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美容医療ブログ

【医師監修】クマ取り手術のダウンタイム完全ガイド

クマ取り手術のダウンタイムを知って安心して施術を受けるために

目の下のクマは、疲れた印象や老けた印象を与えてしまう悩みの一つです。メイクでも隠しきれなくなったクマを改善するために、クマ取り手術を検討される方も多いでしょう。

しかし、「手術後はどのくらい腫れるの?」「仕事はいつから復帰できる?」「周りにバレないかな?」という不安を抱える方も少なくありません。

クマ取り手術は施術方法によってダウンタイムの期間や症状が異なります。事前に正しい知識を持っておくことで、スケジュール調整がしやすくなり、術後の不安も軽減できるでしょう。

クマ取り手術前のカウンセリング風景

この記事では、クマ取り手術のダウンタイムについて、施術方法ごとの期間や症状、回復過程、そして周囲にバレにくくするためのポイントまで詳しく解説します。

クマ取り手術の種類とそれぞれのダウンタイム

クマ取り手術には主に4つの方法があります。それぞれ特徴やダウンタイムが異なるので、自分のクマのタイプや生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。

裏ハムラ法のダウンタイム

裏ハムラ法は、目の裏側(結膜)から脂肪を移動させてなめらかにする方法です。外から見える傷跡がなく、仕上がりがきれいになりやすいという特徴があります。

ダウンタイムは約2週間程度です。術後1〜3日目は腫れや内出血がピークとなり、1週間程度で人前に出られる状態になります。完全に落ち着くまでには2週間ほどかかることが多いですね。

裏ハムラ法の術後経過イメージ

腫れを最小限に抑えるためには、術後48時間は冷却を行い、頭部を少し高くして寝ることが効果的です。また、激しい運動や飲酒は1週間程度控えるようにしましょう。

経結膜脱脂法のダウンタイム

経結膜脱脂法は、結膜を切開して余分な脂肪を除去する方法です。こちらも外から見える傷跡がなく、裏ハムラ法よりもダウンタイムが短いのが特徴です。

ダウンタイムは約1週間程度です。術後3〜5日で腫れや内出血が落ち着き始め、1週間程度で人前に出られる状態になることが多いです。

ただし、若い方に比べて、年配の方や皮膚が薄い方は、術後にシワが目立ってしまうリスクがあります。そのため、医師との十分なカウンセリングを行い、自分に適した施術方法を選ぶことが重要です。

脂肪注入法のダウンタイム

脂肪注入法は、自分の脂肪を採取して目の下に注入する方法です。自然な仕上がりが特徴ですが、脂肪の定着量には個人差があります。

ダウンタイムは約1〜2週間程度です。脂肪採取部位と注入部位の両方に腫れや内出血が生じることがあります。特に注入部位は過剰に膨らんで見える期間があり、これは脂肪が定着する過程で徐々に自然な状態になっていきます。

脂肪注入の場合、最初は少し多めに注入されることが多いので、「入れすぎでは?」と不安になる方もいますが、これは正常な過程です。時間の経過とともに自然な状態になっていくので、焦らずに経過を見守りましょう。

表ハムラ法のダウンタイム

表ハムラ法は、まぶたの外側から切開して脂肪を移動させる方法です。皮膚のたるみも同時に改善できる一方で、ダウンタイムが最も長くなります。

ダウンタイムは約3〜4週間程度です。術後1週間は腫れや内出血が強く、人前に出るのが難しい状態が続きます。2週間程度で人前に出られる状態になりますが、完全に落ち着くまでには1ヶ月程度かかることもあります。

また、表ハムラ法では切開跡が残りますが、まつげのラインに沿って切開するため、時間の経過とともに目立たなくなっていきます。

クマ取り手術後の経過と回復過程

クマ取り手術後の回復過程は個人差がありますが、一般的な経過をお伝えします。これを参考に、術後のスケジュールを立てる際の目安にしてください。

術後1〜3日目:急性期

術後1〜3日目は、腫れや内出血がピークとなります。特に朝起きたときは腫れが強くなりやすいです。この時期は安静にして、冷却を行うことが大切です。

痛みについては、個人差がありますが、多くの場合は鈍痛程度で、市販の痛み止めで対応できるレベルです。ただし、強い痛みや視力低下、異常な腫れなどがある場合は、すぐに医師に相談してください。

術後4〜7日目:回復初期

術後4〜7日目になると、腫れや内出血が徐々に落ち着き始めます。メイクで隠せる程度になってくるので、人前に出ることも可能になってきます。

この時期から、軽い日常生活は徐々に再開できますが、激しい運動や飲酒はまだ控えるようにしましょう。また、長時間のスマホやパソコン作業も目の疲れにつながるので、適度に休憩を取りながら行うことをおすすめします。

術後1〜2週間:社会復帰期

術後1〜2週間経つと、多くの方が社会復帰できる状態になります。内出血はまだ若干残っていることもありますが、メイクでカバーできる程度になっています。

この時期から、通常の日常生活にほぼ戻れますが、まだ完全に回復したわけではないので、無理はせず、体調と相談しながら活動レベルを上げていくことが大切です。

術後1ヶ月以降:安定期

術後1ヶ月を過ぎると、ほとんどの方が安定期に入ります。腫れや内出血はほぼ消失し、施術の効果が徐々に現れてきます。

ただし、最終的な仕上がりを評価するのは、術後3〜6ヶ月が目安です。特に脂肪注入の場合は、脂肪の定着率に個人差があるため、最終的な効果が出るまでに時間がかかることがあります。

ダウンタイムを最小限に抑えるためのポイント

クマ取り手術のダウンタイムを少しでも短くするために、術前・術後に気をつけるべきポイントをご紹介します。

術前の準備

術前の準備も、ダウンタイムを短くするために重要です。以下のポイントに気をつけましょう。

まず、手術の2週間前からは、血液をサラサラにする成分を含むサプリメント(ビタミンE、オメガ3脂肪酸など)の摂取を控えましょう。これらは内出血のリスクを高める可能性があります。

また、喫煙者の方は、術前2週間は禁煙することをおすすめします。喫煙は血行を悪くし、治癒を遅らせる原因になります。

クマ取り手術前の準備ポイント

そして、術後のケアに必要なものを事前に準備しておくと安心です。冷却用のアイスパックやアイマスク、頭を高くして寝るための枕、サングラス、処方された薬などを用意しておきましょう。

術後のケア

術後のケアは、ダウンタイムを短くするために最も重要です。以下のポイントを守りましょう。

術後48時間は、1時間おきに10分程度、冷却を行うことが効果的です。ただし、直接肌に氷を当てるのではなく、清潔なタオルなどで包んで使用しましょう。

また、術後3日間程度は頭を高くして寝ることで、腫れを軽減できます。通常の枕に加えて、もう一つ枕を重ねるなどして調整するとよいでしょう。

そして、術後1週間程度は激しい運動や飲酒、サウナなどの血行を促進する行為は控えましょう。血行が良くなると内出血が広がったり、腫れが悪化したりする可能性があります。

医師のアドバイスを守る

最も重要なのは、担当医師のアドバイスを守ることです。医師は患者さん一人ひとりの状態に合わせて、最適なアドバイスを提供します。

術後の診察も必ず受けるようにしましょう。何か気になる症状があれば、自己判断せずに医師に相談することが大切です。

東京美専クリニックでは、術後の不安に対応するため、24時間無料の相談窓口を設けています。小さなことでも気軽に相談できる環境が整っているので、安心して施術を受けることができます。

周囲にバレにくくするためのテクニック

クマ取り手術を受けたことを周囲に知られたくない方も多いでしょう。ここでは、ダウンタイム中に周囲にバレにくくするためのテクニックをご紹介します。

メイクのコツ

術後、医師から許可が出たらメイクを始めることができます。通常は術後5〜7日程度からメイクが可能になります。

内出血が残っている場合は、グリーンのコンシーラーで打ち消してから、肌色のコンシーラーで覆うと効果的です。ただし、傷口に直接メイク用品が入らないよう注意しましょう。

クマ取り手術後のメイクテクニック

また、目元のメイクを控えめにして、リップやチークなど他のパーツを強調するメイクにすると、目元への注目を分散させることができます。

ファッションでのカバー

ファッションアイテムを活用して、目元をカバーする方法もあります。

大きめのサングラスは、目元を隠すのに効果的です。特に術後1週間程度は、外出時にサングラスを活用するとよいでしょう。

また、つばの広い帽子やマスクも、顔全体の印象を変えるのに役立ちます。マスクをすることで、人の視線が目元よりも上部に集中するため、目元の変化に気づかれにくくなります。

休暇の取り方

可能であれば、手術後1週間程度の休暇を取ることをおすすめします。特に表ハムラ法など、ダウンタイムが長い施術を受ける場合は、余裕を持った休暇計画を立てましょう。

連休や長期休暇に合わせて手術を受けるのも一つの方法です。また、テレワークが可能な職種であれば、カメラをオフにして仕事をすることも検討してみてください。

どうしても休暇が取れない場合は、裏ハムラ法や経結膜脱脂法など、比較的ダウンタイムが短い施術を選ぶことも一つの選択肢です。医師と相談しながら、自分のライフスタイルに合った施術方法を選びましょう。

クマ取り手術のリスクと注意点

クマ取り手術は、適切な医師によって行われれば安全な施術ですが、いくつかのリスクや注意点があります。事前に理解しておくことで、安心して施術を受けることができるでしょう。

一般的な合併症

クマ取り手術で起こり得る一般的な合併症には、以下のようなものがあります。

まず、結膜浮腫(白目のむくみ)は比較的高頻度で起こります。術後24〜48時間で発症し、約90%以上が自然に軽快するとされていますが、長引く場合はステロイド点眼などの治療が必要になることがあります。

また、下眼瞼外反症(下まぶたが外側にめくれ上がる状態)は、脂肪や皮膚を過剰に除去することで起こる可能性があります。これを防ぐためには、皮膚の切除量を精密に計測し、適切な手術計画を立てることが重要です。

その他、涙小管損傷(涙の通り道の損傷)や視神経症(視神経の圧迫)なども稀に起こることがあります。これらの合併症を防ぐためには、経験豊富な医師による施術と、術後の適切なフォローアップが不可欠です。

特定の条件がある方への注意点

特定の条件がある方は、クマ取り手術を受ける前に医師に相談する必要があります。

例えば、網膜剥離の手術を受けた方は、クマ取り治療を受ける際に特別な配慮が必要です。網膜剥離手術後は、眼球内部の構造が変化し、眼圧のバランスも通常とは異なることがあります。クマ取り治療、特に目の周囲への施術は、直接的または間接的に眼球に影響を与える可能性があるため、十分な注意が必要です。

また、妊娠中や授乳中の方、血液凝固障害がある方、ケロイド体質の方なども、手術のリスクが高まる可能性があります。事前のカウンセリングで、自分の健康状態や既往歴を正確に医師に伝えることが大切です。

信頼できる医師の選び方

クマ取り手術の成功には、信頼できる医師の選択が非常に重要です。以下のポイントを参考に、医師選びを行いましょう。

まず、クマ取り手術の実績が豊富な医師を選ぶことが大切です。症例写真や患者の口コミなどを確認して、医師の技術力を判断する材料にしましょう。

また、カウンセリングの質も重要なポイントです。丁寧に説明してくれる医師、患者の希望をしっかり聞いてくれる医師を選びましょう。東京美専クリニックでは、カウンセラーを介さず、最初から医師が直接カウンセリングを行っているため、より正確な診断と適切な治療提案が可能です。

さらに、術後のフォロー体制も確認しておくことが大切です。術後に何か問題が生じた場合に、迅速に対応してくれる体制が整っているかどうかも、医師選びの重要なポイントです。

まとめ:クマ取り手術を成功させるために

クマ取り手術のダウンタイムについて詳しく解説してきました。最後に、クマ取り手術を成功させるためのポイントをまとめます。

適切な施術方法の選択

クマのタイプや自分のライフスタイルに合った施術方法を選ぶことが重要です。裏ハムラ法、経結膜脱脂法、脂肪注入法、表ハムラ法など、それぞれ特徴やダウンタイムが異なります。医師としっかりカウンセリングを行い、自分に最適な方法を選びましょう。

東京美専クリニックでは、美容皮膚科的施術から美容外科的手術まで幅広い技術を持ち、一人ひとりに最適な選択を提案しています。医師による適切な診断のもと、適正な価格で治療を受けることができます。

術前・術後のケアの徹底

ダウンタイムを最小限に抑え、良好な結果を得るためには、術前・術後のケアが非常に重要です。医師のアドバイスを守り、冷却や頭部挙上などのケアを徹底しましょう。

また、術後の経過観察も必ず受けるようにしてください。何か気になる症状があれば、自己判断せずに医師に相談することが大切です。

長期的な視点での判断

クマ取り手術は、短期的なダウンタイムを経て、長期的な効果を得るための施術です。一時的な腫れや内出血に焦点を当てるのではなく、最終的な仕上がりを見据えて判断することが大切です。

最終的な仕上がりは、術後3〜6ヶ月が目安です。特に脂肪注入の場合は、脂肪の定着率に個人差があるため、最終的な効果が出るまでに時間がかかることがあります。

クマ取り手術は、適切な医師による施術と、正しいケアによって、高い満足度を得ることができます。この記事が、クマ取り手術を検討されている方の参考になれば幸いです。美容医療は、正しい知識と信頼できる医師選びが成功の鍵です。東京美専クリニックでは、患者様一人ひとりに寄り添った診療を心がけています。クマ取り手術に関するご質問やご相談がありましたら、お気軽に東京美専クリニックまでお問い合わせください。

著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平

経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。

本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
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