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美容医療ブログ

クマ取りの値段相場〜施術法別料金比較と選び方

目の下のクマ取りの値段相場とは?施術法別の費用を徹底解説

目の下のクマやたるみは、疲れた印象や老けた印象を与えてしまう厄介な悩みです。「クマ取りの施術を受けたいけれど、いったいいくらかかるのだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

クマ取りの値段相場は、施術方法によって大きく異なります。一般的には10万円〜55万円程度、あるいはそれ以上となっています。

私は美容外科医として多くのクマ取り施術を行ってきましたが、患者さんがまず気にされるのは費用面です。しかし、単に安いクリニックを選ぶだけでは、理想の仕上がりを得られないことも少なくありません。

この記事では、クマ取りの値段相場を施術法別に詳しく解説するとともに、クマの種類や原因、そして失敗しない施術選びのポイントまで徹底的に解説します。

クマ取りの施術法別の値段相場

クマ取りの施術方法は大きく分けて5種類あり、それぞれ特徴と費用が異なります。ここでは各施術法の値段相場を詳しく見ていきましょう。

経結膜脱脂術の値段相場

経結膜脱脂術は、下まぶたの裏側から脂肪を取り出し、ふくらみやたるみを改善する施術です。皮膚を切らないため傷跡が残りにくく、ダウンタイムも比較的短いのが特徴です。

経結膜脱脂術の値段相場は約15万円〜30万円程度です。当院(東京美専クリニック)では286,000円(税込)で提供していますが、モニター価格では209,000円(税込)となっています。

この施術は、黒クマの原因となる眼窩脂肪の突出を直接的に解消できるため、目の下のふくらみが気になる方に特におすすめです。

裏ハムラ法の値段相場

裏ハムラ法は、ふくらみの原因となる脂肪をくぼみへ移動させ、目の下をフラットな状態に整える治療法です。経結膜的(まぶたの裏側)からアプローチするため、皮膚に傷が残りません。

裏ハムラ法の値段相場は約30万円〜55万円程度です。当院では385,000円(税込)、モニター価格では330,000円(税込)で提供しています。

目の下の凹みが強く、皮膚のたるみも強くない方が良い適応です。脂肪を除去するだけでなく、くぼみ部分へ固定するため、将来的に再発のリスクが少ないのが特徴です。

表ハムラ法の値段相場

表ハムラ法は、目の下の皮膚から眼窩脂肪へアプローチする術式です。目の下の膨らみが大きく、皮膚がたるんでいる際に余剰皮膚切除術と同時に行うことができます。

表ハムラ法の値段相場は約30万円〜55万円程度です。当院では385,000円(税込)、モニター価格では330,000円(税込)となっています。また、下眼瞼余剰皮膚切除を同時に行う場合は528,000円(税込)、モニター価格では462,000円(税込)です。

皮膚のたるみが強い方に適した施術法で、目の下のふくらみとたるみを同時に改善できるのが大きなメリットです。

クマ取りと併用する注入療法の値段相場

クマ取り手術は、脂肪を除去して”引き算”のみの治療であるため、症状によっては注入系の”足し算”の治療と併用することが多いです。ここでは、主な注入療法の値段相場を見ていきましょう。

脂肪注入の値段相場

脂肪注入は、自分の身体から採取した脂肪を目の下に注入する施術です。自分の脂肪を使用するため安全性が高く、若返り効果も期待できます。

脂肪注入の値段相場は約20万円〜30万円程度です。当院では脱脂追加オプションとして209,000円(税込)、モニター価格では187,000円(税込)で提供しています。

脂肪注入のメリットは自分の身体由来で安全性が高いことですが、生着の度合いに個人差があり、脂肪採取部のダウンタイムが生じるというデメリットもあります。

PRP注入・PRP+bFGF注入の値段相場

PRP注入は、自分の血液から抽出した血小板豊富血漿を注入する施術です。低侵襲でダウンタイムが短いのが特徴です。

PRP注入の値段相場は約10万円〜15万円程度です。当院では脱脂追加オプションとしてPRP注入が143,000円(税込)、モニター価格では132,000円(税込)、PRP+bFGF注入が176,000円(税込)、モニター価格では165,000円(税込)となっています。

安価で低侵襲という利点がありますが、徐々に吸収されるため効果の持続期間が限られるというデメリットがあります。

ベビーコラーゲン注入の値段相場

ベビーコラーゲン注入は、皮膚も厚くなり青クマにも効果的な施術です。一度生着すれば効果は半永久的とされています。

ベビーコラーゲン注入の値段相場は約5万円〜10万円程度です。当院では脱脂追加オプションとして96,800円(税込)、モニター価格では91,300円(税込)、ハーフサイズでは53,900円(税込)、モニター価格では48,400円(税込)で提供しています。

皮膚も厚くなり青クマにも効果的ですが、生着するまで時間がかかることや、しこりができるリスクがあるというデメリットもあります。

クマの種類と原因

クマ取りの施術を選ぶ際には、自分のクマのタイプを知ることが重要です。クマには主に4種類あり、それぞれ原因や適した治療法が異なります。

黒クマの特徴と原因

黒クマは、目の下の膨らみやたるみが原因で影ができ、黒っぽく見えるクマです。主な原因は加齢によるもので、目元の筋力低下により、目の下にある眼窩脂肪が前方へせり出してふくらみができます。

資生堂の調査によると、目元は見た目の印象に最も影響する顔のパーツであり、クマがあるだけで4.4歳も老けて見えるとされています。

黒クマには経結膜脱脂術やハムラ法が効果的です。眼窩脂肪を適切に除去または移動させることで、ふくらみを解消し、影をなくすことができます。

青クマの特徴と原因

青クマは、目の下の皮膚が薄くなり、下にある血管や筋肉が透けて青っぽく見えるクマです。主な原因は血行不良で、ドライアイやスマートフォン・パソコンによる眼精疲労、不規則な生活などが影響します。

青クマには脂肪注入やベビーコラーゲン注入が効果的です。これらの施術により皮膚の厚みを増し、下の血管や筋肉が透けて見えるのを防ぎます。

茶クマの特徴と原因

茶クマは、紫外線や摩擦などの刺激によって引き起こされる色素沈着が原因です。目をこするなどの刺激や、アイメイクをしっかりオフしていないことなども影響します。

茶クマには内服薬や外用薬、レーザーなどの治療が適しています。ただし、同じ色素沈着を原因としたトラブルでも肝斑などは逆に悪化してしまうこともあるため、医師の診断を受けた上で最適な治療法を選択することが重要です。

クマ取りの施術を選ぶポイント

クマ取りの施術を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、失敗しないためのクマ取り施術選びのポイントを解説します。

自分のクマのタイプに合った施術を選ぶ

まず最も重要なのは、自分のクマのタイプに合った施術を選ぶことです。黒クマ、青クマ、茶クマでは適した治療法が異なります。

例えば、黒クマに対してレーザー治療を行っても効果は期待できません。逆に、茶クマに対して脱脂手術を行っても改善しません。自分のクマのタイプをしっかり把握し、それに合った施術を選びましょう。

当院では、カウンセリングは全て医師が時間を確保して対応しています。多くの美容クリニックでは、悩みのヒアリングについてまずカウンセラーが対応しますが、当院ではカウンセラーを配置していません。

美容手術は「医療行為」であるため、最初から「医師による適切な診断をおこなって、適切かつ適正な価格で行われるべき」という信念のもと、患者ファーストでの治療を心がけています。

医師の経験と実績を確認する

クマ取りの施術は高度な技術を要するため、医師の経験と実績を確認することが重要です。症例写真を見て、自分の理想とする仕上がりに近い実績があるかどうかをチェックしましょう。

また、医師がクマ取りの施術に特化しているかどうかも重要なポイントです。クマ取りの施術数が多い医師ほど、様々なケースに対応できる技術と経験を持っています。

施術後のアフターケアが充実しているか

施術後のアフターケアが充実しているかどうかも、クリニック選びの重要なポイントです。クマ取り施術後には腫れや内出血などの副作用が生じることがあるため、何か問題が起きた際にすぐに相談できる体制が整っているかを確認しましょう。

当院では施術後には、医師が正しいケアを伝え術後どのような経過を辿るか解説します。また帰宅後、施術に関する質問やダウンタイム中の相談などがあった場合には、クリニックの公式LINEから24時間いつでも相談可能です。

クマ取り施術のリスクとダウンタイム

クマ取り施術には、他の美容医療と同様にリスクとダウンタイムがあります。ここでは、主なリスクとダウンタイムについて解説します。

クマ取り施術のリスク

クマ取り施術のリスクとしては、腫れ、内出血、感染、発赤、痛みなどが挙げられます。特に経結膜脱脂術やハムラ法では、術後2~3日は泣いた後のような、むくみが生じる場合があります。

また、表ハムラ法では下眼瞼外反(まぶたが外側に反ってしまう状態)のリスクもあります。しかし、これらのリスクは医師の技術と経験によって大きく左右されるため、信頼できる医師を選ぶことが重要です。

クマ取り施術のダウンタイム

クマ取り施術のダウンタイムは、施術方法によって異なりますが、一般的には1~2週間程度です。この期間中は腫れや内出血が生じることがありますが、時間の経過とともに収まります。

経結膜的脱脂術や裏ハムラ法は皮膚を切らないため傷跡が目立ちません。表ハムラ法でも丁寧な縫合により1ヶ月後には傷跡がほとんど分からなくなります。

目元のメイクは翌日から可能ですが、コンタクトは1週間ほど装着は控えていただき、メガネでお過ごしいただくことをお勧めします。

クマ取りの施術効果と持続期間

クマ取りの施術効果と持続期間についても知っておくことが重要です。ここでは、各施術の効果と持続期間について解説します。

クマ取り手術の効果

クマ取り手術の効果は、施術方法によって異なりますが、一般的には目の下のふくらみやたるみが改善され、若々しく健康的な印象になります。

経結膜脱脂術では目の下のふくらみが改善し、裏ハムラ法や表ハムラ法ではふくらみだけでなく凹みも同時に改善できます。また、脂肪注入やPRP注入、ベビーコラーゲン注入などの注入療法を併用することで、より自然で若々しい仕上がりを目指すことができます。

クマ取り手術の持続期間

クマ取り手術の効果は半永久的ですが、加齢に伴い再発する可能性もあります。特に経結膜脱脂術のみを行った場合、時間の経過とともに再びたるみが生じることがあります。

一方、ハムラ法では眼窩脂肪が再度突出するのを予防する「CPF再建」を行うため、再発のリスクは低下します。当院でのハムラ法では、仮に再発したとしても10年や20年後であり、元の膨らみまで戻ることはありません。

注入療法の持続期間は施術方法によって異なります。脂肪注入は一度生着すれば半永久的ですが、PRP注入は徐々に吸収されるため効果の持続期間は限られています。ベビーコラーゲン注入も一度生着すれば効果は半永久的とされています。

まとめ:クマ取りの値段相場と選び方

クマ取りの値段相場は施術方法によって大きく異なり、一般的には10万円〜55万円程度、あるいはそれ以上となっています。経結膜脱脂術は約15万円〜30万円、ハムラ法は約30万円〜55万円が相場です。

クマ取りの施術を選ぶ際には、自分のクマのタイプに合った施術を選ぶこと、医師の経験と実績を確認すること、施術後のアフターケアが充実しているかを確認することが重要です。

また、クマ取り施術にはリスクとダウンタイムがあることも理解しておきましょう。一般的なダウンタイムは1~2週間程度で、この期間中は腫れや内出血が生じることがあります。

クマ取り手術の効果は半永久的ですが、加齢に伴い再発する可能性もあります。定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって若々しい目元を維持することができます。

目の下のクマやたるみでお悩みの方は、ぜひ一度専門医によるカウンセリングを受けてみることをお勧めします。自分に合った最適な施術方法を見つけ、若々しく健康的な印象を手に入れましょう。より詳しい情報や施術についてのご相談は、東京美専クリニック(クマ取り)までお気軽にお問い合わせください。経験豊富な医師による丁寧なカウンセリングで、あなたに最適なクマ取り施術をご提案いたします。

著者

東京美専クリニック 院長 土田 諒平

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。
本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
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