顔の脂肪吸引とボトックス併用で小顔効果を最大化する方法

小顔を目指すなら「脂肪」と「筋肉」の両方にアプローチを
顔の大きさに悩む方は少なくありません。
鏡を見るたびに「もう少しフェイスラインがシャープだったら」と感じることはないでしょうか。実は、顔の大きさやもたつきの原因は一つではなく、「脂肪」と「筋肉」という二つの要素が複雑に絡み合っています。そのため、どちらか一方だけにアプローチしても、理想的な小顔効果を得ることは難しいのです。
当院では、顔の脂肪吸引とボトックス注射を組み合わせることで、脂肪と筋肉の両方に働きかけ、より確実で持続的な小顔効果を実現しています。この記事では、それぞれの施術の特徴や併用のメリット、実際の効果について詳しく解説していきます。
顔の脂肪吸引とは〜根本から脂肪を取り除く施術〜
顔の脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる専用の吸引管を使って、皮下脂肪を直接取り除く施術です。
ダイエットでは燃焼しにくい深層脂肪層(LFD)まで吸引できるため、頬や顎下のもたつきを根本的に解消できます。脂肪吸引の最大の特徴は、脂肪細胞そのものを減らすことができる点です。脂肪細胞の数は成人になるとほぼ決まっており、太ると脂肪細胞が膨らみ、痩せると縮小します。しかし脂肪吸引では脂肪細胞自体を取り除くため、術後にリバウンドしにくいという大きなメリットがあります。
一般的に、お顔の脂肪吸引では頬と顎下から脂肪を吸引し、フェイスラインを美しく整えるケースが多いです。施術後は筋肉痛のような痛みや内出血が1〜2週間程度続きますが、1ヶ月もすれば組織が安定し、シルエットが完成します。20代の方であれば皮膚の収縮力があるため、吸引後は自然と引き締まり、たるみの心配もほとんどありません。
脂肪吸引の主なメリット
- 短期間で確実な効果が得られる
- 脂肪細胞自体を減らすためリバウンドしにくい
- ダイエットでは難しい部分痩せが可能
- フェイスラインをデザインできる
ただし、脂肪吸引だけでは対応できないケースもあります。それが「筋肉の発達」による顔の大きさです。
エラボトックスとは〜筋肉を縮小させて小顔に〜
エラボトックス注射は、咬筋(こうきん)と呼ばれるエラの部分の筋肉にボトックスを注入することで、筋肉を縮小させる施術です。
奥歯をぐっと噛み締めたときにエラの部分がモリッと盛り上がる方は、咬筋が発達している可能性が高く、エラボトックスの適応となります。噛みしめや歯ぎしりなどで咬筋が過剰に発達すると、顔が四角く見えたり、エラが張って見えたりします。ボトックスは神経からアセチルコリンという物質が出るのを抑え、筋肉の過剰な動きを和らげることで、筋肉のボリュームダウンを図ります。
ボトックス注射の効果と持続期間
施術は5〜10分程度で終わり、ダウンタイムもほとんどありません。
治療後3〜7日ほどで筋肉の動きに違和感を感じ始め、1ヶ月程度で筋肉の縮小作用など効果を実感できます。個人差はありますが、効果は約3〜6ヶ月持続します。半年おきに繰り返し注射することで、効果の持続期間も長くなり、注射量も少なく済むようになる傾向があります。また小顔効果だけでなく、歯ぎしりや顎関節症の改善にも効果的です。
エラボトックスの主なメリット
- 施術時間が短く、ダウンタイムがほぼない
- 注射のみで完結する手軽さ
- 筋肉の張りによるエラ張りに効果的
- 歯ぎしりや顎関節症の改善にもつながる
しかし、顔の大きさの原因が脂肪の場合は、ボトックス注射だけでは効果が乏しいため、適切な診断が重要です。

脂肪吸引とボトックス併用で得られる相乗効果
顔の大きさに悩む方の多くは、脂肪と筋肉の両方が原因となっているケースが少なくありません。
当院でお顔の脂肪吸引を受けられる方の6割〜7割近くは、エラのボトックスの適応も見られます。脂肪吸引とボトックス注射を一緒にお受けいただくことで、脂肪と筋肉の2層へアプローチできるため、より引き締まった小顔効果を感じられやすくなります。脂肪吸引で頬や顎下の脂肪を取り除き、さらにボトックスでエラの筋肉を縮小させることで、フェイスライン全体がシャープになり、洗練された印象になります。
併用施術のタイミングと順番
脂肪吸引とボトックス注射を受ける場合は、脂肪吸引を受けた後、施術から1ヶ月〜2ヶ月後で大きな腫れがおさまったタイミングでエラのボトックス注射を受けるのが良いでしょう。
まず脂肪吸引で脂肪を取り除き、腫れが落ち着いた段階で筋肉の状態を確認してからボトックスを追加することで、より正確な効果判定ができます。逆にボトックス注射を先に受けて様子を見てから脂肪吸引を検討する意見もありますが、顔の大きさの原因が筋肉の張りではなく脂肪の場合は、効果が乏しいため、余計なボトックス注射の施術費もかかってしまいます。
併用のメリットをまとめると
- 脂肪と筋肉の両方にアプローチできる
- より確実で持続的な小顔効果が期待できる
- フェイスライン全体がバランスよく整う
- それぞれ単独で行うよりも満足度が高い
できるだけ複数の医師の診察を受け、原因解消に適切な治療法を選ぶことが大事です。
糸リフトは本当に必要か〜費用対効果を考える〜
脂肪吸引と同時に糸リフトを勧められるケースが増えていますが、本当に必要なのでしょうか。
糸リフトは一般的に、皮膚のたるみがある方が受ける一時的な効果のあるリフトアップ治療です。30代以降の方で年齢と共に皮膚のたるみが生じている方であれば適応はありますが、効果の持続期間の短さと費用対効果からみて当院ではおすすめしていません。20代の方であれば、ほぼ皮膚のたるみは生じていないため、必要ない場合がほとんどです。お若い方の場合、皮膚の収縮力があるため、吸引後は自然と引き締まります。
糸リフトが同時に勧められる背景
残念ながら糸リフトはクリニックの営利目的で活用されることが多いです。
理由としては必要本数について患者様が判断できるものではないためアップセルの提案がしやすく、効果が一時的なものだからリピーター化でき、高度な技術を必要としない施術のため、新人の医師でもでき、結果として売上に繋がりやすい特徴があるからです。「将来的なたるみ予防のため」と提案するクリニックもありますが、お顔のたるみの原因には皮膚のほか脂肪の下垂、筋肉の衰えなど、さまざまな原因があります。一人一人たるみの原因が異なるので糸リフトを入れたからといってたるみが予防されるとは限りません。
ご自身が将来的にどのような原因でたるむのか分からない中、予防のために数十万円の料金を支払うのは金銭面でもったいないと思われます。まずは小顔になるために必要な治療法を行い、たるみ治療とは分けて考え行われるのをおすすめします。
実際の症例から見る併用効果
当院で脂肪吸引とエラのボトックス注射を受けられた方の多くが、高い満足度を示されています。
頬の脂肪がスッキリし、もたつきが解消され、若々しい印象になった方や、二重顎の原因となる顎下の脂肪も吸引し、シャープな印象になった方など、さまざまな症例があります。フェイスラインがしっかりと見えるようになり、正面や横から見てもシャープで引き締まった輪郭になった方も多くいらっしゃいます。ふっくらした印象のお顔立ちの方でも、顎下の脂肪が取れ隠れていた輪郭が見え、洗練された印象になります。
患者様の声から
「職場でも『痩せた?』と聞かれることがありとても嬉しかったです」という声や、「少しずつ腫れが引いて二重顎も解消され、満足しています」といった感想をいただいています。
男性の場合、エラの張りが女性よりも強いことがあるため、ボトックス注射の適応がある方は多い印象です。正面から見たときの頬・顎下のラインが逆三角形に近くなり、爽やかな印象になります。施術から1ヶ月程度で問題なく満足する仕上がりになった方も多く、脂肪吸引を検討中の方におすすめです。

クリニック選びで失敗しないために
小顔整形を成功させるには、クリニック選びが非常に重要です。
まず、当日中に契約しないことをおすすめします。複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することで、本当に必要な施術が見えてきます。また、原因の特定ができる医師を選ぶことも大切です。顔の大きさの原因が脂肪なのか、筋肉なのか、骨格なのか、あるいは複合的なものなのかを正確に診断できる医師でなければ、適切な治療法を提案することはできません。
当院のこだわり
当クリニックでは「正確な診断の下、適切な術式を、適正価格で患者様にご提案する」を信念に日々診療を行っています。
そのため、最初から医師の診察を行っています。カウンセラーを配置せず、医師が直接診察から診断、治療提案を行い、患者様ファーストの診療を実践しています。美容皮膚科的施術から美容外科的手術まで多岐にわたる治療を一貫して提供し、患者一人ひとりに最適な選択を提案できます。また、術後の不安に対応する24時間無料相談窓口を設置しており、安心の手厚いアフターフォローを行っています。
約20年間培った吸引技術と、科学的根拠(EBM)に基づいた脂肪吸引で、完成する最後までしっかりサポートいたします。
まとめ〜理想の小顔を実現するために〜
顔の脂肪吸引とボトックス注射の併用は、脂肪と筋肉の両方にアプローチできる効果的な小顔整形です。
それぞれ単独でも効果はありますが、併用することでより確実で持続的な小顔効果が期待できます。ただし、すべての方に糸リフトなどの追加施術が必要なわけではありません。ご自身の顔の大きさの原因を正確に診断し、本当に必要な施術を選ぶことが大切です。当院では、患者様の心身の健康と幸福を最優先に考え、最新の医療機器や診療器具を導入し、専門医師によるカスタマイズされた治療を提供しています。
小顔になりたいという願いを、適切な診断と確かな技術で実現いたします。
詳しいカウンセリングや施術内容については、ぜひ一度ご相談ください。あなたに最適な小顔整形プランをご提案いたします。詳細はこちら → 東京美専クリニック
情報

東京美専クリニック院長 土田諒平
経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業
東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。
本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
「美容整形は“変える”のではなく、“調和させる”もの」
あなたが本来持っている魅力を最大限に引き出すために、医学的知識と審美眼をもってサポートします。


