鼻整形後にできなくなること7つ|医師が教える術後の注意点
鼻整形後にできなくなること7つと対処法
鼻整形は顔の印象を大きく変える人気の美容整形手術です。しかし、手術後には一時的にできなくなることや注意すべき点がいくつかあります。
鼻は顔の中心に位置するパーツであり、その形状が整うことで顔全体の印象が大きく変わります。そのため、多くの方が鼻整形を検討されるのですが、術後の生活についての不安を抱えている方も少なくありません。
「手術後にどんなことができなくなるの?」「いつから普通の生活に戻れるの?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
1. 鼻をかむことができなくなる
鼻整形後、最初の2週間程度は強く鼻をかむことができなくなります。これは手術で形成した鼻の形状を維持するために非常に重要な注意点です。
鼻をかむ動作は、鼻内部に強い圧力をかけることになります。術後間もない時期にこの圧力がかかると、せっかく形成した鼻の形が崩れたり、内出血が起きたりするリスクがあるのです。
では、鼻水が出た場合はどうすればよいのでしょうか?
鼻水が出た場合は、強くかまずにティッシュで優しく拭き取るだけにしましょう。どうしても鼻づまりがつらい場合は、担当医に相談して適切な点鼻薬を処方してもらうことをおすすめします。
また、くしゃみが出そうになった場合は、口を開けて口からくしゃみを出すようにしましょう。これにより鼻への圧力を最小限に抑えることができます。
2. 眼鏡をかけられなくなる
鼻整形後、特にプロテーゼを挿入した場合は、約1ヶ月程度は眼鏡の着用を控える必要があります。眼鏡のフレームが鼻に当たる部分に圧力がかかり、プロテーゼの位置がずれたり、傷の治りが悪くなったりする可能性があるためです。
コンタクトレンズを使用している方は、手術直後から使用できる場合が多いですが、必ず担当医に確認しましょう。
どうしても眼鏡が必要な場合は、鼻にかからないタイプの眼鏡(耳にかけるタイプ)や、軽量フレームの眼鏡を選ぶとよいでしょう。また、一時的に度の弱い眼鏡を使用するという選択肢もあります。
眼鏡をかけることができない期間は個人差がありますので、必ず担当医の指示に従いましょう。
3. 鼻先を動かすことができなくなる
鼻整形、特に鼻中隔延長術やL型プロテーゼを使用した場合、鼻先が硬くなり、指で押し上げても「豚鼻」のような動きができなくなることがあります。
これは手術による構造上の変化であり、多くの場合避けられないものです。鼻先の軟骨やプロテーゼが固定されることで、自然な鼻の形状を維持するために必要な変化なのです。
日常生活において鼻先を動かす必要性はほとんどないため、多くの方にとってこれは問題にはなりません。むしろ、鼻先が固定されることで形状が安定し、美しい鼻のラインが維持されるというメリットがあります。
ただし、この変化に違和感を覚える方もいらっしゃいますので、手術前に医師とよく相談しておくことをおすすめします。
4. イヤホンの使用に制限がかかる
耳介軟骨を採取して鼻に移植する手術を受けた場合、一時的にイヤホンが合わなくなることがあります。これは耳の形状が変わったり、痛みを感じたりするためです。
私のクリニックでは、耳介軟骨移植を行った場合、約2週間程度はイヤホンの使用を控えるようにお伝えしています。特に耳の内側に圧力がかかるタイプのイヤホンは避けた方が良いでしょう。
代替手段としては、耳にかけるタイプのヘッドホンや、スピーカーを使用することをおすすめします。どうしてもイヤホンを使用したい場合は、耳の外側に当てるオープンイヤー型のものを選ぶとよいでしょう。
耳の状態は個人差がありますので、イヤホンを再開する時期については担当医に相談することをおすすめします。
5. 激しいスポーツができなくなる
鼻整形後は、一定期間、激しいスポーツや鼻に衝撃を与える可能性のある活動を控える必要があります。特に、ボクシングやラグビーなどのコンタクトスポーツは、鼻にダメージを与えるリスクが高いため注意が必要です。
術後1ヶ月程度は軽い運動のみにとどめ、3ヶ月程度は鼻に直接衝撃が加わる可能性のあるスポーツは避けるようにしましょう。
軽いウォーキングやストレッチ、ヨガ(激しいポーズを除く)などは、医師の許可があれば比較的早い段階から再開できることが多いです。
スポーツを再開する時期は、手術の内容や回復状況によって異なりますので、必ず担当医に相談しましょう。焦って早く再開すると、せっかくの手術結果に悪影響を及ぼす可能性があります。
6. うつ伏せで寝られなくなる
鼻整形後は、約1ヶ月程度はうつ伏せで寝ることができなくなります。うつ伏せの姿勢は鼻に圧力をかけ、せっかく形成した形状が崩れたり、内出血や腫れが悪化したりする原因になります。
理想的な寝姿勢は、頭を少し高くした状態での仰向けです。これにより、血流が鼻に集中するのを防ぎ、腫れの軽減にも役立ちます。
横向きで寝る場合も、鼻に直接圧力がかからないよう注意が必要です。枕の位置や高さを調整して、鼻が圧迫されないようにしましょう。
睡眠時の姿勢は、鼻の形成結果に大きく影響します。一時的な不便さを我慢して、理想的な寝姿勢を心がけましょう。
7. メイクができなくなる
鼻整形後は、一定期間メイクができなくなります。特に鼻周辺のメイクは、傷口に刺激を与えたり、感染のリスクを高めたりする可能性があります。
一般的には、固定テープやギプスが取れるまでの約1週間はメイクを完全に控え、その後も鼻周辺のメイクは2週間程度は避けるのが安全です。
メイクを再開する際は、刺激の少ない製品から始め、鼻に直接触れないよう注意しましょう。アイメイクやリップメイクなら、比較的早い段階から再開できることが多いです。
メイクができない期間が気になる方は、手術前に医師に相談し、具体的なスケジュールを確認しておくとよいでしょう。
鼻整形後の生活で気をつけるべきこと
鼻整形後の生活では、上記の「できなくなること」以外にも、いくつか注意すべき点があります。ここでは、術後の回復をスムーズにするためのポイントをご紹介します。
食事と水分摂取
術後は消化の良い食事を心がけ、十分な水分を摂取しましょう。アルコールや辛い食べ物、カフェインは血行を促進し腫れを悪化させる可能性があるため、1週間程度は控えることをおすすめします。
入浴と洗顔
シャワーは手術翌日から可能ですが、顔に直接水をかけるのは避け、鼻周辺は優しく拭くだけにしましょう。入浴(湯船につかること)は、1週間程度控えることをおすすめします。
マスクの着用
マスクを着用する際は、鼻にきつく当たらないよう注意が必要です。特に、ワイヤー入りのマスクは鼻の形に合わせて調整し、圧迫感がないようにしましょう。
温度変化と紫外線対策
極端な温度変化は血行に影響を与えるため、サウナやホットヨガなどは1ヶ月程度は避けましょう。また、紫外線は傷跡の色素沈着を促進するため、外出時は日焼け止めを塗り、つばの広い帽子をかぶるなどの対策をとることをおすすめします。
鼻整形後のダウンタイム期間
鼻整形後のダウンタイム(回復期間)は、手術の内容や個人の体質によって異なりますが、一般的な目安をご紹介します。
短期的なダウンタイム(1〜2週間)
手術直後から1週間程度は、腫れや内出血が最も強く出る時期です。特に3〜4日目に腫れのピークを迎えることが多いです。この期間は、固定テープやギプスを装着し、日常生活にもいくつかの制限が必要です。
中期的なダウンタイム(2週間〜1ヶ月)
固定が外れた後も、まだ鼻の形は安定していません。腫れや内出血は徐々に引いていきますが、まだ完全な状態ではありません。この時期から徐々に日常生活に戻っていけますが、鼻に負担をかける行動は引き続き控える必要があります。
長期的なダウンタイム(1ヶ月〜半年)
見た目上はほぼ問題なく過ごせるようになりますが、鼻の内部ではまだ治癒過程が続いています。特に、プロテーゼや軟骨移植を行った場合は、完全に安定するまでに3〜6ヶ月かかることもあります。
鼻整形のリスクと注意点
鼻整形は比較的安全な手術ですが、どんな手術にもリスクはつきものです。主なリスクと注意点をご紹介します。
感染のリスク
手術後は傷口から細菌が入り込むリスクがあります。清潔な環境を保ち、医師の指示に従った適切なケアを行うことが重要です。発熱や強い痛み、異常な腫れなどの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談しましょう。
プロテーゼのずれや露出
プロテーゼを使用した場合、まれにずれや露出が起こることがあります。これを防ぐためには、術後の注意事項を守り、鼻に強い圧力がかからないよう注意することが大切です。
予想外の仕上がり
手術前のイメージと実際の仕上がりに差を感じることもあります。これを防ぐためには、事前に医師としっかりとコミュニケーションを取り、具体的なイメージを共有することが重要です。
まとめ:鼻整形後の生活を快適に過ごすために
鼻整形後にできなくなることや制限は一時的なものがほとんどです。適切なケアと注意を守ることで、スムーズな回復と理想的な仕上がりを実現することができます。
術後の生活で特に重要なのは、以下の7つの点に注意することです:
- 鼻をかむことを控える(約2週間)
- 眼鏡の着用を控える(約1ヶ月)
- 鼻先を動かす動作に注意する
- イヤホンの使用を控える(耳介軟骨移植の場合)
- 激しいスポーツを控える(約3ヶ月)
- うつ伏せで寝ることを避ける(約1ヶ月)
- メイクを控える(約1〜2週間)
これらの制限は、あなたの鼻の美しさを長期的に保つために必要なものです。一時的な不便さを乗り越えれば、理想の鼻を手に入れた喜びを長く実感できるでしょう。
鼻整形に関するご質問やご相談は、東京美専クリニックまでお気軽にお問い合わせください。あなたに最適な鼻整形プランをご提案いたします。
著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平
経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業
東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。
本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
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