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鼻整形後のメイク再開はいつから?施術別タイミングと注意点を徹底解説

鼻整形後のメイク再開、気になるタイミングは?

鼻整形を受けた後、多くの方が気にされるのが「いつからメイクができるのか」という点です。

せっかく理想の鼻を手に入れたのに、メイクができないと外出も躊躇してしまいますよね。施術後の腫れや内出血をカバーしたい気持ちもあるでしょう。しかし、焦りは禁物です。

鼻整形後のメイク再開時期は、受けた施術の種類によって大きく異なります。切開を伴う施術と注入系の施術では、ダウンタイムの長さも回復のプロセスも違うため、それぞれに適したタイミングを守ることが重要です。

この記事では、施術別のメイク再開時期と注意点を詳しく解説します。正しい知識を持って、美しい仕上がりを守りながら日常生活に戻りましょう。

施術別メイク再開のタイミング

鼻整形には様々な種類があり、それぞれダウンタイムが異なります。

ここでは、代表的な施術ごとのメイク再開時期をご紹介します。施術内容によって傷の位置や回復スピードが変わるため、自分が受けた施術に合わせた対応が必要です。

ヒアルロン酸注入の場合

ヒアルロン酸注入は、切開を伴わない「プチ整形」として人気の施術です。鼻筋を高くしたり、鼻先の形を整えたりすることができます。

この施術の大きなメリットは、ダウンタイムが非常に短いことです。施術当日から翌日にかけて軽い腫れや赤みが出ることがありますが、多くの場合、数日で落ち着きます。

メイクは施術当日から可能なケースが多いです!

ただし、注入部位を強くこすったり、圧迫したりするのは避けましょう。施術直後は注入したヒアルロン酸がまだ安定していないため、優しく扱うことが大切です。ファンデーションを塗る際は、スポンジで軽く押さえるように塗布し、鼻を強く触らないよう注意してください。

プロテーゼ挿入術の場合

プロテーゼ挿入術は、シリコン製の人工軟骨を鼻筋に挿入して鼻を高くする施術です。鼻の内側から切開するため、外から傷は見えにくいのが特徴です。

この施術後のメイク再開時期は、約1週間後が目安となります。術後は鼻にギプスやテープで固定されることが多く、この期間中はメイクができません。抜糸は通常1週間前後で行われ、その後医師の許可が出ればメイクを再開できます。

ただし、鼻を強くこすったり、圧迫したりする動作は避けましょう。プロテーゼが安定するまでには時間がかかるため、メイクをする際も優しく扱うことが重要です。特に鼻筋を強く押さえるような動作は、プロテーゼの位置がずれる原因になる可能性があります。

鼻尖形成術・小鼻縮小術の場合

鼻尖形成術は鼻先を細くする施術、小鼻縮小術は鼻の横幅を小さくする施術です。これらの施術では、鼻の内側や小鼻の付け根部分を切開します。

メイク再開の目安は、抜糸後の1〜2週間程度です。切開部位が完全に塞がり、医師の許可が出てから再開しましょう。特に小鼻縮小術の場合、切開部位が目立ちやすい場所にあるため、傷跡が落ち着くまでには時間がかかります。

メイクを再開する際は、傷跡に直接ファンデーションを塗るのではなく、周囲から優しくぼかすように塗布してください。傷跡が完全に治癒するまでは、強い摩擦を避けることが大切です。

メイク再開時の注意点

メイクを再開できるようになっても、いくつか守るべき注意点があります。

術後の鼻はまだデリケートな状態です。適切なケアを怠ると、仕上がりに影響が出たり、回復が遅れたりする可能性があります。ここでは、メイク再開時に特に気をつけるべきポイントをご紹介します。

清潔な道具を使用する

術後の肌は敏感になっており、感染リスクも高まっています。メイク道具は清潔なものを使用しましょう。

使い古したスポンジやブラシには雑菌が繁殖している可能性があります。できれば新しいものを用意するか、しっかりと洗浄・消毒したものを使用してください。特に鼻周りに使用する道具は、こまめに洗うことをおすすめします。

また、手指も清潔に保つことが重要です。メイク前には必ず手を洗い、清潔な状態で施術部位に触れるようにしましょう。

強くこすらない

メイクをする際も、クレンジングをする際も、鼻を強くこすらないよう注意が必要です。

ファンデーションを塗る時は、スポンジやブラシで優しく押さえるように塗布します。クレンジングの際は、オイルやミルクタイプのクレンジング剤を使い、指の腹で優しくなじませるようにしましょう。ゴシゴシと強くこするのは絶対に避けてください。

特に術後1ヶ月程度は、鼻の形状が安定していない時期です。強い刺激を与えると、せっかく形成した鼻の形が崩れたり、プロテーゼの位置がずれたりする可能性があります。

低刺激の化粧品を選ぶ

術後の肌は敏感になっているため、低刺激の化粧品を選ぶことをおすすめします。

アルコールフリー、無香料、無着色のものが理想的です。敏感肌用やベビー用の化粧品も良い選択肢となります。新しい化粧品を使う際は、まず腕の内側などでパッチテストを行い、肌に合うか確認してから顔に使用しましょう。

また、ウォータープルーフタイプの化粧品は落とす際に強くこする必要があるため、術後しばらくは避けた方が無難です。落としやすい化粧品を選ぶことで、クレンジング時の肌への負担を減らすことができます。

ダウンタイム中の過ごし方

メイクができない期間をどう過ごすかも重要なポイントです。

ダウンタイム中の過ごし方次第で、回復のスピードや仕上がりの質が変わってきます。ここでは、より早く、より美しく回復するためのポイントをご紹介します。

腫れを抑えるケア

術後の腫れを最小限に抑えることは、早期回復のカギとなります。

施術直後から数日間は、冷却が効果的です。保冷剤を清潔なタオルで包み、施術部位に軽く当てます。一度に長時間冷やし続けるのではなく、10〜15分程度を目安に行い、休憩を挟みながら繰り返しましょう。直接肌に保冷剤を当てることは避けてください。

また、頭を心臓より高い位置に保つことも重要です。就寝時は枕を高めにして、上半身をやや起こした状態で寝ると、腫れが引きやすくなります。

栄養と休養を十分に

体の内側からのケアも忘れてはいけません。

栄養バランスの整った食事を心がけましょう。特にタンパク質やビタミンCは、傷の治癒を促進する働きがあります。肉、魚、卵、大豆製品などのタンパク質と、野菜や果物に含まれるビタミンCを積極的に摂取してください。

十分な睡眠と休養も回復には欠かせません。術後1週間程度は、できるだけ無理をせず、体を休めることを優先しましょう。激しい運動や長時間の外出は避け、ゆっくりと過ごすことが大切です。

禁煙・禁酒を守る

術後の回復期間中は、禁煙・禁酒を徹底しましょう。

喫煙は血流を悪化させ、傷の治癒を遅らせる原因となります。また、感染リスクも高まるため、術後最低でも1ヶ月間は禁煙することをおすすめします。可能であれば、この機会に完全に禁煙することも検討してみてください。

アルコールも血流を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。術後1〜2週間程度は飲酒を控え、その後も適量を守るようにしましょう。

メイクで隠せる?ダウンタイム中のカバー方法

メイクが再開できても、腫れや内出血が完全に引くまでには時間がかかります。

この期間をどう乗り切るかは、多くの方が悩むポイントです。ここでは、ダウンタイム中の見た目をカバーする方法をご紹介します。

コンシーラーの活用

内出血や傷跡をカバーするには、コンシーラーが効果的です。

黄色味を帯びた内出血には、パープル系のコンシーラーが適しています。赤みが強い場合は、グリーン系のコンシーラーを使うと目立ちにくくなります。コンシーラーを塗る際は、指の腹で優しくトントンと叩き込むようになじませましょう。

ただし、傷口が完全に塞がっていない段階では、コンシーラーの使用は避けてください。医師の許可が出てから使用するようにしましょう。

マスクの活用

マスクは、ダウンタイム中の強い味方です。

鼻整形後の腫れや内出血を自然にカバーできます。マスクをやや高めの位置で着用することで、目の下の腫れや内出血も隠すことができます。実際にこの方法を取り入れて、周囲に気づかれずに仕事や外出をされる方も多くいらっしゃいます。

ただし、マスクが鼻を圧迫しないよう注意が必要です。ゴムが強すぎるものや、鼻にぴったりフィットするタイプは避け、ゆとりのあるサイズを選びましょう。

眼鏡の活用

眼鏡をかけることで、目の周りの腫れや内出血から視線をそらすことができます。

ただし、プロテーゼ挿入術を受けた場合は注意が必要です。眼鏡のフレームが鼻に当たる部分に圧力がかかり、プロテーゼの位置がずれたり、傷の治りが悪くなったりする可能性があります。術後約1ヶ月程度は眼鏡の着用を控えるか、鼻にかからないタイプの眼鏡を選びましょう。

コンタクトレンズを使用している方は、手術直後から使用できる場合が多いですが、必ず担当医に確認してください。

よくある質問

メイクを早く再開したい場合は?

メイクの再開時期は、施術の種類や個人の回復状況によって異なります。

早く再開したい気持ちは理解できますが、焦りは禁物です。医師の許可が出る前にメイクを始めると、感染リスクが高まったり、仕上がりに影響が出たりする可能性があります。必ず医師の指示に従い、許可が出てから再開しましょう。

どうしても早くメイクを再開したい場合は、カウンセリング時に医師に相談してください。施術方法の選択肢によっては、ダウンタイムが短いものもあります。

メイク以外に気をつけることは?

メイク以外にも、術後の生活で注意すべき点がいくつかあります。

鼻を強くかむことは避けましょう。鼻水が出た場合は、強くかまずにティッシュで優しく拭き取るだけにします。くしゃみが出そうになった場合は、口を開けて口からくしゃみを出すようにしましょう。

また、激しい運動や長時間の入浴も控えてください。血流が促進されると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。術後1ヶ月程度は、軽い運動のみにとどめ、3ヶ月程度は鼻に直接衝撃が加わる可能性のあるスポーツは避けましょう。

術後の経過が心配な時は?

術後の経過で不安なことがあれば、すぐにクリニックに相談しましょう。

強い痛みや腫れの悪化、発熱、異常な出血などが見られた場合は、早めに医師に連絡してください。当院では、術後の不安に対応する24時間無料相談窓口を設けています。小さなことでも構いません。少しでも不安なことはお気軽に相談ください。

定期的な検診も重要です。術後の経過を医師がしっかりと確認することで、問題があれば早期に対処できます。

まとめ

鼻整形後のメイク再開時期は、施術の種類によって大きく異なります。

ヒアルロン酸注入なら当日から可能なケースもありますが、プロテーゼ挿入術や鼻尖形成術では1〜2週間程度待つ必要があります。メイクを再開する際は、清潔な道具を使用し、強くこすらず、低刺激の化粧品を選ぶことが大切です。

ダウンタイム中は、冷却や栄養バランスの良い食事、十分な休養を心がけましょう。禁煙・禁酒も徹底してください。腫れや内出血が気になる場合は、コンシーラーやマスクを活用することで、自然にカバーできます。

何よりも重要なのは、医師の指示に従うことです。焦らず、正しいケアを続けることで、美しい仕上がりを守りながら日常生活に戻ることができます。

鼻整形に関するご相談や、術後のケアについて不安なことがあれば、ぜひ当院にお気軽にご相談ください。最初から医師によるカウンセリングを実施し、一人ひとりに最適な治療をご提案いたします。詳細はこちらからご確認ください。

東京美専クリニック

情報

東京美専クリニック院長 土田諒平

経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。

本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
「美容整形は“変える”のではなく、“調和させる”もの」
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