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クマ取り後の色素沈着を防ぐ7つの方法|アフターケアで差がつく美肌術

クマ取り施術後に起こりうる色素沈着とは

「切らない目の下のクマ取り」や「経結膜脱脂術」を受けた後、期待していた明るい目元とは裏腹に、茶色っぽい色素沈着が現れることがあります。

これは施術による炎症反応や、術後の摩擦・紫外線ダメージによってメラニンが過剰に生成されることが主な原因です。目の下の皮膚は頬などと比べて非常に薄く、わずか0.6mm程度しかありません。そのため、少しの刺激でも色素沈着を起こしやすいデリケートな部位なのです。

施術直後は腫れや内出血が目立ちますが、これらが落ち着いた後に茶色いシミのような色素沈着が残ってしまうケースがあります。特に、術後のケアを怠ったり、目元を頻繁にこすったりすると、色素沈着のリスクが高まります。

しかし、適切なアフターケアを行えば、色素沈着のリスクを大幅に減らすことができます。術後の過ごし方次第で、理想的な仕上がりを手に入れることができるのです。

色素沈着を防ぐための7つの実践的方法

1. 紫外線対策を徹底する

術後の肌は非常に敏感で、紫外線の影響を受けやすい状態です。

紫外線はメラニン色素の生成を促進し、色素沈着の最大の原因となります。外出時は必ずSPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを目元にも丁寧に塗りましょう。さらに、サングラスや帽子、日傘などを併用することで、物理的に紫外線をブロックすることが重要です。

曇りの日でも紫外線は降り注いでいますし、室内にいても窓から入る紫外線の影響を受けます。日焼け止めは朝のスキンケアの最後に必ず塗布し、2〜3時間おきに塗り直すことが理想的です。特に術後1〜3ヶ月間は、紫外線対策を最優先に考えてください。

2. 目元への摩擦を最小限に抑える

洗顔やメイク落としの際、無意識に目元をゴシゴシこすっていませんか?

摩擦は色素沈着を引き起こす大きな要因です。クレンジングは摩擦を避けられるオイルタイプやミルクタイプを選び、優しく撫でるように落としましょう。アイメイクを落とす際は、専用のリムーバーをコットンに含ませ、数秒間まぶたに当ててから、そっと拭き取るようにします。

また、目がかゆくても絶対にこすらないこと。花粉症やアレルギーがある方は、事前に医師に相談し、抗ヒスタミン薬の処方を受けることをおすすめします。朝起きたときに無意識に目をこする癖がある方は、就寝前に保湿をしっかり行い、目元の乾燥を防ぐことが大切です。

3. 保湿ケアで肌のバリア機能を高める

術後の肌は乾燥しやすく、バリア機能が低下しています。

保湿をしっかり行うことで、肌のターンオーバーを正常に保ち、色素沈着の予防につながります。セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたアイクリームを、朝晩のスキンケアに取り入れましょう。

塗布する際は、薬指の腹を使って優しくトントンと叩き込むようになじませます。引っ張ったり、強く押し込んだりするのは厳禁です。また、部屋の湿度を50〜60%に保つことも、肌の乾燥を防ぐために効果的です。加湿器を活用したり、濡れタオルを室内に干したりするのも良いでしょう。

4. 美白成分配合のスキンケアを取り入れる

色素沈着の予防と改善には、美白成分の活用が効果的です。

ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、コウジ酸などの美白成分は、メラニンの生成を抑制し、既にできてしまった色素沈着を薄くする効果が期待できます。特にコウジ酸は、メラニンをつくる酵素の働きを抑えるだけでなく、メラニン生成が始まる前の段階からアプローチできる優れた成分です。

ただし、術後すぐは肌が敏感になっているため、医師に相談してから使用を開始しましょう。一般的には、術後1〜2週間経過してから、刺激の少ない美白化粧品を少量ずつ試していくことが推奨されます。ハイドロキノン配合のアイクリームは特に効果が高いとされていますが、使用方法を誤ると逆に色素沈着を引き起こすこともあるため、必ず医師の指導のもとで使用してください。

5. 内服薬で体の内側からケアする

外側からのケアだけでなく、体の内側からのアプローチも重要です。

トラネキサム酸やビタミンC、ビタミンEなどの内服薬は、メラニン色素の生成を抑え、抗酸化作用によって色素沈着を予防します。トラネキサム酸はメラニン生成と炎症を抑える効果があり、ビタミンCは抗酸化作用とメラニン還元作用、ビタミンEは血行促進作用があります。

これらの内服薬は、クリニックで処方してもらうことができます。市販のサプリメントもありますが、医療機関専売品の方が高濃度で効果が期待できるため、担当医に相談してみましょう。ただし、効果が現れるまでには時間がかかるため、最低でも1〜3ヶ月間は継続して服用することが大切です。

6. 生活習慣を整えて肌のターンオーバーを促進する

質の良い睡眠と栄養バランスの取れた食事は、美肌の基本です。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の修復とターンオーバーを促進します。特に22時から2時のゴールデンタイムには、できるだけ深い睡眠をとるよう心がけましょう。また、ビタミンC・E、ポリフェノール、オメガ3脂肪酸などを含む食品を積極的に摂取することで、体の内側から色素沈着を防ぐことができます。

パプリカ、アーモンド、レモン、サーモン、アボカドなどは、美肌に効果的な栄養素が豊富です。一方で、糖質の過剰摂取は「糖化」を引き起こし、肌の黄ぐすみや老化を促進するため、インスタント食品やファストフードは控えめにしましょう。適度な運動も血行を促進し、肌のターンオーバーを正常化するために有効です。

7. 定期的な医師のフォローアップを受ける

術後の経過観察は、色素沈着を防ぐために非常に重要です。

東京美専クリニックでは、術後の不安に対応する24時間無料相談窓口を設けており、小さな疑問や心配事にも丁寧に対応しています。定期的に医師の診察を受けることで、色素沈着の兆候を早期に発見し、適切な処置を受けることができます。

万が一、色素沈着が現れた場合でも、レーザートーニングやピコレーザーなどの治療法があります。これらは沈着したメラニンの排出を促し、新たなメラニンの生成を抑える効果があります。ただし、施術のタイミングや方法は医師の判断が必要ですので、自己判断せず必ず相談しましょう。

色素沈着が起きてしまった場合の対処法

どんなに注意していても、色素沈着が起きてしまうことはあります。

その場合でも、諦める必要はありません。レーザー治療や再生注射、ヒアルロン酸注射、イオン導入などの治療法があり、それぞれの症状に合わせた最適なアプローチが可能です。

レーザー治療は、メラニンを分解しコラーゲン再生を促す効果があります。費用相場は1回あたり1〜5万円程度で、ダウンタイムはほぼなし〜数日程度です。色素沈着が濃い方や軽度の茶クマに向いています。再生注射(PRP等)は、成長因子でターンオーバーを促進し、自然な改善が期待できます。費用相場は5〜20万円/回で、炎症後の色素沈着や肌再生を求める方に適しています。

ヒアルロン酸注射は、凹みや影を補正することで色素沈着が目立ちにくくなります。即効性があり、費用相場は5〜10万円/回、効果は半年〜1年持続します。イオン導入や美白成分導入は、ビタミンCやトラネキサム酸を浸透させ色素を抑制する方法で、費用相場は1〜3万円/回、ダウンタイムはありません。軽度の茶クマや予防目的の方に向いています。

どの治療法が最適かは、色素沈着の程度や肌の状態によって異なります。まずは医師に相談し、自分に合った治療計画を立てることが大切です。

まとめ:アフターケアの徹底が美しい仕上がりの鍵

クマ取り施術後の色素沈着は、適切なアフターケアによって大幅に予防できます。

紫外線対策、摩擦の回避、保湿ケア、美白成分の活用、内服薬、生活習慣の改善、そして定期的な医師のフォローアップ。この7つの方法を実践することで、理想的な明るい目元を手に入れることができます。

特に術後1〜3ヶ月間は、肌が最も敏感な時期です。この期間のケアが、最終的な仕上がりを大きく左右します。少しの手間を惜しまず、丁寧にケアを続けることが、美しい目元への近道なのです。

もし不安なことや疑問があれば、一人で悩まずに担当医に相談しましょう。東京美専クリニックでは、患者様一人ひとりに最適な治療とアフターケアを提案し、美しさと調和の美容医療を提供し続けています。

詳しいアフターケア方法や、あなたに最適な治療プランについては、ぜひ一度ご相談ください。経験豊富な医師が、あなたの美しい目元づくりを全力でサポートいたします。

詳細はこちら:東京美専クリニック

情報

東京美専クリニック院長 土田諒平

経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。

本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
「美容整形は“変える”のではなく、“調和させる”もの」
あなたが本来持っている魅力を最大限に引き出すために、医学的知識と審美眼をもってサポートします。