fbpx
Blog

美容医療ブログ

【医師が解説】鼻整形の失敗事例と回避法|後悔しない選び方

鼻は顔の中心に位置し、顔全体の印象を大きく左右するパーツです。そのため、鼻整形は美容整形の中でも人気の高い施術となっています。しかし、鼻整形を受けた後に「思っていた結果と違う」「後悔している」という声も少なくありません。

鼻整形を検討している方にとって、失敗例を知ることは非常に重要です。どのような失敗があり得るのか、そしてそれをどう回避すればよいのかを理解することで、満足度の高い結果を得られる可能性が高まります。

本記事では、美容外科医である私の経験をもとに、鼻整形の失敗事例とその回避法、そして後悔しないクリニック選びのポイントについて詳しく解説します。

鼻整形の失敗事例とは?実際に起こりうるトラブル

鼻整形の失敗と一口に言っても、様々なケースがあります。実際に患者さんから相談を受ける代表的な失敗事例をいくつか紹介します。

これらの事例を知ることで、自分が受ける予定の施術でどのようなリスクがあるのかを事前に把握することができます。

左右非対称になってしまうケース

鼻整形後によく見られる失敗例の一つが、鼻筋や小鼻の左右非対称です。鼻の形や大きさのバランスが崩れ、顔全体の印象に影響を与えてしまうケースが少なくありません。

元々鼻筋が曲がっていた場合、そのままプロテーゼを挿入すると左右どちらかに傾き、鼻の中心がずれることがあります。また、小鼻縮小術を行った際に、左右の切除量が均等でないと、小鼻の形や大きさに差が生じることもあります。

このような非対称は、医師の技術や経験が不足している場合や、術前のデザイン設計が不十分な場合に起こりやすいトラブルです。

鼻整形後の左右非対称の例

プロテーゼのずれや露出

鼻筋を高くするためのプロテーゼ挿入術では、プロテーゼが本来あるべき位置からずれてしまうケースがあります。特に術後の安静が守られなかったり、プロテーゼのサイズや形状が患者さんの鼻の構造に合っていなかったりすると、このようなトラブルが発生しやすくなります。

プロテーゼのずれは見た目の問題だけでなく、皮膚が薄くなり、プロテーゼが透けて見えたり、最悪の場合は皮膚を突き破って露出してしまうこともあります。

また、年齢を重ねて皮膚が薄くなってくると、若い頃は問題なかったプロテーゼが目立つようになることもあります。これは施術時に経年変化を考慮したデザインがされていなかった場合に起こりやすい問題です。

感染や炎症のリスク

鼻整形手術後に起こり得る深刻なトラブルとして、感染や炎症があります。特にプロテーゼを使用した施術では、異物反応として炎症が起こることがあります。

感染が起きると、腫れや痛み、発熱などの症状が現れ、最悪の場合は壊死(えし)を引き起こす可能性もあります。壊死とは組織が死んでしまう状態で、見た目にも大きなダメージを与えます。

このようなリスクは、クリニックの衛生管理や医師の技術に問題がある場合に高まります。また、患者さん自身の術後ケアが不十分だった場合にも発生することがあります。

鼻整形の失敗を回避するための3つのポイント

鼻整形の失敗例を見てきましたが、では具体的にどうすれば失敗を回避できるのでしょうか。ここでは、私が患者さんにお伝えしている3つの重要なポイントを紹介します。

信頼できる医師・クリニック選び

鼻整形の成功において最も重要なのが、信頼できる医師とクリニックを選ぶことです。実績豊富な医師は技術だけでなく、患者さんの顔の特徴を見極め、最適なデザインを提案する能力も持ち合わせています。

クリニック選びのポイントとしては、まず症例写真をしっかりチェックすることが大切です。自分の理想に近い症例があるかどうかを確認しましょう。また、医師の経歴や専門性、施術実績なども重要な判断材料となります。

さらに、カウンセリングの質も見極めるポイントです。当院では、カウンセラーではなく医師が直接カウンセリングを行い、患者さんの希望をしっかりと聞いた上で、適切な診断と治療提案を行っています。

医師と患者の詳細なカウンセリング風景

医師が直接カウンセリングを行うことで、患者さんの悩みや希望を正確に把握し、それに基づいた最適な治療計画を立てることができます。

自分に合った施術方法の選択

鼻整形には様々な施術方法があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。自分の鼻の状態や希望する仕上がりに合った施術を選ぶことが、満足度の高い結果につながります。

例えば、鼻筋を高くしたい場合でも、プロテーゼ挿入、ヒアルロン酸注入、自家組織移植など複数の選択肢があります。それぞれ持続性や自然さ、リスクが異なるため、自分の優先順位に合わせて選ぶことが大切です。

当院では美容皮膚科的な施術から美容外科的な手術まで幅広い技術を持っているため、一人ひとりに最適な選択肢を提案することが可能です。患者さんの希望と鼻の状態を総合的に判断し、最も適した方法をご提案しています。

術後のケアと経過観察の重要性

鼻整形の成功は手術だけで決まるものではありません。術後のケアと定期的な経過観察も非常に重要です。

術後は医師の指示に従って、安静を保ち、患部を清潔に保つことが大切です。また、腫れや内出血などの経過を医師に報告し、適切なアドバイスを受けることで、トラブルを早期に発見・対処することができます。

当院では24時間無料の相談窓口を設けており、術後の不安や疑問にいつでも対応できる体制を整えています。小さな変化でも気になることがあれば、すぐに相談できる環境が、安心して施術を受けるために重要です。

鼻整形の種類と特徴を知ろう

鼻整形を検討する際には、どのような施術があるのかを知ることも重要です。ここでは、代表的な鼻整形の種類とその特徴について解説します。

プロテーゼを使用した鼻整形

プロテーゼを使用した鼻整形は、医療用シリコン素材でできた人工軟骨を鼻に挿入することで、鼻筋を高くする施術です。比較的短時間で施術でき、効果も半永久的である点が特徴です。

プロテーゼの寿命は半永久的とされますが、個人差や体質、経年変化によるリスクもあるため、定期的な経過観察が推奨されます。

プロテーゼを挿入する正しい位置は、鼻筋の骨膜(骨の表面を覆っている膜)の下です。しかし、まれにプロテーゼを骨膜の上、鼻の皮膚のすぐ下に挿入してしまうケースがあり、そこからトラブルにつながる可能性もあります。

軟骨移植による鼻整形

軟骨移植による鼻整形は、自分の耳や肋骨などから採取した軟骨を鼻に移植する方法です。自家組織を使用するため、拒絶反応や異物感が少なく、自然な仕上がりが期待できます。

特に鼻中隔延長術では、鼻先の形を整えたり、上向きの鼻を下向きにしたりすることができます。また、鼻先に高さを出したい場合にも効果的です。

ただし、軟骨移植は技術的に難しく、医師の経験や技術によって結果が大きく左右されます。また、軟骨を採取する部位にも傷跡が残るため、総合的に検討する必要があります。

小鼻縮小術と鼻翼挙上術

小鼻縮小術は、横に広がった小鼻を小さくする手術です。鼻の穴の外側や下側の皮膚と軟骨を切除することで、小鼻の幅を狭くします。

鼻翼挙上術は、下がった鼻翼(鼻の横の部分)を持ち上げる手術です。鼻の穴が正面から見えすぎる場合や、鼻翼が下がっている場合に効果的です。

これらの手術は傷跡が残る可能性がありますが、鼻の溝に沿って切開するなど、目立ちにくい方法が工夫されています。当院の症例写真を見ると、自然な仕上がりで傷跡もほとんど目立たないことがわかります。

「忘れ鼻」と呼ばれる理想的な鼻整形

近年注目されている「忘れ鼻」とは、顔全体の印象に溶け込むような、主張しすぎない自然な鼻のことを指します。「印象に残らない鼻」とも言い換えられますが、決してネガティブな意味ではなく、あくまで”自然で美しいバランス”が取れていることが前提です。

忘れ鼻の特徴は、派手すぎず存在感がありすぎるわけでもない、それでいて顔全体の印象をぐっと垢抜けさせてくれる自然な美しさにあります。目や口、輪郭など他のパーツとの調和を大切にした、バランスの取れた鼻が理想とされています。

当院では患者さんの顔全体のバランスを考慮し、自然で調和のとれた「忘れ鼻」を実現するための施術を提供しています。

鼻整形の失敗事例から学ぶ後悔しないクリニック選び

鼻整形の失敗事例を見てきましたが、これらの事例から学び、後悔しないクリニック選びをするためのポイントをまとめました。

カウンセリングの質をチェック

良質なカウンセリングは成功する鼻整形の第一歩です。カウンセリングでは、あなたの希望をしっかり聞いてくれるか、そして医学的な観点から適切なアドバイスをしてくれるかが重要です。

当院では、カウンセラーではなく医師が直接カウンセリングを行っています。医師による適切な診断の下、適切な術式を、適正価格で患者様にご提案することを信念としているからです。

カウンセリングでは、鏡を見ながら具体的な変化について話し合ったり、シミュレーション画像を使って仕上がりのイメージを共有したりすることも大切です。また、リスクや副作用についても詳しく説明してくれるクリニックを選びましょう。

医師と患者による鼻整形のデザイン相談

症例写真と口コミの確認

クリニック選びで重要なのが、実際の症例写真と患者さんの口コミを確認することです。症例写真からは医師の技術や美的センスを知ることができますし、口コミからは施術の満足度や術後のサポート体制などを知ることができます。

当院のホームページでは多数の症例写真を公開しており、特に鼻整形の症例が豊富に紹介されています。また、患者さんの口コミからは、医師による丁寧なカウンセリングや施術後のサポート、自然な仕上がりへの満足度の高さがうかがえます。

ただし、インターネット上の口コミだけでなく、可能であれば知人の体験談なども参考にすると良いでしょう。複数の情報源から総合的に判断することが大切です。

アフターケア体制の確認

鼻整形は施術後のケアも非常に重要です。術後の腫れや内出血、違和感などについて相談できる体制が整っているかどうかを事前に確認しましょう。

当院では術後の不安に対応するため、専門の24時間無料相談窓口を設けています。小さなことでも気軽に相談できる環境があることで、患者さんの安心感につながります。

また、施術後に結果に満足できない場合の対応方針も確認しておくと良いでしょう。当院では、担当医師の判断のもと調整を行うサービスも提供しています。

東京美専クリニックの鼻整形の特徴

ここまで鼻整形の失敗事例と回避法について解説してきましたが、最後に当院である東京美専クリニックの鼻整形の特徴について紹介します。

医師による直接カウンセリング

当院の最大の特徴は、カウンセラーを介さず、最初から医師が直接カウンセリングを行う点です。美容手術は「医療行為」であり、医師による適切な診断の下、適切に、適正な価格で行われるべきだという信念のもと、患者様ファーストで日々診療を行っています。

医師が直接カウンセリングを行うことで、患者さんの悩みや希望を正確に把握し、医学的な観点から最適な施術方法を提案することができます。また、リスクや副作用についても詳しく説明し、患者さんが納得した上で施術を受けられるようサポートしています。

東京美専クリニックの院内風景

幅広い技術による最適な施術提案

美容皮膚科的な施術(注入療法・PRP療法・外用療法・デバイス治療)から美容外科的(脱脂術・ハムラ法・余剰皮膚切除術・脂肪注入術)な手術まで、当院では多岐にわたる施術を行うことができます。

これにより、一人ひとりの鼻の状態や希望に合わせて、最適な選択肢を提案することが可能です。例えば、大きな変化を望む方には手術を、自然な変化を望む方には注入療法を、といったように、患者さんのニーズに合わせた施術を提供しています。

また、当院の院長である私自身が、美容外科・美容皮膚科・形成外科の専門知識と技術を持っているため、総合的な視点から最適な治療計画を立てることができます。

手厚いアフターフォロー

術後、患者さんは様々な不安を抱えることがあります。当院では、その不安に寄り添い、適切なアドバイスを行う専門の24時間無料窓口を設けています。

小さなことでも気軽に相談できる環境があることで、患者さんは安心して施術を受けることができます。また、定期的な経過観察を行うことで、万が一のトラブルにも早期に対応できる体制を整えています。

さらに、施術後に結果に満足できない場合は、担当医師の判断のもと調整を行うサービスも提供しています。患者さんの満足度を最優先に考え、最後まで責任を持って対応することを心がけています。

まとめ:鼻整形で後悔しないために

鼻整形は顔の印象を大きく変える可能性を持つ施術ですが、同時に失敗のリスクも伴います。本記事では、鼻整形の失敗事例とその回避法、そして後悔しないクリニック選びのポイントについて解説してきました。

鼻整形で後悔しないためには、信頼できる医師・クリニックを選ぶこと、自分に合った施術方法を選択すること、そして術後のケアと経過観察をしっかり行うことが重要です。

当院では、医師による直接カウンセリング、幅広い技術による最適な施術提案、手厚いアフターフォローを通じて、患者さんが満足できる鼻整形を提供しています。

鼻整形を検討されている方は、ぜひ複数のクリニックを比較検討し、自分に合ったクリニックを見つけてください。そして、不安や疑問があれば遠慮なく医師に相談することが、満足度の高い結果につながります。

美容整形は「正確な診断の下、適切な術式を、適正価格で患者様にご提案する」という当院の信念のもと、これからも患者様一人ひとりに寄り添った医療を提供していきたいと思います。

鼻整形についてさらに詳しく知りたい方、カウンセリングをご希望の方は、ぜひ東京美専クリニックにお問い合わせください。あなたの理想の鼻を実現するお手伝いをさせていただきます。詳細は東京美専クリニック公式サイトをご覧ください。

著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平

経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。

本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
「美容整形は“変える”のではなく、“調和させる”もの」
あなたが本来持っている魅力を最大限に引き出すために、医学的知識と審美眼をもってサポートします。
どんなお悩みも、お気軽にご相談ください。