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美容医療ブログ

目の下のクマ撃退法!自宅ケアから美容医療まで

目の下のクマに悩んでいませんか?朝起きて鏡を見ると、疲れた印象の目元に落ち込んだ経験は誰にでもあるでしょう。しかし、クマは単なる睡眠不足のサインではなく、様々な原因から生じる美容の悩みなのです。

実は目の下のクマには複数の種類があり、それぞれ原因も対策も異なります。適切なケアや治療法を知ることで、クマを効果的に改善できる可能性が高まります。

この記事では、美容外科医の視点から目の下のクマの種類や原因を解説し、自宅でできるケア方法から美容クリニックでの治療法まで、クマ撃退のための総合的な対策をご紹介します。あなたの目元の悩みを解決するヒントが必ず見つかるはずです。

目の下のクマの種類と原因

目の下のクマと一言で言っても、実は大きく分けて3種類あることをご存知でしょうか。それぞれ色や原因が異なるため、効果的な対策を講じるには、まず自分のクマのタイプを見極めることが大切です。

クマのタイプを正確に把握することで、無駄なケアを避け、効率的に改善へと導くことができます。私の臨床経験からも、多くの患者様がクマのタイプを誤認していることがわかっています。

青クマ(血行不良型)の特徴と原因

青クマは、目の周りの血行不良によって生じるクマです。目の下の皮膚は非常に薄いため、血行が悪くなると酸素不足の血液が青黒く透けて見えてしまいます。

寝不足やストレスを感じると「目の下にクマができた」と感じることがありますが、これは主に青クマのことを指しています。

青クマの主な原因は以下の通りです:

  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 眼精疲労(パソコンやスマートフォンの長時間使用)
  • 冷え症
  • ホルモンバランスの乱れ

特に現代社会では、デジタルデバイスの普及により眼精疲労に悩む方が増えています。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、目の周りの血行を悪化させる大きな要因となっています。

茶クマ(色素沈着型)の特徴と原因

茶クマは、目の下の皮膚にメラニン色素が沈着することで生じるクマです。茶色くくすんで見えるのが特徴で、主に以下の原因で発生します:

  • 紫外線ダメージ
  • 摩擦(目をこする習慣など)
  • メイクの落とし残し
  • 加齢によるターンオーバーの低下

私の診療経験では、花粉症やアレルギーで目をよくこする方に茶クマが多い傾向があります。また、クレンジングの際に目元を強くこすってしまう方も要注意です。

茶クマは、シミと同様にメラニンの蓄積が原因なので、美白ケアと同じアプローチが効果的です。ただし、目元の皮膚は非常に薄いため、刺激の強い成分には注意が必要です。

黒クマ(影・たるみ型)の特徴と原因

黒クマは、目の下の皮膚のたるみや脂肪のふくらみによって生じる影が原因です。皮膚自体が黒くなっているわけではなく、凹凸によって影ができて黒く見えるのが特徴です。

黒クマの主な原因は以下の通りです:

  • 加齢による皮膚のたるみ
  • 目の下の脂肪(眼窩脂肪)のふくらみ
  • 眼輪筋の衰え
  • 骨格的な要因(目の窪み方など)

40代以降に多く見られるクマのタイプで、年齢を重ねるにつれて目の周りの筋肉や靭帯がゆるみ、本来は目の奥にあるべき脂肪が前に出てきてしまうことで発生します。

私たちは1日に約1万回まばたきをすると言われていますが、この繰り返しの動きによって、年齢とともに目元の組織がゆるんでくるのです。

自宅でできる目の下のクマ改善法

クマのタイプを見極めたら、次は自宅でできるケア方法を試してみましょう。症状が軽度であれば、日常的なセルフケアで改善できる可能性があります。

ここでは、クマのタイプ別に効果的なホームケア方法をご紹介します。継続することが大切なので、無理なく続けられる方法を選びましょう。

青クマに効果的なセルフケア

青クマの改善には、血行促進が最も重要です。以下の方法を試してみてください:

  • 温めタオルで目元を温める(朝晩5分程度)
  • 目元マッサージ(指の腹を使って優しく)
  • 十分な睡眠の確保(7〜8時間)
  • ブルーライトカットメガネの使用
  • 冷え対策(温かい飲み物の摂取、入浴など)

特におすすめなのが、目元マッサージです。目の下を内側から外側に向かって優しくマッサージすることで、滞った血液の流れを促進できます。

ただし、力を入れすぎると逆に刺激になるので、指の腹を使って優しく行うことがポイントです。

また、スマートフォンやパソコンの使用時間を減らすことも大切です。どうしても長時間使用する場合は、20分ごとに20秒ほど遠くを見る「20-20ルール」を実践してみてください。

茶クマに効果的なセルフケア

茶クマの改善には、メラニンケアと保湿が重要です:

  • 紫外線対策(日焼け止め、サングラス着用)
  • ビタミンC配合の目元美容液
  • トラネキサム酸配合の化粧品
  • 優しいクレンジング方法の実践
  • 保湿ケアの徹底

茶クマの場合、まず目をこする習慣を改善することが大切です。目が痒くなったら、こするのではなく冷たいタオルで優しく押さえるようにしましょう。

クレンジングの際も、ゴシゴシこするのではなく、クレンジング剤を十分になじませてから優しく拭き取る方法を心がけてください。

美白成分配合の目元用美容液も効果的ですが、刺激の少ないものを選ぶことが重要です。ビタミンC誘導体やトラネキサム酸配合の製品がおすすめです。

黒クマに効果的なセルフケア

黒クマの改善には、たるみ対策が重要になります:

  • ハリ・弾力を高める目元美容液の使用
  • 表情筋トレーニング
  • 冷却ケア(アイスローラーなど)
  • 十分な水分摂取
  • 塩分控えめの食生活

黒クマは構造的な問題が原因のため、自宅ケアだけでの改善は難しい場合もあります。しかし、継続的なケアで症状を軽減することは可能です。

特に表情筋トレーニングは効果的です。目を大きく開いて5秒キープし、次に強く閉じて5秒キープする運動を1日10回程度行うと、目元の筋肉が鍛えられます。

また、ペプチドやレチノールなど、ハリを高める成分を含む目元美容液も有効です。ただし、レチノールは刺激が強いので、低濃度のものから始めることをおすすめします。

美容医療で行うクマ治療の最新情報

自宅ケアで改善が見られない場合や、より確実な効果を求める場合は、美容医療による治療も選択肢の一つです。2025年現在、クマ治療の技術は大きく進化しており、様々な選択肢があります。

クマのタイプや症状の程度によって最適な治療法は異なるため、まずは専門医による適切な診断を受けることが重要です。

青クマに効果的な美容医療

青クマに対しては、血行促進や皮膚の質改善を目的とした治療が効果的です:

  • 美肌注射(成長因子注入)
  • PRP療法(自己多血小板血漿療法)
  • レーザー治療
  • 高周波治療(サーマクール、ウルセラなど)

特に美肌注射は、培養上清液(成長因子)を注入することで肌の再生を促進し、細かいシワやくぼみ、クマの改善に効果があります。

PRP療法は、自分の血液から抽出した成長因子を注入する治療で、肌の再生能力を高める効果が期待できます。自己由来の成分を使用するため、アレルギーのリスクが低いのも特徴です。

茶クマに効果的な美容医療

茶クマに対しては、メラニン色素の改善を目的とした治療が効果的です:

  • ケミカルピーリング
  • レーザートーニング
  • IPL(インテンスパルスライト)治療
  • トラネキサム酸の内服・外用
  • ビタミンC誘導体の導入治療

ケミカルピーリングは、古い角質を除去してターンオーバーを促進する治療です。マイルドなピーリングを定期的に行うことで、徐々に色素沈着を改善できます。

レーザートーニングは、低出力のレーザーでメラニン色素を分解する治療で、ダウンタイムが少なく、繰り返し治療することで効果が現れます。

黒クマに効果的な美容医療

黒クマは構造的な問題が原因のため、より積極的な治療が必要になることが多いです:

  • ヒアルロン酸注入
  • 脂肪注入
  • 目の下のふくらみ取り(脱脂術)
  • マイクロニードルRF(モフィウス8など)
  • 糸リフト

ヒアルロン酸注入は、目の下のくぼみを埋めることで影を解消する治療です。即効性があり、ダウンタイムも少ないのが特徴ですが、効果は1〜2年程度で、定期的なメンテナンスが必要です。

脂肪注入は、自分の脂肪を採取して注入する方法で、ヒアルロン酸よりも長期的な効果が期待できます。自然な仕上がりになりますが、生着率に個人差があるため、複数回の治療が必要になることもあります。

目の下のふくらみが原因の場合は、余分な脂肪を除去する「脱脂術」が効果的です。当院では、目の下のふくらみ取りやふくらみ取りプレミアムといった治療を提供しています。

最新のマイクロニードルRF治療(モフィウス8など)は、極細の針で皮膚に高周波エネルギーを届け、コラーゲン生成を促進する治療です。たるみの改善と同時に肌質も向上させる効果があります。

クマ治療の費用と選び方

美容医療によるクマ治療を検討する際は、費用や治療の選び方も重要なポイントです。適切な治療を選ぶことで、満足度の高い結果を得ることができます。

ここでは、治療の費用相場や選び方のポイントをご紹介します。

クマ治療の費用相場

クマ治療の費用は、治療法や施術範囲によって大きく異なります。一般的な費用相場は以下の通りです:

  • 美肌注射:5,500円〜49,500円
  • ヒアルロン酸注入:30,000円〜60,000円(片側)
  • 目の下のふくらみ取り:100,000円〜210,000円(両目)
  • レーザー治療:10,000円〜30,000円(1回)
  • PRP療法:30,000円〜80,000円(1回)

治療効果を最大限に引き出すためには、複数回の治療が必要になることもあります。また、クリニックによって料金設定は異なるため、事前に確認することをおすすめします。

当院では、初回カウンセリングを無料で行っており、患者様の状態に合わせた最適な治療プランと費用をご提案しています。

クリニック・治療法の選び方

クマ治療を行うクリニックや治療法を選ぶ際のポイントは以下の通りです:

  • 医師による直接のカウンセリングがあるか
  • 症例写真や実績が豊富にあるか
  • クマのタイプに応じた複数の治療法を提供しているか
  • アフターケアが充実しているか
  • 料金体系が明確か

特に重要なのは、医師による直接のカウンセリングです。クマは種類によって原因も治療法も異なるため、専門医による適切な診断が不可欠です。

当院では、カウンセラーではなく医師が直接診察・診断・治療提案を行う体制を取っており、患者様一人ひとりに最適な治療をご提案しています。

また、治療後のアフターケアも重要です。当院では、術後の不安に対応する24時間無料相談窓口を設けており、安心して治療を受けていただける環境を整えています。

クマ治療の注意点とリスク

美容医療によるクマ治療は効果的ですが、治療法によってはリスクや副作用も存在します。安全に治療を受けるためには、事前に十分な知識を持つことが大切です。

ここでは、クマ治療の主な注意点とリスクについてご説明します。

治療のリスクと副作用

クマ治療に伴う主なリスクと副作用は以下の通りです:

  • 腫れ・内出血(1週間〜2週間程度)
  • 痛み・違和感(数日〜1週間程度)
  • 左右差(施術者の技術による)
  • 感染(適切な消毒・処置で予防可能)
  • 皮膚の凹凸・不整(特に脱脂術の場合)

特に脱脂術では、過剰に脂肪を除去してしまうと、かえって目の下がくぼんでしまうリスクがあります。経験豊富な医師による適切な施術が重要です。

ヒアルロン酸注入では、血管に注入してしまうと視力障害などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。解剖学的知識が豊富な医師による施術が不可欠です。

当院では、安全性を最優先に考え、豊富な経験を持つ医師が施術を行っています。また、万が一の合併症にも迅速に対応できる体制を整えています。

治療前後の注意点

クマ治療の効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えるためには、治療前後の注意点を守ることが大切です:

  • 治療前:アルコール摂取を控える(24時間前から)
  • 治療前:血流を増加させる薬(アスピリンなど)の服用を控える
  • 治療後:激しい運動を避ける(1週間程度)
  • 治療後:熱いお風呂やサウナを避ける(数日間)
  • 治療後:処方された薬やケア用品を指示通りに使用する

また、治療後は医師の指示に従い、定期的な経過観察を受けることも重要です。何か気になる症状があれば、すぐにクリニックに相談しましょう。

当院では、治療後のアフターケアも充実しており、24時間対応の相談窓口を設けています。小さな不安でも気軽にご相談いただける環境を整えています。

まとめ

目の下のクマは、タイプによって原因も対策も異なる美容の悩みです。青クマ、茶クマ、黒クマの3種類があり、それぞれに適したケア方法や治療法があります。

自宅でのセルフケアでは、青クマには血行促進、茶クマにはメラニンケアと保湿、黒クマにはたるみ対策が効果的です。継続的なケアが大切ですが、効果に限界を感じる場合は、美容医療による治療も選択肢の一つです。

美容医療では、美肌注射やヒアルロン酸注入、脱脂術など、様々な治療法が提供されています。クマのタイプや症状の程度に合わせて、最適な治療法を選ぶことが重要です。

クマ治療を検討する際は、医師による直接のカウンセリングがあるクリニックを選び、治療のリスクや注意点についても十分に理解した上で治療を受けることをおすすめします。

当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療プランをご提案し、安心・安全な治療環境を提供しています。目の下のクマでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

目元の印象は、顔全体の印象を大きく左右します。クマを改善することで、より若々しく健康的な印象を手に入れましょう。

詳しい情報や無料カウンセリングのご予約は、東京美専クリニックまでお問い合わせください。経験豊富な医師が、あなたの目元の悩みに最適な解決策をご提案いたします。

著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平

経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。

本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
「美容整形は“変える”のではなく、“調和させる”もの」
あなたが本来持っている魅力を最大限に引き出すために、医学的知識と審美眼をもってサポートします。