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クマ取りの料金相場はいくら?施術別の費用を徹底解説

クマ取りの料金相場とは?種類別に解説

目の下のクマは、顔全体の印象を暗く老けて見せてしまう厄介な悩みです。「クマを取りたいけど、いったいいくらかかるのだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

クマ取りの料金相場は、施術方法によって大きく異なります。一般的には10万円〜55万円程度が相場となっていますが、クマの種類や選択する施術法によって費用は変動します。

クマ取りの施術を行う医師の手元

私は美容外科医として多くのクマ取り施術を行ってきましたが、患者様が最も気にされるのが「費用」と「効果」のバランスです。今回は、クマ取りの料金相場について、施術方法別に詳しく解説していきます。

クマの種類と原因を知って適切な施術を選ぼう

クマ取りの費用を理解する前に、まずクマの種類と原因を知ることが大切です。クマには主に4種類あり、それぞれ原因が異なるため、適した治療法も変わってきます。

クマの種類によって最適な施術方法が異なるため、料金も変わってくるのです。

黒クマ(たるみによるクマ)

黒クマは、目の下の皮膚のたるみや眼窩脂肪(がんかしぼう)の膨らみによって影ができ、クマのように見える状態です。加齢や疲労によって目元の筋肉や皮膚が衰えることで発生します。

黒クマに効果的な施術は、経結膜脱脂法や裏ハムラ法などがあります。これらは脂肪を除去したり再配置したりする手術です。

黒クマの特徴と原因を示す画像

青クマ(血行不良によるクマ)

青クマは、目の下の血行不良によって皮膚の下の血管が透けて見える状態です。睡眠不足やストレス、冷え性などが原因となります。

青クマに効果的な施術は、ヒアルロン酸注入や脂肪注入などがあります。これらは皮膚と血管の間に物質を注入することで、血管の色が透けて見えるのを防ぎます。

茶クマ(色素沈着によるクマ)

茶クマは、目の下に色素が沈着してしまう状態です。紫外線や摩擦、アレルギーなどが原因となります。

茶クマに効果的な施術は、レーザー治療やケミカルピーリングなどがあります。これらは色素を薄くしたり、ターンオーバーを促進したりする効果があります。

赤クマ(炎症によるクマ)

赤クマは、目の下の皮膚が薄くなり、筋肉の赤みが透けて見える状態です。また、アレルギーや炎症によって赤みが出ることもあります。

赤クマに効果的な施術は、ヒアルロン酸注入や脂肪注入などがあります。これらは皮膚の厚みを増すことで、筋肉の赤みが透けるのを防ぎます。

クマ取りの施術方法別の料金相場

クマの種類に応じた施術方法ごとの料金相場を見ていきましょう。2025年8月現在の一般的な相場をご紹介します。

経結膜脱脂法(約10〜30万円)

経結膜脱脂法は、まぶたの裏側から余分な脂肪を取り除く施術です。外からは傷跡が見えないため、人気の高い施術方法です。

料金相場は約10〜30万円程度です。クリニックによっては、モニター価格で5万円台から受けられる場合もあります。

経結膜脱脂法の施術イメージ

この施術は、黒クマや赤クマに効果的です。目の下の膨らみが気になる方におすすめです。

ただし、くぼみがある場合は、脂肪を取りすぎるとさらにくぼみが目立つことがあるため、注意が必要です。

裏ハムラ法(約30〜55万円)

裏ハムラ法は、まぶたの裏側から脂肪を取り出し、くぼみに移動させる施術です。膨らみとくぼみの両方を同時に改善できる方法です。

料金相場は約30〜55万円程度です。モニター価格を利用すると、20万円台から受けられるクリニックもあります。

この施術は、黒クマと青クマの両方に効果的です。膨らみとくぼみが混在している複合的なクマに適しています。

表ハムラ法(約40〜60万円)

表ハムラ法は、まぶたの表側から切開して脂肪を移動させる施術です。皮膚のたるみも同時に改善できるメリットがあります。

料金相場は約40〜60万円程度です。裏ハムラ法よりもやや高額になる傾向があります。

この施術は、黒クマと皮膚のたるみが強い場合に効果的です。ただし、まぶたに傷跡が残る可能性があるため、その点は考慮が必要です。

脂肪注入(約30〜50万円)

脂肪注入は、自分の体の別の部位から脂肪を採取し、目の下のくぼみに注入する施術です。自然な仕上がりが特徴です。

料金相場は約30〜50万円程度です。脂肪の採取部位や量によって価格が変動します。

脂肪注入によるクマ取り施術のイメージ

この施術は、青クマやくぼみによる黒クマに効果的です。自分の脂肪を使用するため、アレルギーの心配がなく、長期的な効果が期待できます。

ただし、脂肪の定着率には個人差があり、複数回の施術が必要になる場合もあります。

ヒアルロン酸注入(約1〜10万円)

ヒアルロン酸注入は、目の下のくぼみにヒアルロン酸を注入する施術です。手軽に受けられる非手術的な方法として人気があります。

料金相場は約1〜10万円程度です。使用するヒアルロン酸の種類や量によって価格が変動します。

この施術は、青クマやくぼみによる黒クマに効果的です。手術よりも手軽に受けられますが、効果は一時的(6ヶ月〜1年程度)であるため、定期的なメンテナンスが必要です。

レーザー治療(約1〜5万円/回)

レーザー治療は、色素沈着によるクマに対して行われる施術です。メラニン色素にアプローチし、色素を薄くする効果があります。

料金相場は約1〜5万円/回程度です。複数回の施術が必要になることが多いため、トータルコストを考慮する必要があります。

この施術は、茶クマに最も効果的です。ただし、即効性はなく、効果を実感するまでに数回の施術が必要になることが一般的です。

クマ取りの費用を安く抑えるコツ

クマ取りの施術は決して安くはありませんが、いくつかのコツを知っておくことで、費用を抑えることができます。

モニター価格を利用する

多くの美容クリニックでは、新しい施術や宣伝のためにモニター価格を設定しています。モニター価格を利用すると、通常価格よりも大幅に安く施術を受けられることがあります。

ただし、モニターになるには条件があることが多く、施術前後の写真撮影や体験談の提供などが求められる場合があります。

美容クリニックのカウンセリングシーン

キャンペーンを活用する

美容クリニックでは、季節ごとや記念日などにキャンペーンを実施していることがあります。こうしたキャンペーンを利用することで、通常よりも安く施術を受けられる可能性があります。

クリニックのホームページやSNSをチェックして、お得なキャンペーン情報を見逃さないようにしましょう。

複数のクリニックを比較する

クマ取りの料金はクリニックによって異なります。同じ施術でも、クリニックによって数万円の差があることも珍しくありません。

複数のクリニックの料金を比較し、コストパフォーマンスの良いクリニックを選ぶことが大切です。ただし、価格だけでなく、医師の経験や実績、アフターケアの充実度なども考慮しましょう。

医療ローンを活用する

一度に高額な費用を支払うのが難しい場合は、医療ローンの利用を検討してみましょう。多くの美容クリニックでは、医療ローンの取り扱いがあり、分割払いが可能です。

ただし、金利がかかる場合もあるため、返済計画をしっかり立てることが重要です。

クマ取りの効果と持続期間

クマ取りの効果と持続期間は、施術方法によって大きく異なります。費用対効果を考える上で、効果の持続期間も重要なポイントです。

手術的アプローチの効果と持続期間

経結膜脱脂法や裏ハムラ法、表ハムラ法などの手術的アプローチは、一度の施術で長期的な効果が期待できます。

これらの施術は、クマの原因となる脂肪や組織に直接アプローチするため、効果が持続しやすいのが特徴です。適切な施術が行われれば、効果は5年以上、場合によっては半永久的に持続することもあります。

ただし、加齢による新たなたるみや脂肪の変化が生じる可能性はあるため、完全に永久的というわけではありません。

注入治療の効果と持続期間

ヒアルロン酸注入や脂肪注入などの注入治療は、手術に比べて持続期間が短い傾向があります。

ヒアルロン酸注入の効果は一般的に6ヶ月〜1年程度です。使用するヒアルロン酸の種類によっては、1年以上持続することもあります。

クマ取り施術前後の比較イメージ

脂肪注入の場合、定着した脂肪は長期間(数年〜半永久的)持続する可能性がありますが、注入した脂肪の一部は体に吸収されてしまうため、複数回の施術が必要になることがあります。

レーザー治療などの非手術的アプローチは、効果を維持するために定期的な施術が必要になることが多いです。

クマ取りを検討する際の注意点

クマ取りの施術を検討する際には、いくつかの注意点があります。費用だけでなく、これらのポイントもしっかり確認しましょう。

医師の経験と実績を確認する

クマ取りの施術は、医師の技術や経験によって仕上がりが大きく左右されます。特に手術的アプローチの場合は、経験豊富な医師を選ぶことが重要です。

医師の経歴や実績、症例写真などをしっかり確認し、信頼できる医師を選びましょう。

施術のリスクと副作用を理解する

どんな施術にもリスクや副作用はつきものです。クマ取りの施術においても、内出血、腫れ、感染、左右差、凹凸などのリスクがあります。

施術前のカウンセリングでは、これらのリスクについてしっかり説明を受け、理解した上で施術を受けることが大切です。

アフターケアの充実度を確認する

施術後のアフターケアも重要なポイントです。万が一、施術後に問題が生じた場合のサポート体制が整っているかどうかを確認しましょう。

24時間対応の相談窓口があるクリニックや、術後の経過観察が充実しているクリニックを選ぶと安心です。

料金の透明性を確認する

施術の料金が明確に提示されているかどうかも重要です。追加料金が発生する可能性がある場合は、事前に説明を受けておくことが大切です。

また、施術後に結果に満足できない場合の対応(再施術や調整など)についても確認しておくと良いでしょう。

まとめ:自分に合ったクマ取り施術を選ぼう

クマ取りの料金相場は、施術方法によって10万円〜55万円程度と幅があります。自分のクマの種類や予算、希望する効果の持続期間などを考慮して、最適な施術方法を選ぶことが大切です。

経結膜脱脂法は10〜30万円、裏ハムラ法は30〜55万円、表ハムラ法は40〜60万円、脂肪注入は30〜50万円、ヒアルロン酸注入は1〜10万円、レーザー治療は1〜5万円/回が一般的な相場です。

クマ取りを検討する際は、費用だけでなく、医師の経験や実績、アフターケアの充実度、施術のリスクと効果なども総合的に判断しましょう。

私たち東京美専クリニックでは、患者様一人ひとりのクマの状態や希望に合わせた最適な施術プランをご提案しています。まずは無料カウンセリングで、あなたに合ったクマ取り施術についてご相談ください。

目元の印象を明るく若々しくすることで、顔全体の印象が大きく変わります。適切な施術で、自信を持って人と会える表情を手に入れましょう。詳しい施術内容や料金については、東京美専クリニックの公式サイトをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。

著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平

経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。

本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
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