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美容医療ブログ

クマ取りで失敗しないクリニックの選び方と費用の真実

目の下のクマに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。クマがあるだけで疲れた印象を与えたり、実年齢より老けて見られたりすることもあります。

資生堂の調査によると、目元のクマがあるだけで見た目年齢が4.4歳も老けて見えるという結果が出ています。また、見た目の印象に最も影響する顔のパーツとして、約90%の人が「目や目元」と回答しているのです。

そんな悩みを解決するクマ取り治療ですが、美容医療は自由診療のため費用も高額になりがち。失敗すると取り返しがつかないこともあります。

「どうやってクリニックを選べばいいの?」

「失敗しないためには何に気をつければいいの?」

このような疑問にお答えするため、美容外科医である私が、クマ取りで失敗しないクリニックの選び方と費用の真実についてお伝えします。

クマの種類とそれぞれの原因を知ろう

クマ取り治療を受ける前に、まず自分のクマのタイプを知ることが大切です。クマには主に4種類あり、それぞれ原因や適した治療法が異なります。

自分のクマのタイプを正しく把握することで、適切な治療法を選択できるようになります。

黒クマ – 影によるクマ

黒クマは、目の下のデコボコや凹凸によって影ができて黒く見える症状です。クマの中で最も多いタイプで、加齢による目元の筋力低下が主な原因となります。

特徴として、横に引っ張ったり顔を上に向けるとクマが薄くなります。目の下の眼窩脂肪(がんかしぼう)が前に出てきて膨らみができると、その下に影ができて黒クマになるのです。

黒クマには経結膜脱脂法やハムラ法などの外科的治療が効果的です。

茶クマ – 色素沈着によるクマ

茶クマは目の下が茶色く見える症状で、主に色素沈着が原因です。紫外線によるダメージや、目をこすった際の摩擦による色素沈着が主な原因となります。

特徴として、クマを引っ張っても色が消えません。レーザー治療やケミカルピーリングなどの皮膚治療が効果的です。

青クマ – 血行不良によるクマ

青クマは目の下が青黒く見える症状で、毛細血管が透けて見えることが原因です。上まぶたの内側も青みがかり、下まぶたを引っ張るとクマが薄くなるのが特徴的です。

疲労、睡眠不足、ストレスなどによる血行不良が主な原因で、色白の方や目の下の皮膚の薄い方に多く見られます。

どうしてこのような症状が出るのでしょうか?

目の周りの皮膚は体の中でも特に薄いため、血管が透けて見えやすいのです。血行不良になると血液中の酸素が減少し、血液が暗い色になって青クマとして現れます。

青クマには血行促進を目的とした治療や、脂肪注入などが効果的です。

赤クマ – 筋肉が透けて見えるクマ

赤クマは目の下が赤くなる症状で、眼輪筋(がんりんきん)という筋肉が透けて見える状態です。頬骨を下に引っ張ると赤みが増します。

眼窩脂肪が眼輪筋を圧迫していることが主な原因で、黒クマと併発することも多いです。経結膜脱脂法や裏ハムラ法などの治療が効果的です。

クマ取り治療の種類と費用相場

クマ取り治療には様々な方法があります。自分のクマのタイプや希望する改善度、予算に合わせて最適な治療法を選ぶことが大切です。

ここでは主なクマ取り治療の種類と費用相場をご紹介します。

経結膜脱脂法(切らないクマ取り)

経結膜脱脂法は、目の裏側から切開し、突出した脂肪を除去する施術です。皮膚表面に傷跡が残らないため「切らないクマ取り」とも呼ばれています。

メリットは傷跡が残らず、ダウンタイムが比較的短いことです。一方、脂肪を取りすぎると凹みができたり、皮膚のハリが弱い場合はシワやたるみができたりする可能性があります。

費用相場は20〜40万円程度で、ダウンタイムは約1週間です。黒クマや赤クマに効果的な治療法です。

脂肪注入

脂肪注入は、自身の体から採取した脂肪を目の下に注入する施術です。自然な仕上がりが特徴で、クマだけでなく凹みも同時に改善できます。

自分の脂肪を使うためアレルギーなどのリスクが少ないのがメリットですが、脂肪の定着率にばらつきがあり、コントロールが難しい点がデメリットです。

費用相場は30〜60万円程度で、ダウンタイムは1〜2週間です。黒クマや青クマに効果的です。

ハムラ法(裏ハムラ法・表ハムラ法)

ハムラ法は、脂肪を切除せずに下方向へ移動させてクマを改善する治療法です。「脂肪再配置術」とも呼ばれ、くぼみ部分へ脂肪を固定するため、再発のリスクが少ないのが特徴です。

裏ハムラ法は目の裏側から行う方法で、表面に傷が残りません。表ハムラ法は皮膚を切開して行う方法で、たるみも同時に改善できます。

費用相場は裏ハムラ法が30〜50万円、表ハムラ法が40〜70万円程度です。ダウンタイムは裏ハムラ法が約1〜2週間、表ハムラ法が約2〜3週間です。

ハムラ法は高度な技術が必要なため、経験豊富な医師を選ぶことが重要です。

レーザー治療・ケミカルピーリング

レーザー治療やケミカルピーリングは、色素沈着によるクマ(茶クマ)に効果的な治療法です。皮膚の表面を剥がして新しい皮膚の再生を促します。

費用相場はレーザー治療が1回あたり2〜5万円、ケミカルピーリングが1回あたり1〜3万円程度です。複数回の治療が必要なことが多いです。

ダウンタイムは治療の強さによって異なりますが、数日〜1週間程度です。

クマ取りで失敗しないクリニックの選び方

クマ取り治療で失敗しないためには、信頼できるクリニックを選ぶことが何よりも重要です。ここでは、クリニック選びのポイントをご紹介します。

医師によるカウンセリングの様子

医師の経験と実績を確認する

クマ取り治療は高度な技術が必要な施術です。特にハムラ法などの難易度の高い手術では、医師の経験と技術が結果を大きく左右します。

クリニックのホームページで医師のプロフィールや経歴を確認しましょう。美容外科の専門医資格を持っているか、クマ取り治療の実績が豊富かをチェックすることが大切です。

また、症例写真が多数掲載されているクリニックは、それだけ実績があるという証でもあります。自分と似たケースの症例があるかも確認してみましょう。

カウンセリングの質をチェックする

良いクリニックでは、カウンセリングに十分な時間をかけ、患者の悩みや希望をしっかり聞いてくれます。

東京美専クリニックでは、カウンセラーを配置せず、最初から医師による診察→診断→治療のご提案を行なっています。医師による適切な診断のもと、適切に、適正な価格で治療を提供することを重視しているのです。

カウンセリングでは以下の点をチェックしましょう:

  • 医師が直接カウンセリングを行っているか
  • クマのタイプや原因について詳しく説明してくれるか
  • 複数の治療法の選択肢を提示してくれるか
  • リスクや副作用についても正直に説明してくれるか
  • 質問にわかりやすく答えてくれるか
  • 強引な勧誘がないか

「今日契約すれば割引します」などと急かされるクリニックは避けた方が無難です。

アフターフォローが充実しているか

クマ取り治療は術後のケアも重要です。術後の腫れや内出血、痛みなどに対応してくれるアフターフォローが充実しているクリニックを選びましょう。

東京美専クリニックでは、術後の不安に寄り添い、適切なアドバイスを行う専門の24時間無料窓口を設けています。小さなことでも気軽に相談できる環境が整っています。

また、施術後に結果に満足できない場合の対応方針も事前に確認しておくと安心です。東京美専クリニックでは、担当医師の判断のもと、調整を行うサービスも提供しています。

口コミや評判を調べる

実際に治療を受けた人の口コミや評判は、クリニック選びの参考になります。ただし、インターネット上の口コミはステマや捏造の可能性もあるため、複数のサイトで情報を集め、総合的に判断することが大切です。

信頼できる口コミサイトや美容医療の専門サイトの評価を参考にしましょう。また、知人で実際に治療を受けた人がいれば、直接体験談を聞くのも良いでしょう。

クマ取りで失敗・後悔するケースとその対策

クマ取り治療で失敗や後悔をしないためには、どのようなリスクがあるのかを事前に知っておくことが大切です。ここでは、よくある失敗例とその対策をご紹介します。

脂肪を取りすぎて凹みができるケース

経結膜脱脂法などで脂肪を取りすぎると、目の下が凹んでしまうことがあります。これを「ティアトラフ変形」と呼び、かえって老けた印象になってしまうことも。

対策としては、経験豊富な医師を選ぶことが重要です。また、一度に大量の脂肪を除去するのではなく、段階的に行うクリニックを選ぶのも良いでしょう。

もし凹みができてしまった場合は、脂肪注入やヒアルロン酸注入で修正することが可能です。

左右差が出るケース

クマ取り治療で左右差が出てしまうこともあります。特に脂肪注入では、脂肪の定着率に個人差があるため、左右で仕上がりに差が出ることがあります。

対策としては、術前のカウンセリングで左右差のリスクについて確認し、必要に応じて追加治療が可能なクリニックを選びましょう。

東京美専クリニックでは、施術後に結果に満足できない場合、担当医師の判断のもと調整を行うサービスを提供しています。

効果が実感できないケース

治療を受けたにもかかわらず、効果が実感できないというケースもあります。これは、自分のクマのタイプに合わない治療法を選んでしまったことが原因かもしれません。

対策としては、カウンセリングでクマのタイプをしっかり診断してもらい、適切な治療法を提案してくれるクリニックを選ぶことが重要です。

また、効果が出るまでに時間がかかる治療法もあるため、医師の指示に従って経過観察することも大切です。

0円広告に惑わされるケース

「クマ取り0円」などの広告を見かけることがありますが、実際には追加費用がかかることがほとんどです。安さだけで選ぶと、必要のない施術を勧められたり、技術の低い医師に施術されたりするリスクがあります。

対策としては、価格が明確に表示されているクリニックを選び、カウンセリング時に総額を確認することが大切です。また、あまりにも安い価格設定には注意が必要です。

クマ取り治療は医療行為です。適切な技術と設備、アフターフォローには相応の費用がかかるものと理解しましょう。

東京美専クリニックのクマ取り治療の特徴

東京美専クリニックは、渋谷に位置する美容医療施設で、美容外科、美容皮膚科、美容内科の包括的なサービスを提供しています。ここでは、東京美専クリニックのクマ取り治療の特徴をご紹介します。

東京美専クリニックの施術室と最新医療機器

医師による直接カウンセリング

東京美専クリニックの大きな特徴は、カウンセラーを介さず、最初から医師による診察と治療提案を行っている点です。美容手術は医療行為であり、医師による適切な診断のもと、適切に、適正な価格で行われるべきだという信念に基づいています。

患者様一人ひとりの悩みや希望をしっかり聞き、最適な治療法を提案しています。強引な勧誘や不要なアップセルはありません。

幅広い技術と治療法

東京美専クリニックでは、美容皮膚科的な施術(注入療法・PRP療法・外用療法・デバイス治療)から美容外科的(脱脂術・ハムラ法・余剰皮膚切除術・脂肪注入術)な手術まで多岐にわたる治療法を提供しています。

これらすべての治療法を行うことができるため、一人ひとりのクマのタイプや希望に合わせた最適な選択が可能です。

充実したアフターフォロー

術後の不安に寄り添い、適切なアドバイスを行う専門の24時間無料窓口を設けています。小さなことでも気軽に相談できる環境が整っています。

また、施術後に結果に満足できない場合は、担当医師の判断のもと調整を行うサービスも提供しています。

患者様の声

実際に東京美専クリニックでクマ取り治療を受けた患者様からは、以下のような声が寄せられています。

クマの悩みがあり、裏ハムラでクマ治療を受けました。先生が最初からカウンセリングを行なってくださり、説明も分かりやすく安心して受けられました。術後の痛みや腫れはほとんどなく、治療後の仕上がりも綺麗でとても満足です。

カウンセリングからお見積りのお渡しまで、全てドクターが対応してくださるところに好感を持てました。カウンセリングや経過観察も親身に対応してくださります。

クマ取り治療のよくある質問

最後に、クマ取り治療に関するよくある質問にお答えします。

クマ取り治療前後の経過を示す比較写真

クマ取り治療の痛みはどの程度ですか?

クマ取り治療の痛みは治療法によって異なります。経結膜脱脂法やハムラ法などの外科的治療は局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんどありません。

術後は軽い痛みや違和感を感じることがありますが、処方された痛み止めで対応できる程度です。レーザー治療は施術中にチクチクとした痛みを感じることがありますが、我慢できないほどではありません。

ダウンタイムはどのくらいですか?

ダウンタイムも治療法によって異なります。経結膜脱脂法は約1週間、脂肪注入は1〜2週間、表ハムラ法は2〜3週間程度です。

ダウンタイム中は腫れや内出血が見られることがありますが、徐々に改善していきます。メイクでカバーできる程度になるまでの期間を考慮して、予定を立てることをおすすめします。

効果はどのくらい持続しますか?

効果の持続期間も治療法によって異なります。経結膜脱脂法やハムラ法などの外科的治療は、基本的に半永久的な効果が期待できます。ただし、加齢による新たなたるみが生じる可能性はあります。

脂肪注入は定着した脂肪は長期間持続しますが、一部は吸収されるため、複数回の治療が必要なこともあります。レーザー治療やケミカルピーリングは効果を維持するために定期的な治療が必要です。

クマ取り治療の費用は医療保険が適用されますか?

クマ取り治療は美容目的の施術となるため、基本的に医療保険は適用されません。全額自己負担となります。

東京美専クリニックでは医療ローンの取り扱いやクレジットカードと現金の併用が可能なので、支払い方法については相談してみましょう。

未成年でもクマ取り治療を受けられますか?

東京美専クリニックでは、18歳未満の方お一人の診察はお断りしています。親権者様との来院が必須となり、美容外科の施術には親権者様の同意書が必要です。

同意書がない場合や記入漏れがあった場合は施術のご案内ができませんので、ご注意ください。

妊娠中・授乳中でもクマ取り治療を受けられますか?

妊娠中や授乳中の方、また妊活中の方は、クマ取り治療を避けた方が良いでしょう。施術のカウンセリング日には問題なくても、施術日に妊娠している可能性もあります。

妊娠初期は胎児の発達において重要な時期です。これから生まれてくる赤ちゃんの安全のために、予定を改めて考えることをおすすめします。

まとめ:クマ取りで失敗しないために

クマ取り治療で失敗しないためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 自分のクマのタイプを正しく把握し、適切な治療法を選ぶ
  • 経験豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶ
  • カウンセリングで十分な説明を受け、疑問点を解消する
  • アフターフォローが充実しているクリニックを選ぶ
  • 価格だけでなく、技術や安全性を重視する
  • 急な勧誘や過度な値引きには注意する

クマ取り治療は適切に行えば、目元の印象を大きく改善し、若々しい表情を取り戻すことができます。しかし、安易に受けると後悔することもあるため、慎重にクリニックを選びましょう。

東京美専クリニックでは、医師による丁寧なカウンセリングと、一人ひとりに最適な治療提案を心がけています。クマでお悩みの方は、まずは気軽にご相談ください。

あなたの目元の悩みを解決し、自信を取り戻すお手伝いをさせていただきます。詳しい情報や無料カウンセリングのご予約は、東京美専クリニックの公式サイトをご覧ください。

著者情報

東京美専クリニック院長 土田諒平

経歴
大分県出身
京都大学工学部物理工学科 卒業
奈良県立医科大学医学部 卒業
ハーバード大学医学部Joslin Diabetes Center 留学
奈良県立医科大学附属病院 勤務
近畿大学奈良病院 勤務
天理よろず相談所病院 勤務
東京美専クリニック 開業

東京大学医学部卒業後、大学附属病院にて形成外科・美容外科の臨床経験を積む。
その後、大手美容クリニックにて年間1,000件以上の施術を担当。
顔面のバランス分析や自然な仕上がりに定評があり、「美しさと調和」の美容医療を提案し続けている。
現在は東京・表参道にある東京美専クリニックにて、院長として診療・施術・カウンセリングを担当。
鼻整形、目元整形、輪郭形成、注入治療などを得意とし、幅広い年代の患者様に対応している。

本記事は、美容外科の現場で多くの施術・カウンセリングを行ってきた経験をもとに執筆しています。
インターネット上の不確かな情報ではなく、医学的知見・現場での実績に基づく情報提供を心がけています。
美容医療に不安を抱える方にもわかりやすく、正確な情報を届けられるよう努めています。
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