水光注射のダウンタイムは本当にひどい?実態と対処法を徹底解説
水光注射とは?美肌効果とダウンタイムの基本
水光注射は、韓国発祥の美容医療で「みずみずしく光り輝くような肌になれる」という意味を持っています。美容大国である韓国から広まったこの施術は、肌の真皮層へ直接美容成分を届けることで、内側から肌質を改善する効果が期待できます。
具体的には、ヒアルロン酸やアミノ酸、成長因子などの美肌効果の高い薬剤を、9本の極細針が装着されたスタンプ型の注射器を使って皮膚に注入します。皮膚を吸引しながら注射することで、真皮の浅い層に広く成分を浸透させるのが特徴です。
水光注射の最大の魅力は、肌に潤いを与えるだけでなく、ハリや弾力のアップ、コラーゲンの生成促進、乾燥や小じわの改善、毛穴の引き締め、ニキビ跡や赤みの改善など、多岐にわたる美肌効果が期待できる点です。
しかし、「水光注射はダウンタイムがひどい」という噂を耳にして、施術を躊躇されている方も多いのではないでしょうか?
実際のところ、この噂には誤解があります。現代の日本で受けられる水光注射は、最新技術によって痛みやダウンタイムが大幅に軽減されているのです。

水光注射のダウンタイムがひどいと言われる理由
「水光注射はダウンタイムがひどい」という噂が広まっている背景には、主に2つの理由があります。
まず1つ目は、過去の水光注射の施術方法にあります。従来の水光注射は、医師や看護師が手作業で注入を行う「ナパージュ法」が主流でした。
この手法では、注入する深さや量にばらつきが生じやすく、内出血や腫れが起こりやすいという特徴がありました。手技による個人差も大きく、施術後の回復に時間がかかることもあったため、ダウンタイムの長さが懸念事項となっていたのです。
2つ目の理由は、韓国をはじめとする諸外国での施術スタイルにあります。海外では、痛みよりも効果を優先して強めの施術を行うケースも多く見られます。そのため、施術直後の出血や腫れが目立ち、辛いダウンタイムを伴う場合もあるようです。
こうした海外での施術の様子がSNSで拡散され、「水光注射のダウンタイムはひどい」と言われる原因となっている可能性があります。
しかし、現在の日本で受けられる水光注射は大きく進化しています。自動注入システムを採用しており、均一で安定した注入が可能になりました。また、日本では効果だけではなく肌への負担も重視した治療法が一般的であるため、海外の事例が当てはまるケースはほとんどありません。
水光注射のダウンタイムで起こりうる症状
水光注射のダウンタイムには個人差がありますが、一般的には3日〜1週間ほどで終わる場合がほとんどです。ダウンタイム期間中に見られる主な症状をご紹介します。
赤みや腫れ
水光注射の施術では、針で成分を注入する際の痛み緩和のために、皮膚の吸引を行います。この吸引と注射の刺激が、施術箇所で一時的に軽度の赤みや腫れが生じる原因となります。
しかし、赤みや腫れなどの症状は、肌の自然な防御反応であり、むしろ肌再生のプロセスが始まっているサインともいえます。症状は、1日〜5日程度で治まっていくことが一般的です。
赤みや腫れの対処法としては、施術箇所を冷やすことをおすすめします。ただし、直接保冷剤や氷を当てるのではなく、清潔なタオルで包んでから冷やすようにしましょう。
内出血
細い針を使用するとはいえ、毛細血管に触れることで内出血が起こることがあります。皮膚が薄く血管が浮きやすい目元はリスクがやや高めです。
内出血は赤紫色や青あざのようにみえることがありますが、数日〜1週間ほどで自然に薄れていきます。

内出血をできるだけ防ぐためには、施術前後の飲酒や激しい運動、サウナなど血行を促進する行動は控えることが大切です。また、内出血が起きた場合でも、コンシーラーなどの化粧で目立たなくすることが可能です。
注射針の跡
水光注射の直後には、注入箇所が蚊に刺されたようにボコボコと盛り上がってみえることがあります。これは薬剤が皮膚の下に一時的にとどまっている状態であり、多くの場合1〜3日ほどで自然に平らになります。
このボコボコは「真皮層に薬剤が届いているサイン」のため、異常な症状ではありません。ただし、長期間ボコボコが残ったり、しこりのように硬く感じたりする場合は、自己判断せず施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
水光注射のダウンタイムを乗り切るための対処法
水光注射のダウンタイムを少しでも短く、快適に過ごすための対処法をご紹介します。
施術直後のケア
施術直後は、肌が敏感になっている状態です。以下のポイントに注意しましょう。
まず、施術当日はメイクを避け、肌を清潔に保ちましょう。どうしてもメイクが必要な場合は、施術を受けたクリニックに相談してください。また、施術箇所を強く擦ったり、触ったりするのは避けてください。
施術直後に赤みや腫れがある場合は、清潔なタオルで包んだ保冷剤などで優しく冷やすと症状が和らぎます。ただし、長時間の冷却は避け、5分程度を目安に行いましょう。
ダウンタイム中の生活習慣
ダウンタイム中は、肌の回復を早めるために以下の点に気をつけましょう。
まず、施術後24時間は激しい運動や飲酒、サウナやホットヨガなどの発汗を促す活動は避けましょう。これらは血行を促進し、内出血のリスクを高める可能性があります。
また、施術後は肌の保湿を徹底することが大切です。乾燥すると肌の回復が遅れるため、刺激の少ない保湿クリームやセラムを使用して、こまめに保湿を行いましょう。
さらに、紫外線対策も重要です。施術後の肌は紫外線の影響を受けやすいため、日焼け止めの使用や日傘、帽子などで紫外線から肌を守りましょう。
ダウンタイム中のメイク方法
水光注射後のメイクは、基本的には翌日から可能です。ただし、クリニックによって異なる場合もあるので、施術を受けるクリニックの指示に従いましょう。
メイクをする際は、肌に刺激を与えないように優しくタッチし、強くこすらないように注意してください。赤みや内出血が気になる場合は、カバー力の高いコンシーラーやファンデーションを使用すると良いでしょう。
また、メイク落としも優しく行うことが大切です。オイルクレンジングやクレンジングミルクなど、肌への負担が少ないものを選び、ゴシゴシと擦らずに優しく落とすようにしましょう。
水光注射の効果を最大限に引き出すコツ
水光注射の効果を最大限に引き出し、美肌を長く維持するためのコツをご紹介します。
効果的な施術間隔
水光注射の効果は、一般的に1回の施術で2〜3ヶ月程度持続します。しかし、より効果を高めたい場合は、初回は1ヶ月間隔で2〜3回の施術を受け、その後は2〜3ヶ月おきのメンテナンスがおすすめです。
肌の状態や目指す効果によって最適な間隔は異なりますので、担当医師と相談しながら決めていくと良いでしょう。
相性の良い併用治療
水光注射は単体でも効果的ですが、他の美容治療と併用することでさらに効果を高めることができます。
例えば、ハイフやサーマクールなどの引き締め効果のある治療と組み合わせると、肌のハリやリフトアップ効果が高まります。また、レーザーフェイシャルと組み合わせると、肌のトーンアップや毛穴の引き締め効果が期待できます。
ただし、併用治療を行う場合は、それぞれの治療のダウンタイムや相性を考慮する必要があります。必ず専門医に相談し、自分の肌状態に合った治療計画を立てましょう。
日常のスキンケアとの連携
水光注射の効果を長持ちさせるためには、日常のスキンケアも重要です。
まず、肌の保湿を徹底しましょう。水光注射で補給されたヒアルロン酸の効果を持続させるためには、外からの保湿ケアも欠かせません。セラムや化粧水、クリームなどで、朝晩しっかりと保湿を行いましょう。

また、紫外線対策も忘れずに行いましょう。紫外線は肌の老化を促進し、せっかくの水光注射の効果を台無しにしてしまいます。日焼け止めの使用はもちろん、日傘や帽子なども活用して、紫外線から肌を守りましょう。
さらに、バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動など、生活習慣の改善も美肌維持には欠かせません。内側からのケアも意識して、トータルで美肌を目指しましょう。
水光注射を受ける際のクリニック選びのポイント
水光注射の効果やダウンタイムは、クリニックや医師の技術によっても大きく左右されます。安心して施術を受けるためのクリニック選びのポイントをご紹介します。
医師の経験と実績
水光注射は医療行為です。経験豊富な医師が施術を行うクリニックを選びましょう。特に、美容皮膚科や美容外科の専門医がいるクリニックがおすすめです。
また、施術実績が豊富なクリニックは、さまざまなケースに対応できる技術と知識を持っています。クリニックのウェブサイトや口コミなどで、実績や症例写真をチェックしてみましょう。
使用する薬剤の種類と品質
水光注射で使用する薬剤の種類や品質も重要なポイントです。クリニックによって使用する薬剤は異なります。自分の肌の悩みに合った薬剤を使用しているかどうかを確認しましょう。
また、品質の高い薬剤を使用しているかどうかも重要です。安全性が確認されている薬剤を使用しているクリニックを選びましょう。
カウンセリングの充実度
良いクリニックは、施術前のカウンセリングが充実しています。肌の状態や悩みをしっかりと聞いた上で、最適な治療プランを提案してくれるクリニックを選びましょう。
また、ダウンタイムや注意点についても詳しく説明してくれるかどうかも重要です。不安や疑問点をしっかりと解消した上で施術を受けられるクリニックを選びましょう。
東京美専クリニックでは、最初から医師によるカウンセリングを行い、患者様一人ひとりの肌状態や悩みに合わせた最適な治療プランをご提案しています。また、術後のアフターケアも充実しており、24時間無料相談窓口を設けています。水光注射をはじめとする美容医療に関するご相談は、お気軽に当クリニックまでお問い合わせください。
まとめ:水光注射のダウンタイムは適切なケアで乗り切れる
水光注射のダウンタイムについて詳しく解説してきました。「水光注射はダウンタイムがひどい」という噂がありますが、現在の日本で受けられる水光注射は、最新技術によって痛みやダウンタイムが大幅に軽減されています。
ダウンタイム中に起こりうる症状としては、赤みや腫れ、内出血、注射針の跡などがありますが、これらの症状は多くの場合3日〜1週間程度で自然に治まります。また、適切なケアを行うことで、ダウンタイムを少しでも短く、快適に過ごすことができます。
水光注射は、肌の潤いやハリ、弾力を高め、毛穴の引き締めやニキビ跡の改善など、多岐にわたる美肌効果が期待できる施術です。ダウンタイムを恐れて施術を躊躇するのではなく、正しい知識と適切なケアで、美肌への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
東京美専クリニックでは、患者様一人ひとりの肌状態や悩みに合わせた最適な治療プランをご提案しています。水光注射に関するご質問やご相談は、お気軽に東京美専クリニックまでお問い合わせください。経験豊富な医師が丁寧にカウンセリングいたします。
著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平
経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業
東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。
本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
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