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クマ取り「切らない vs 切る」徹底比較〜あなたに最適な選択は

目の下のクマ取り手術〜切る・切らない選択の重要性

目の下のクマやたるみは、疲れた印象や老けた印象を与える大きな原因です。資生堂の調査によると、目元にクマがあるだけで見た目年齢が4.4歳も上がるというデータがあります。また、同調査では約90%の人が「目や目もと」が見た目の印象に最も影響を与えると回答しています。

目元は顔の中でも特に印象を左右する重要なパーツなのです。

クマ取り手術には大きく分けて「切らない方法」と「切る方法」があります。どちらを選ぶべきか悩まれる方も多いでしょう。

目の下のクマ取り手術前後の比較

この記事では、美容外科医として数多くのクマ取り手術を手がけてきた経験から、「切らない方法」と「切る方法」それぞれのメリット・デメリットを徹底比較し、あなたに最適な選択肢をご提案します。

目の下のクマ・たるみの原因を知る

クマ取り手術の選択肢を検討する前に、まずは目の下のクマやたるみがなぜ生じるのかを理解しましょう。

目の下のクマやたるみは、主に以下の要因によって引き起こされます。

眼輪筋の衰え

眼輪筋は目の周りを囲むように伸びている筋肉で、まばたきや瞼の開閉に重要な役割を果たしています。加齢や眼精疲労などによってこの筋肉が衰えると、目元の皮膚を支える力が弱まり、たるみやクマが生じやすくなります。

眼窩脂肪の突出

眼窩脂肪は目の周りを支える脂肪で、目を保護したり衝撃を吸収したりする役割があります。通常、この脂肪は「眼窩隔膜」という壁によって支えられていますが、加齢などにより壁がゆるむと、脂肪が前方に押し出されて目の下が膨らみます。これが「クマ(下まぶたのたるみ)」の正体です。

目の下のクマができる解剖学的構造

骨の萎縮

加齢に伴い、頬骨(ほほ骨)が徐々に萎縮していくことがあります。骨が萎縮すると、その上にある組織を支える土台が弱まるため、たるみやクマがより顕著になります。特に40代以降の方に見られる症状です。

その他の原因

上記の主要因以外にも、以下のような要因がクマやたるみを悪化させることがあります。

  • ドライアイ
  • スマートフォンやパソコンによる眼精疲労
  • 血行不良
  • 不規則な生活習慣
  • 目をこするなどの刺激
  • 紫外線
  • アイメイクの不十分な除去
  • ストレス
  • 頬のたるみ

これらの原因を理解することで、自分のクマやたるみのタイプに合った最適な治療法を選ぶことができます。

切らないクマ取り手術の種類と特徴

切らないクマ取り手術は、皮膚を切開せずに目の下のクマやたるみを改善する方法です。ダウンタイムが短く、傷跡が残らないという大きなメリットがあります。

経結膜的脱脂術

経結膜的脱脂術は、下まぶたの裏側(結膜側)から眼窩脂肪にアプローチし、突出した脂肪を除去する手術です。皮膚を切らないため、外からは傷跡が見えません。

この方法は特に「黒クマ」と呼ばれる、眼窩脂肪の突出により目袋が形成されることで生じるクマに効果的です。目の下の膨らみを取り除くことで、若々しい印象を取り戻すことができます。

手術時間は約30分程度で、術後の腫れや内出血は1〜2週間程度で収まります。東京美専クリニックでの経結膜的脱脂術の価格は286,000円(税込)です。

裏ハムラ法

裏ハムラ法は、経結膜的脱脂術の発展形とも言える術式です。単に脂肪を除去するだけでなく、くぼみ部分へ脂肪を移動させて固定することで、目の下をより自然でフラットな状態に整えます。

特に「ティアトラフ」と呼ばれる目の下の凹みが目立つ方に適した治療法です。脂肪を再配置することで、将来的に脂肪が再度垂れ下がったとしても再発のリスクが少ないという特徴があります。

裏ハムラ法による目の下のクマ取り治療

裏ハムラ法は、目の下の凹凸が同時に存在する場合に特に効果を発揮します。皮膚のたるみが強くない方に適しており、東京美専クリニックでの価格は385,000円(税込)です。

切らない方法のメリット

  • 傷跡が残らない:下まぶたの裏側からアプローチするため、外からは傷跡が見えません。
  • ダウンタイムが短い:切る方法に比べて回復が早く、通常1〜2週間程度で日常生活に支障なく戻れます。
  • 術後の痛みが少ない:皮膚を切開しないため、術後の痛みや不快感が比較的少ないです。
  • 自然な仕上がり:適切に行われれば、不自然さが目立たず自然な若返り効果が得られます。

切らない方法のデメリット

  • 皮膚のたるみには限界がある:皮膚自体のたるみが強い場合は、十分な改善が得られないことがあります。
  • 効果の持続性:切る方法に比べると、長期的には効果が薄れる可能性があります。
  • 全てのケースに適応しない:骨の萎縮が著しい場合や、たるみが重度の場合は、切らない方法だけでは十分な効果が得られないことがあります。

切らない方法は、30代前半までの比較的若い方や、皮膚のたるみが軽度から中等度の方に特に適しています。

切るクマ取り手術の種類と特徴

切るクマ取り手術は、皮膚を切開してアプローチする方法です。たるみが強い場合や、より確実な効果を求める場合に選ばれることが多いです。

表ハムラ法

表ハムラ法は、目の下の皮膚側から眼窩脂肪にアプローチする術式です。皮膚を切開するため、余剰皮膚の切除も同時に行うことができるのが大きな特徴です。

目の下の膨らみが大きく、皮膚のたるみも強い場合に適した方法です。脂肪の除去・再配置と同時に、たるんだ皮膚も取り除くことができるため、より若々しい印象への改善が期待できます。

東京美専クリニックでの表ハムラ法の価格は385,000円(税込)、表ハムラ法と下眼瞼余剰皮膚切除を組み合わせた場合は528,000円(税込)です。

下眼瞼余剰皮膚切除

下眼瞼余剰皮膚切除は、目の下のたるんだ皮膚を切除する手術です。皮膚のたるみが主な悩みの場合に選ばれる方法で、東京美専クリニックでの価格は308,000円(税込)です。

この手術は単独で行われることもありますが、表ハムラ法と組み合わせることで、脂肪の突出と皮膚のたるみの両方に対応できます。

表ハムラ法による目の下のクマ取り手術

切る方法のメリット

  • 皮膚のたるみにも対応可能:余剰皮膚の切除ができるため、皮膚のたるみが強い場合でも効果的です。
  • より確実な効果:直接目で見ながら手術を行うため、より精密な脂肪の除去や再配置が可能です。
  • 長期的な効果:切らない方法に比べて効果が長続きする傾向があります。
  • 複合的な問題に対応可能:脂肪の突出、皮膚のたるみ、骨の萎縮など、複数の要因が絡み合ったケースでも対応できます。

切る方法のデメリット

  • 傷跡が残る可能性:皮膚を切開するため、傷跡が残る可能性があります。ただし、東京美専クリニックでは丁寧な縫合を行うため、1ヶ月後にはほとんど分からなくなるケースが多いです。
  • ダウンタイムが長い:切らない方法に比べて回復に時間がかかり、腫れや内出血が引くまで1〜2週間程度必要です。
  • 術後の痛みや不快感:切開を伴うため、術後の痛みや不快感が比較的強く出ることがあります。
  • 合併症のリスク:まれに、下眼瞼外反(下まぶたが外側に反り返る状態)などの合併症が生じる可能性があります。

切る方法は、40代以降の方や、皮膚のたるみが中等度から重度の方、より確実な効果を求める方に適しています。

併用する注入療法(オプション治療)

クマ取り手術は、脂肪を除去して「引き算」の治療を行いますが、症状によっては「足し算」の治療も併用することで、より自然で若々しい目元を実現できます。

脂肪注入

脂肪注入は、お腹や太ももなど体の他の部位から脂肪を採取し、目の下のくぼみに注入する方法です。自分の身体由来の脂肪を使用するため安全性が高く、若返り効果も期待できます。

特に、目の下にくぼみがある場合や、脱脂だけでは凹凸が目立ってしまう場合に効果的です。東京美専クリニックでの脂肪注入のオプション価格は209,000円(税込)です。

PRP注入・PRP+bFGF注入

PRP(多血小板血漿)注入は、自分の血液から抽出した成長因子を含む血漿を注入する方法です。安価で低侵襲、ダウンタイムが短いのが特徴ですが、効果は徐々に吸収されていきます。

東京美専クリニックでのPRP注入のオプション価格は143,000円(税込)、PRP+bFGF注入は176,000円(税込)です。

ベビーコラーゲン注入

ベビーコラーゲン注入は、皮膚も厚くなり青クマにも効果があるのが特徴です。一度生着すれば効果は永久的ですが、生着するまで時間がかかり、まれにしこりができるリスクもあります。

東京美専クリニックでのベビーコラーゲン注入のオプション価格は96,800円(税込)、ハーフサイズは53,900円(税込)です。

目の下のクマ取りに併用する注入療法

これらの注入療法は、クマ取り手術との相性が良く、併用することでより自然で若々しい目元を実現できます。特に、目の下はふくらみとくぼみが同時に存在することが多いため、脂肪を除去するだけではくぼみが目立ちやすくなるリスクがあります。

そのため、東京美専クリニックでは患者様の状態に合わせて、最適な組み合わせを提案しています。

あなたに最適なクマ取り手術の選び方

クマ取り手術には様々な選択肢がありますが、どの方法が最適かは個人の状態や希望によって異なります。ここでは、あなたに合った方法を選ぶためのポイントをご紹介します。

年齢による選択の目安

  • 20代〜30代前半:比較的若い方は、骨の萎縮が少なく皮膚のたるみも軽度であることが多いため、経結膜的脱脂術が適していることが多いです。生まれつき眼窩脂肪が多い方もこの方法で改善が期待できます。
  • 30代後半〜40代:この年代になると、軽度から中等度の皮膚のたるみや骨の萎縮が見られることがあります。症状に応じて裏ハムラ法表ハムラ法を検討するとよいでしょう。
  • 50代以上:皮膚のたるみが中等度から重度になることが多く、骨の萎縮も進行している可能性があります。表ハムラ法と下眼瞼余剰皮膚切除の併用が効果的なケースが多いです。

症状による選択の目安

  • 目の下の膨らみが主な悩み:眼窩脂肪の突出が主な原因の場合は、経結膜的脱脂術が適しています。
  • 目の下のくぼみ(ティアトラフ)が目立つ:くぼみと膨らみが同時に存在する場合は、裏ハムラ法脂肪注入の併用を検討するとよいでしょう。
  • 皮膚のたるみが強い:皮膚のたるみが目立つ場合は、表ハムラ法下眼瞼余剰皮膚切除が効果的です。
  • 複合的な問題がある:膨らみ、くぼみ、皮膚のたるみなど複数の問題がある場合は、表ハムラ法と注入療法の併用などを検討するとよいでしょう。

クマ取り手術のカウンセリング風景

ライフスタイルによる選択の目安

  • ダウンタイムを最小限にしたい:仕事や社会的な予定ですぐに復帰したい方は、切らない方法(経結膜的脱脂術や裏ハムラ法)が適しています。
  • 長期的な効果を重視したい:より確実で長続きする効果を求める方は、切る方法(表ハムラ法)を検討するとよいでしょう。
  • 傷跡を気にする:目立つ傷跡を避けたい方は、切らない方法が適しています。

最終的な選択は、医師との詳細なカウンセリングを通じて決めることが重要です。東京美専クリニックでは、カウンセリングは全て医師が行い、患者様一人ひとりの状態や希望に合わせた最適な治療法を提案しています。

東京美専クリニックのクマ取り手術の特徴

東京美専クリニックでは、目の下のクマ・たるみ取り治療において、以下のような特徴があります。

医師によるカウンセリング

多くの美容クリニックでは、カウンセラーが最初の相談に対応しますが、東京美専クリニックではカウンセラーを配置せず、最初から医師がカウンセリングを行います。

美容手術は「医療行為」であるため、「医師による適切な診断をおこなって、適切かつ適正な価格で行われるべき」という信念のもと、患者ファーストの治療を提供しています。

オーダーメイド施術

患者様のクマやたるみの原因、皮膚の状態、ライフスタイルなどを詳しく伺い、それぞれに最適な治療法を提案します。

クマ取り治療では、脂肪注入やPRP注入、ベビーコラーゲン注入など、最新の非侵襲的技術も組み合わせた複数の提案が可能です。

痛みに配慮した麻酔

東京美専クリニックの麻酔は、点眼麻酔とブロック麻酔を併用し、痛みに最大限配慮しています。点眼麻酔で予備麻酔をした後にブロック注射を行いますが、針は細い32Gを使用して痛みを感じにくくしています。

また、麻酔液にもこだわっており、キシロカインを中和してから注入することで、注入時の痛みを緩和しています。麻酔に不安がある場合は、オプションで笑気麻酔や静脈麻酔も利用可能です。

充実したアフターケア

施術後には、医師が正しいケア方法を説明し、術後の経過についても詳しく解説します。帰宅後も、クリニックの公式LINEから24時間いつでも相談可能な体制を整えています。

術後の不安を解消できるサポート体制が整っているので、初めての美容施術でも安心して受けることができます。

まとめ:あなたに最適なクマ取り手術を選ぼう

目の下のクマやたるみは、見た目年齢を4.4歳も上げるという調査結果があるように、顔の印象に大きな影響を与えます。クマ取り手術には「切らない方法」と「切る方法」があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

切らない方法(経結膜的脱脂術、裏ハムラ法)は、傷跡が残らず、ダウンタイムが短いのが特徴です。若い方や、皮膚のたるみが軽度から中等度の方に適しています。

切る方法(表ハムラ法、下眼瞼余剰皮膚切除)は、皮膚のたるみにも対応でき、より確実で長期的な効果が期待できます。40代以降の方や、皮膚のたるみが中等度から重度の方に適しています。

どちらの方法が最適かは、年齢、症状、ライフスタイルなどによって異なります。東京美専クリニックでは、医師による詳細なカウンセリングを通じて、患者様一人ひとりに最適な治療法を提案しています。

目の下のクマやたるみを改善することで、若々しく健康的な印象を取り戻し、自信を持って毎日を過ごせるようになります。あなたに最適なクマ取り手術を選んで、理想の目元を手に入れましょう。

詳しい施術内容や料金、症例写真については、東京美専クリニック(クマ取り)のホームページをご覧ください。渋谷駅徒歩1分の立地で、美容施術が初めての方も安心して通える環境づくりに努めています。