鼻筋が太い原因とは?手軽に改善できるものからおすすめの美容施術まで
「鼻筋が太いのが気になる…」と悩んだことはありませんか?
鼻筋の太さは、顔全体の印象を左右する重要なポイントです。
しかし、その原因や改善できるかどうか悩む方も多いかもしれません。
鼻筋が太くなる原因は生まれつきの骨格や遺伝だけではなく、加齢も関係していることがあります。
鼻筋の太さを改善するには、マッサージといったセルフケアから美容整形などの医療的アプローチまで、方法はさまざまです。
この記事では、鼻筋が太くなる原因やその改善方法について詳しく解説します。
自分に合った対策を見つけ、理想の鼻筋を目指しましょう。
鼻筋が太くなる原因とは?
鼻筋が太くなる原因には何があるでしょうか。実は、生まれつきや遺伝以外にも後天的な原因があります。
ここでは鼻筋が太くなる原因について解説します。
生まれつきや遺伝
鼻筋が太い原因として、生まれつきや遺伝的要因が大きく関わっています。
鼻の構造を形成する遺伝子が親から子へと受け継がれるからです。
そのため親や祖父母の鼻が大きい場合、子孫も同じように大きな鼻になる傾向にあります。
また、生まれつきの鼻の作りも鼻筋が太く見える原因です。
・鼻が太い
・外側鼻軟骨が横に大きく広がっている
・鼻翼軟骨が左右に離れている
・鼻先の軟骨が小さい
・鼻先の皮膚が厚い
特に、外側鼻軟骨は鼻筋の形に大きく影響しているため、この軟骨が横に大きいと鼻筋が太くなります。
これらの先天的要因は遺伝によって決まるため、生まれた時から鼻筋が太い傾向です。
加齢
加齢も鼻筋が太く見える主要な原因の一つです。
年齢を重ねるにつれて鼻の形状や大きさが変化し、鼻筋が太く見えるからです。
加齢による鼻の形状や大きさが変化する原因には、いくつか要因があります。
・皮膚の老化によるコラーゲンの減少
・小鼻の広がり
加齢による変化は20〜30代に始まり、40代以降に加速すると言われています。この頃から鼻が大きくなり、特に鼻先の下垂も目立ち始めるようです。
また、加齢とともに皮膚の弾力性が失われ、コラーゲンも減少することで鼻の皮膚もたるみやすくなります。
さらに鼻が大きくなるだけでなく、顔が痩せたり骨格が変わったりすることで、小鼻も広がりやすくなります。
これらの要因が重なり、鼻筋が太く見えてしまうのです。
太くなった鼻筋を細くさせる方法
加齢とともに太くなってしまった鼻筋は、いくつかの方法で細くできます。
いくつか方法を紹介しますので、ぜひお試しください。
①マッサージ
鼻筋を細くするためのマッサージは、むくみの改善や血行促進にも効果的です。
効果的なマッサージ方法は以下のとおりです。
1.小鼻の横のくぼみを指で3〜5秒押す
2.小鼻の横を上下にマッサージする
3.鼻から鼻筋、眉頭まで撫で上げる
4.眉頭を3〜5秒押す
これらの動作を1セットとして1日に数回行うことで、むくみの軽減や血行促進の効果も期待できます。
あまり力を入れすぎずに優しくマッサージしてください。
マッサージ前にオイルやクリームを塗ると、肌への負担が軽減されるのでおすすめです。
継続することで、より効果が現れやすくなります。
②メイク
太い鼻筋を細く見せる方法としてメイクがあります。
ノーズシャドウとハイライトを使用して、視覚的に細く見せる方法です。
ノーズシャドウの使い方
1.自分の肌より少し暗い色のパウダーを選ぶ
2.眉頭から鼻筋の脇をまっすぐ下に、小鼻の膨らみの手前まで塗る
3.鼻の側面と小鼻にかけて三角形に影を入れ、鼻翼の広がりを隠す
ハイライトの入れ方
1.鼻筋に細く、まっすぐにハイライトを入れる
2.眉間の少し下から鼻筋に細い線を引き、鼻先に小さな円を描く
3.上から小指でトントンと軽く押さえて定着させる
ノーズシャドウとハイライトは細く入れましょう。太く入れると逆効果です。
またテカリを抑えるため、ベースメイクの段階で鼻全体をマットに仕上げておくことをおすすめします。
これらのテクニックを組み合わせることで、鼻筋を細く見せることができます。
③美容整形
美容整形では骨格や軟骨を直接変えるため、確実に確実に鼻筋を細くすることができます。
マッサージやメイクなどと異なり、手間がかからず長期的な効果が見込めるのでおすすめです。
また、個々の顔の特徴や希望に合わせてカスタマイズできるのも魅力です。
必要に応じていくつかの施術を組み合わせることで、鼻筋を細くするだけでなく顔全体のバランスもアップします。
ただし、美容整形は切開などが伴う治療のため、リスクや一時的なダウンタイムが生じます。
また、メイクに比べて費用も高額になるため、美容整形を候補に入れる際は慎重に検討しましょう。
美容整形による太い鼻筋の改善
美容整形による太い鼻筋の改善には、いくつかの方法があります。
どの施術にするかは個々の鼻の状態や希望に合わせて医師が決定します。
気になる施術があったら、まずはカウンセリングを受けてみましょう。
①切らない鼻尖形成(ヒアルロン酸注入)
切らない鼻尖形成としてヒアルロン酸注入があります。ヒアルロン酸注入は、太い鼻筋を改善し、短時間で効果が得られる施術です。
ヒアルロン酸注入による切らない鼻尖形成は、短時間で効果が得られる方法です。
ヒアルロン酸にはいくつか種類がありますが、固めのヒアルロン酸を使用することで、鼻の高さや形状が持続します。
鼻先を細い針で刺してヒアルロン酸を注入するだけで終了する施術で、施術時間も数分ほどで終わります。
効果の持続期間は約1年程度で、維持には定期的な注入が必要です。
ヒアルロン酸注入は、切開を避けたい方や即効性を求める方に適しています。
②鼻尖形成術(団子鼻解消術)
鼻尖形成術(団子鼻解消術)は、太い鼻筋や団子鼻を改善するのに効果的です。
鼻先(鼻尖)を細くシャープにして団子鼻を改善し、鼻全体のバランスを整えます。
切開が伴いますが、傷跡が目立ちにくくなるよう鼻孔(鼻の穴)の内側を6〜8mmほど切開して治療する方法もあります。
施術の流れは以下のとおりです。
1.クローズ法あるいはオープン法で鼻を切開
2.余分な脂肪組織を除去
3.鼻翼軟骨の形を整える
4.左右の鼻翼軟骨を中央で縫合
施術時間は約30〜60分で、一定期間ダウンタイムとギプスの固定が必要です。
また、術後1ヶ月間は顔のマッサージや眼鏡・サングラスの長時間使用、うつぶせ寝を控えなくてはいけません。
鼻尖形成術は、他の施術(隆鼻術や鼻翼縮小術)と組み合わせることで、顔全体のバランスを整える施術としてもおすすめです。
③骨切り幅寄せ術
骨切り幅寄せ術は、太い鼻筋を細くするのに効果的です。
特殊な医療器具(オステオトームや超音波骨削り機)を使い、太い鼻筋の原因である鼻骨の幅を寄せて鼻筋を細くします。
切開が伴いますが、傷跡が目立ちにくくなるよう鼻の内側を2〜3mmほど切開して骨切りをします。
施術の流れは以下のとおりです。
1.鼻の内側を2〜3mmほど切開
2.骨削り機などを使用して鼻骨に切れ込みを入れる
3.鼻骨を中央に向かって幅寄せ
施術時間は約30〜60分で、一定期間ダウンタイムとギプスの固定が必要です。
また、術後1ヶ月間は顔のマッサージや眼鏡・サングラスの長時間使用、うつぶせ寝を控えなくてはいけません。
骨切り幅寄せ術は鼻の骨格にアプローチするため、効果的で半永久的な改善が期待できる施術としておすすめです。
④鼻先軟骨移植(耳介耳珠軟骨)
耳介耳珠軟骨移植(鼻尖部軟骨移植)は、太い鼻筋の改善や鼻先の形を整えるのに効果的です。
自家軟骨を使用する施術のため、異物反応が起こりにくいのが特徴です。
切開が伴いますが、軟骨の採取も移植も傷跡が目立ちにくい方法で行われます。
施術の流れは以下のとおりです。
1.自家軟骨を採取
2.軟骨の加工
3.クローズ法あるいはオープン法で鼻を切開
4.軟骨の移植
施術時間は約30〜60分で、一定期間ダウンタイムとギプスの固定が必要です。
また、術後1ヶ月間は顔のマッサージや眼鏡・サングラスの長時間使用、うつぶせ寝を控えなくてはいけません。
耳介耳珠軟骨移植は、鼻先の形状を改善し全体的なバランスを整えるのに効果的です。
鼻整形をおすすめする理由・メリット
鼻整形はダウンタイムが伴う治療ですが、おすすめしたい理由やメリットがあります。
ここではおすすめの理由やメリットについて紹介します。
理想の鼻を手に入られる
鼻整形をおすすめする理由・メリットとして、理想の鼻を手に入れられることが挙げられます。
鼻は顔の中心にあるため、鼻を整えることで顔全体のバランスが整い、イメージアップが期待できるからです。
また、鼻整形は患者の希望や鼻骨の形に合わせて、鼻のそりや幅、高さなど細部までこだわったデザインが可能です。
そのため、個々に応じた鼻の悩みの解消が期待できます。
鼻整形は、理想の鼻を手に入れるための効果的な方法としておすすめです。
効果が半永久的
鼻整形をおすすめする理由・メリットとして、効果が半永久的なことが挙げられます。
骨切り幅寄せ術などの切開が伴う鼻整形は、患者の骨格や形状などを変える施術のため、効果が持続するからです。
そのため、一度の手術で長期間にわたって理想の鼻の形状を維持できます。
また切開が伴う鼻整形の場合、ヒアルロン酸注射などと比べても長期的には費用対効果が高くなります。
定期的なメンテナンスが不要なため、最終的な総額が抑えられるのもポイントです。
鼻整形は、効果が半永久的にできる方法としてもおすすめです。
QOLが向上する
鼻整形をおすすめする理由・メリットとして、QOL(生活の質)が向上することが挙げられます。
美容整形は半永久的な効果が得られるため、マッサージやメイクの手間から解放されるのでおすすめです。
また、美容整形は骨格や軟骨・皮膚の形状を直接変えるため、より確実に理想の鼻を手に入れることができます。
そのため、マッサージやメイクでは得られない劇的な変化が自信につながり、QOLも高められるのです。
美容整形で理想の鼻を手に入れることで鼻に関する悩みが解消するので、日常生活や対人関係にも良い影響を与えるでしょう。
鼻整形のデメリット
鼻整形はには多くのメリットがありますが、一方でデメリットもあります。
ここではデメリットについても紹介します。
費用がかかる
美容目的の鼻整形は保険適用外のため、全額自己負担です。
そのため鼻整形する場合、施術によって料金は異なりますが一定の費用がかかります。
仮に複数の施術を組み合わせた場合、それぞれの費用が加算されるため、高額になる場合があります。
美容整形を検討する際は、保険適用外であることや費用が高額になることも視野に入れ、慎重に検討するようにしましょう。
一定期間ダウンタイムがある
鼻整形には、一定期間ダウンタイムがあります。
ダウンタイムとは、手術や注射などの施術後に、日常生活に戻れるまでの期間を指します。
特に切開を伴う鼻整形をした場合、ダウンタイムは一般的に1週間〜1ヶ月程度が目安です。
ただし、施術の種類や個人の体質によって異なります。
また、主な症状は腫れや内出血・痛み・違和感などです。
術後2〜4週間経つと見た目も徐々に落ち着いてきますが、完全な回復には時間がかかります。
ダウンタイム中は、仕事や生活に一時的な支障をきたすため、美容整形を検討する際は施術のタイミングを慎重に選びましょう。
イメージ通りにならないケースがある
鼻整形のデメリットとして、イメージ通りにならないケースがあります。
・医師とのコミュニケーション不足
・医師の技術不足
・経年変化
・過度な期待
これらの要因が起こる可能性があるからです。
できるだけ理想の鼻を手に入れるためには、カウンセリングを重ね、経験豊富な医師の施術を受けましょう。
また、美容整形は半永久的な効果が見込めますが、年齢を重ねることで変化も生じる可能性があります。
さらに、あまりに過度な期待を持って鼻整形を行った場合、「理想と違った」と実際の結果にギャップが生じることもあるかもしれません。
「ほんのちょっとだけ鼻先をとがらせたかった」というオーダーに、「ほんのちょっと」の意識の共有ができず、やりすぎた施術になる場合があります。
これらの問題を避けるために、美容整形のデメリットを理解しつつ、信頼できる医師が在籍するクリニックで受けることが重要です。
まとめ
鼻筋が太くなる原因には、生まれつきや遺伝、加齢、皮膚のたるみや小鼻の広がりなどが挙げられます。
これらの原因で鼻筋が目立ち、顔全体の印象に影響することがあります。
解決方法として、まずは手軽なセルフケアを試してみましょう。
鼻筋を細くするためには、マッサージやむくみケアで血行を促進し、メイクで視覚的に細く見せるテクニックを取り入れると効果的です。
より確実な改善を求める場合は、美容整形を検討するのも一つの方法です。
ヒアルロン酸注入や鼻尖形成術など、自分の希望や鼻の状態に合った施術を選ぶことをおすすめします。
まずは信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、自分に適したケアや施術を慎重に検討することが大切です。