?美肌効果を生み出す仕組み
水光注射は、韓国発祥の美容医療で「みずみずしく光り輝くような肌になれる」という意味から名付けられました。肌の真皮層に、ヒアルロン酸を中心としたさまざまな美容成分を直接注入する施術です。
9本の極細針がついたスタンプ型の専用機器を使って、肌を吸引しながら薬剤を注入していきます。この方法により、肌の広い範囲に均一に美容成分を届けることができるのです。
水光注射の効果は大きく2つあります。まず、真皮に美容成分を直接注入することで即効性のある美肌効果が得られます。そして、注射針による微細な傷を修復しようとする皮膚の自然治癒力によって、コラーゲン生成が促進され、長期的な美肌効果も期待できるのです。

水光注射のダウンタイムが「ひどい」と言われる理由
「水光注射のダウンタイムはひどい」という噂を耳にすることがあります。しかし、これは過去の施術方法や海外での施術に関する情報が広まったためで、現在の日本での水光注射は比較的ダウンタイムが軽いものになっています。
では、なぜそのような噂が広まったのでしょうか。主な理由は以下の4つです。
1. 過去の手打ち注射(ナパージュ法)の影響
以前の水光注射は、医師が手で一つ一つ注射する「ナパージュ法」が主流でした。この方法は医師の技術に大きく依存するため、注入部位や深さ、量、速度などのコントロールが難しく、時に強い痛みや長引くダウンタイムの原因となっていました。
2. 韓国式の効果重視の施術方法
水光注射発祥の韓国では、ダウンタイムよりも効果を重視する傾向があります。そのため、真皮の深い層まで注射することが多く、一度の施術で高い効果を得られる反面、強い痛みや出血を伴い、ダウンタイムが長くなることがありました。
一方、日本の水光注射は「ダウンタイムを極力抑えたい」という日本人のニーズに合わせて改良されています。浅い層への注入を基本とし、痛みやダウンタイムを最小限に抑える工夫がなされているのです。
3. 針を深く刺すと血が出ることがある
水光注射では、針を深く刺した場合に血が出てしまうこともあります。これは皮膚の表面近くに血管があり、注射針によって損傷を受けやすいためです。ただし、現在の専用機器を使った施術では、深さのコントロールが適切に行われるため、出血のリスクは大幅に軽減されています。
4. 一時的な肌のボコボコ
施術直後は、注入した薬剤が肌になじむ過程で皮膚がボコボコと隆起して見えることがあります。これは一時的な症状であり、通常は翌日には目立たなくなります。また、注射針の刺激や皮膚の吸引による影響でボコボコとした腫れが生じる場合もありますが、これも2~3日程度で治まることがほとんどです。
実際の水光注射のダウンタイム症状と期間
現在の日本での水光注射によるダウンタイムは、適切な施術とアフターケアを行えば比較的軽度で短期間で済むことがほとんどです。ダウンタイム中に起こり得る主な症状と、その期間について見ていきましょう。
赤み
施術直後から数時間は、注射による刺激で肌に赤みが出ることがあります。これは皮膚の正常な反応であり、通常は数時間から1日程度で落ち着きます。赤みの程度は個人差がありますが、一般的には軽度で、メイクでカバーできる程度です。
内出血
注射針が皮下の毛細血管を傷つけると、内出血(青あざのような症状)が生じることがあります。特に目の下など皮膚の薄い部位では内出血が起きやすいですが、通常は3〜5日程度で自然に消失します。内出血が生じても、コンシーラーなどでカバーすることが可能です。
腫れ・むくみ
施術後に軽度の腫れやむくみが生じることがありますが、多くの場合1〜2日で引いていきます。特に注入量が多い場合や、顔の下半分(頬や顎など)は腫れやすい傾向があります。
小さな凹凸
注入した薬剤が均等に広がるまでの間、肌表面に小さな凹凸(ボコボコ感)が生じることがあります。これは薬剤が肌に馴染むまでの一時的な状態で、通常は1〜2日で滑らかになります。
多くの場合、これらの症状は軽度で、3〜5日以内に落ち着くことがほとんどです。ただし、個人の肌質や体質、施術内容によって差があるため、施術前にクリニックで詳しく説明を受けることをおすすめします。

水光注射のダウンタイムを短くする4つの対策
水光注射のダウンタイムは、適切なケアによって短縮したり、症状を軽減したりすることができます。以下に、ダウンタイムを短くするための効果的な対策をご紹介します。
1. 施術前の準備
施術の1週間前からアルコールの摂取を控え、血行を促進する食品(ニンニク、生姜など)の摂取も控えましょう。これにより内出血のリスクを軽減できます。また、施術前日は十分な睡眠をとり、肌の状態を整えておくことも大切です。
施術当日は、メイクを落として清潔な肌の状態で来院することをおすすめします。これにより、施術後の肌トラブルのリスクを減らすことができます。
2. 施術後のケア
施術直後から24時間は、肌を清潔に保ち、刺激を与えないようにすることが重要です。具体的には以下のポイントに注意しましょう。
- 施術当日の洗顔は控え、翌日からは低刺激の洗顔料で優しく洗う
- 施術当日のメイクは避け、翌日からは肌に負担をかけない軽いメイクにする
- 保湿を十分に行い、肌のバリア機能を高める
- 冷たいタオルやアイスパックで軽く冷やし、腫れを抑える(ただし直接肌に当てず、タオルで包むこと)
3. 生活習慣の調整
施術後1週間程度は、以下の点に注意して生活習慣を調整しましょう。
- アルコール摂取を控える(血行が促進され、内出血が長引く可能性があるため)
- 激しい運動や入浴、サウナなどの発汗を促す行為を控える
- 十分な睡眠をとり、肌の回復を促進する
- 水分をしっかり摂取し、体内から肌を潤す
4. 紫外線対策の徹底
施術後の肌は紫外線に対して敏感になっています。そのため、外出時は必ず日焼け止めを塗り、帽子や日傘などで物理的に紫外線を遮断することが大切です。紫外線を浴びると肌の炎症が悪化したり、色素沈着のリスクが高まったりするため、徹底した対策が必要です。
これらの対策を実践することで、水光注射後のダウンタイムを最小限に抑え、早く美しい肌を実感できるようになります。ただし、何か気になる症状があれば、すぐに施術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。
信頼できるクリニック選びのポイント
水光注射の効果とダウンタイムは、クリニックや医師の技術によって大きく左右されます。信頼できるクリニックを選ぶことで、効果的な施術と適切なアフターケアを受けることができます。以下に、クリニック選びのポイントをご紹介します。
1. 医師の経験と技術
水光注射は医師の技術によって結果が大きく変わります。特に、注入する深さや量のコントロールは経験が物を言います。医師の経歴や症例数、専門性などをチェックし、美容医療の経験が豊富な医師がいるクリニックを選びましょう。
2. 使用する機器と薬剤
水光注射に使用する機器や薬剤の種類・品質も重要なポイントです。最新の専用機器を導入しているか、どのような薬剤を使用しているかを確認しましょう。また、自分の肌悩みや目的に合った薬剤を選べるクリニックが理想的です。
3. カウンセリングの質
施術前のカウンセリングでは、あなたの肌状態や悩み、希望する効果などを詳しく聞いてくれるクリニックを選びましょう。また、施術のメリット・デメリットやダウンタイムについて丁寧に説明してくれるかどうかも重要なポイントです。
質の高いカウンセリングでは、あなたに最適な施術プランを提案してくれるだけでなく、施術に関する不安や疑問にも丁寧に答えてくれるはずです。
4. アフターケアの充実度
施術後のアフターケアが充実しているかどうかも、クリニック選びの重要なポイントです。施術後に何か気になる症状が出た場合に、すぐに相談できる体制が整っているかを確認しましょう。
例えば、24時間対応の相談窓口があるクリニックや、施術後のフォローアップが充実しているクリニックは安心して施術を受けられます。東京美専クリニックでは、術後の不安に対応する24時間無料相談窓口を設けており、小さな不安でも気軽に相談できる環境を整えています。

水光注射の効果を最大化するための施術計画
水光注射の効果を最大限に引き出すためには、適切な施術計画を立てることが重要です。ここでは、効果的な施術間隔や回数、他の美容施術との組み合わせについてご紹介します。
理想的な施術間隔と回数
水光注射の効果は一時的なものではなく、複数回の施術を重ねることでより高い効果を実感できます。一般的には、初回の施術から2〜4週間間隔で3〜5回の施術を行うことで、肌質の改善や美肌効果を実感できるようになります。
その後は、3〜6ヶ月に1回程度のメンテナンス施術を行うことで、効果を持続させることができます。ただし、肌質や年齢、生活環境などによって個人差があるため、医師と相談しながら最適な施術計画を立てることをおすすめします。
他の美容施術との組み合わせ
水光注射は単独でも効果的ですが、他の美容施術と組み合わせることで、より総合的な美肌効果を得ることができます。例えば、以下のような組み合わせが効果的です。
- ハイフ(HIFU)との組み合わせ:ハイフでリフトアップ効果を得た後に水光注射を行うことで、ハリと潤いを同時に実現
- ピーリングとの組み合わせ:ピーリングで古い角質を除去した後に水光注射を行うことで、美容成分の浸透率が向上
- レーザー治療との組み合わせ:シミやくすみに対するレーザー治療と水光注射を組み合わせることで、肌トーンの改善と潤い効果を同時に実現
ただし、これらの施術を同日に行うことは避け、適切な間隔を空けることが重要です。施術の組み合わせについては、必ず医師に相談し、あなたの肌状態や目的に合わせた最適なプランを立てましょう。
まとめ:水光注射のダウンタイムは適切なケアで乗り切れる
水光注射は、肌の内側からハリや潤い、透明感を実現できる効果的な美容施術です。「ダウンタイムがひどい」という噂がありますが、現在の日本での施術は技術や機器の進化により、ダウンタイムが比較的軽いものになっています。
実際のダウンタイムとしては、赤み、内出血、腫れ、小さな凹凸などが生じることがありますが、多くの場合3〜5日程度で落ち着きます。また、適切なアフターケアを行うことで、これらの症状を軽減し、ダウンタイム期間を短縮することも可能です。
水光注射の効果を最大化するためには、信頼できるクリニックで適切な施術計画を立て、継続的に施術を受けることが重要です。医師と相談しながら、あなたの肌状態や目的に合わせた最適なプランを作りましょう。
水光注射のダウンタイムは怖いものではありません。正しい知識と適切なケアがあれば、短期間のダウンタイムを乗り越え、美しく健やかな肌を手に入れることができるでしょう。
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著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平
経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業
東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。
本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
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