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美容医療ブログ

気になる鼻整形の種類と効果|悩みに合わせた施術ガイド

鼻は顔の中心に位置し、顔全体の印象を大きく左右する重要なパーツです。「鼻が低い」「鼻が大きい」「団子鼻が気になる」など、鼻のお悩みは人それぞれ。そんな悩みを解決するのが鼻整形です。

近年の美容医療の進歩により、鼻整形の選択肢は格段に増えました。プロテーゼ挿入から軟骨移植まで、様々な方法で理想の鼻を手に入れることが可能になっています。

本記事では、2025年最新の鼻整形の種類と効果、そして悩みに合わせた施術選びのポイントを詳しく解説します。美容外科医として数多くの鼻整形を手がけてきた経験をもとに、皆様の疑問にお答えしていきます。

鼻整形の基本と2025年のトレンド

鼻整形とは、鼻の形や大きさを美しく整えるための美容外科手術です。日本人に多い「低い鼻」「団子鼻」「小鼻の広がり」などの悩みを解決するために行われます。

2025年現在、鼻整形のトレンドは「自然な仕上がり」と「長期的な持続性」にあります。かつての「高ければ高いほど良い」という考え方から、顔全体のバランスを重視した自然な美しさを追求する方向へと変化しています。

また、最近では切らない施術や、ダウンタイムの少ない施術の人気も高まっています。特に初めて鼻整形を検討される方には、まずはヒアルロン酸注入などの非侵襲的な方法から始める方も増えています。

鼻整形の主な目的

鼻整形を行う目的は大きく分けて以下の5つに分類できます。

  • 鼻筋を通して鼻を高くする
  • 団子鼻(にんにく鼻)を改善する
  • 小鼻の広がりを抑える
  • 鼻の穴の見え方を美しくする
  • 鷲鼻(わし鼻)を修正する

これらの悩みに対して、それぞれ適した施術方法があります。自分の悩みに合った施術を選ぶことが、満足度の高い結果につながります。

鼻を高くする施術の種類と効果

鼻を高くしたいというのは、日本人に最も多い鼻の悩みの一つです。鼻を高くする施術には、大きく分けて「プロテーゼを使う方法」と「注入剤を使う方法」があります。

鼻プロテーゼ・隆鼻術

鼻プロテーゼ(隆鼻術)は、シリコン製のプロテーゼ(人工軟骨)を鼻筋に挿入し、鼻の形や高さを改善する手術です。

プロテーゼには、I字型とL字型があります。I字型は鼻根から鼻先の手前まで、L字型は鼻根から鼻先までの高さを調節できます。ただし、L字型は鼻先にかかる負担が大きくトラブルのリスクが高いため、現在では主にI字型が使用されています。

メリットとしては、半永久的な効果が得られることと、一度の手術で劇的な変化が期待できることが挙げられます。デメリットとしては、異物を体内に入れるため、まれに感染や位置のずれが起こる可能性があります。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、鼻筋にヒアルロン酸を注入することで高さを出す非手術的な施術です。メスを使わないため、ダウンタイムが短く、気軽に受けられるのが特徴です。

効果は一時的(6ヶ月〜1年程度)ですが、体内に吸収される素材なので安全性が高いです。また、効果に満足できない場合は、ヒアルロニダーゼという酵素で溶かすことも可能です。

初めて鼻整形を検討している方や、手術に抵抗がある方におすすめの施術です。ただし、定期的なメンテナンスが必要になるため、長期的なコスト面では手術より高くなる可能性があります。

鼻先を美しく整える施術

団子鼻や丸い鼻先を改善したい場合は、鼻先を形成する施術が効果的です。鼻先の形は、鼻全体の印象を大きく左右します。

鼻尖形成術(団子鼻解消術)

鼻尖形成術は、文字通り鼻先を尖らせる手術です。鼻先の形状は、鼻先の皮膚の厚さと軟骨の形状によって決まります。

日本人は鼻の皮膚が厚く、皮下組織も多い上、軟骨の強度が弱い傾向にあります。鼻尖形成術では、余分な皮下組織を除去して軟骨を補強することで、鼻先をシャープにします。

手術方法には、鼻の内側から行う「クローズド法」と、鼻の外側から行う「オープン法」があります。クローズド法は傷跡が見えないメリットがありますが、複雑な修正には向いていません。一方、オープン法は視野が広く確実な修正が可能ですが、鼻柱部分に小さな傷跡が残ります。

鼻先軟骨移植(耳介耳珠軟骨)

鼻先軟骨移植は、耳の軟骨(主に耳珠軟骨)を採取し、鼻先に移植する手術です。自分の組織を使用するため、拒絶反応のリスクが低く、自然な仕上がりが期待できます。

この手術は、鼻先の高さを出したい場合や、鼻先の形を整えたい場合に効果的です。特に、プロテーゼだけでは対応しきれない繊細な鼻先の形成に適しています。

ただし、耳から軟骨を採取するため、その部分にも小さな傷跡が残ります。また、手術の難易度が高いため、経験豊富な医師による施術が重要です。

小鼻を小さくする施術

小鼻の広がりが気になる方には、小鼻を小さくする施術が効果的です。小鼻の形状は、顔の印象を大きく左右する重要な要素です。

小鼻縮小術(鼻翼縮小)

小鼻縮小術は、鼻翼(小鼻)の一部を切除して縫合し、鼻の横幅を小さくする手術です。小鼻の大きさや形状に合わせて、切除する量や位置を調整します。

手術方法には、鼻の外側から行う「外側法」と、鼻の内側から行う「内側法」があります。外側法は効果が高い反面、傷跡が目立つ可能性があります。内側法は傷跡が見えないメリットがありますが、修正できる範囲が限られます。

東京美専クリニックでは、基本的にクローズド法(鼻の内側に傷を作る方法)を採用しているため、傷跡が見えにくいのが特徴です。

鼻翼挙上術(鼻翼形成術)

鼻翼挙上術は、下がった鼻翼の位置を上げる手術です。鼻翼が下がっていると、鼻が大きく見えたり、表情が暗く見えたりすることがあります。

この手術では、鼻翼の位置を調整することで、鼻全体のバランスを整えます。特に、正面から見た時の鼻の印象を大きく改善することができます。

鼻翼挙上術は、単独で行うこともありますが、多くの場合、鼻尖形成術や小鼻縮小術と組み合わせて行われます。これにより、鼻全体の調和のとれた美しさを実現します。

鼻の穴の見え方を美しくする施術

正面から鼻の穴が見えすぎる「忘れ鼻」や、鼻の穴の形が気になる方には、鼻孔(鼻の穴)の形を整える施術が効果的です。

鼻柱下降術

鼻柱下降術は、鼻柱(鼻の穴を隔てる中央の部分)を下方に伸ばす手術です。これにより、上を向いた鼻先を下方に向け、正面から鼻の穴が見えにくくなります。

この手術は、「忘れ鼻」や「上向きの鼻」の改善に効果的です。鼻柱を下げることで、横顔のラインも美しくなります。

猫手術(鼻唇角形成術)

猫手術(鼻唇角形成術)は、鼻と上唇の角度(鼻唇角)を調整する手術です。この角度を適切に整えることで、横顔の美しさが大きく向上します。

2025年の美容外科学会の研究によると、日本人の理想的な鼻唇角は、男性で約105度、女性も約105度とされています。この角度を参考に、顔全体のバランスを考慮した施術が行われます。

猫手術は、鼻柱下降術と組み合わせて行われることが多く、これにより自然で美しい鼻のラインを実現します。

鼻整形の選び方と注意点

鼻整形を検討する際は、自分の悩みに合った施術を選ぶことが重要です。また、医師選びや術後のケアも成功の鍵となります。

自分の悩みに合った施術の選び方

鼻整形を選ぶ際は、まず自分の鼻のどこが気になるのかを明確にしましょう。鏡を見て、正面と横顔の両方から観察することが大切です。

  • 鼻筋が低い → 鼻プロテーゼやヒアルロン酸注入
  • 鼻先が丸い・団子鼻 → 鼻尖形成術や鼻先軟骨移植
  • 小鼻が広い → 小鼻縮小術
  • 鼻の穴が正面から見える → 鼻柱下降術や猫手術
  • 鷲鼻が気になる → 鷲鼻修正(ハンプ切除)

複数の悩みがある場合は、それらを組み合わせた「鼻フル整形」という選択肢もあります。これは、鼻全体のバランスを考慮した総合的な施術です。

医師・クリニック選びのポイント

鼻整形の成功には、医師選びが非常に重要です。以下のポイントを参考にしてください。

  • 鼻整形の症例数が豊富であること
  • 症例写真が多く公開されていること
  • カウンセリングが丁寧で、質問に詳しく答えてくれること
  • 術後のアフターケアが充実していること
  • 無理な施術を勧めないこと

東京美専クリニックでは、カウンセラーではなく医師が直接カウンセリングを行い、患者様一人ひとりの悩みに合わせた最適な施術プランをご提案しています。

術後のケアと経過

鼻整形後のダウンタイムは、施術の種類によって異なります。一般的には、1週間〜1ヶ月程度と考えておくとよいでしょう。

  • 鼻プロテーゼ・隆鼻術:1〜2週間
  • 鼻尖形成術:1〜2週間
  • 小鼻縮小術:1〜2週間
  • 鼻先軟骨移植:2〜3週間
  • 鼻柱下降術・鼻翼挙上術:1〜2週間

術後は、腫れや内出血が見られますが、これらは時間の経過とともに改善します。医師の指示に従い、安静にすることが重要です。

また、完全な仕上がりを見るためには、腫れが完全に引く3〜6ヶ月程度待つ必要があります。焦らず、経過を見守りましょう。

まとめ:理想の鼻を手に入れるために

鼻整形は、顔の印象を大きく変える可能性を秘めた施術です。自分の悩みに合った適切な施術を選び、経験豊富な医師に相談することが成功の鍵となります。

2025年現在、鼻整形の技術は飛躍的に進歩し、より自然で美しい仕上がりが可能になっています。また、非手術的な選択肢も増え、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。

東京美専クリニックでは、最新の技術と豊富な経験をもとに、患者様一人ひとりに最適な鼻整形をご提案しています。まずは無料カウンセリングで、あなたの理想の鼻について医師に相談してみませんか?

美しい鼻は、あなたの自信と笑顔を引き出します。理想の鼻を手に入れて、新しい自分に出会いましょう。

東京美専クリニック公式サイトで詳細を見る

著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平

経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。

本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
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